夾竹桃には毒がある?夾竹桃の剪定方法と気をつけるべきポイント

2023.11.20

夾竹桃には毒がある?夾竹桃の剪定方法と気をつけるべきポイント

街路樹としてもポピュラーな種類であるのが夾竹桃です。鮮やかなピンク色の花が町に色を添えてくれているのを見たことがある人も多いのではないでしょうか。

そんな夾竹桃は害虫や病気に強く、自分でも育てることができます。しかし、夾竹桃を剪定するには気をつけなくてはいけないこともあります。

今回は夾竹桃の剪定方法と、気をつけるべきポイントを解説していきます。

※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。

夾竹桃について

夾竹桃は成長すると樹高が5mほどになります。樹勢が強いのが特徴で、夏にはピンクや赤、白や黄色などのフリル上の美しい花をたくさん咲かせます。葉は先がとがっていて、硬くて薄い葉を約10~30cmまで伸ばします。

夾竹桃は毒を持っているため、塩害などの公害や病害虫に強いことで有名です。しかし、かかりやすい病気もあるのでしっかりと剪定をしないといけません。

例えば、炭そ病という葉に黒い斑点が現れる病気や、キョウチクトウアブラムシというオレンジ色のアブラムシが天敵です。
汁を吸われることによって花が咲かなくなったり、排泄物が原因でカビが発生し、すす病をという葉にすすがかかったような状態になる病気になりやすくなります。夾竹桃は殺虫剤に対しても強いので、虫を見つけたら駆除することが大切です。

夾竹桃について

夾竹桃の剪定について

夾竹桃は時期を見極めながら剪定をしないと花が咲かなくなることがあります。夾竹桃の剪定は、花の咲き終わった9月から10月、花が咲く前の3月から4月が適しています。5月や6月は新しい花芽がつく時期なので、この時期の剪定は避けるようにしましょう。また、キョウチクトウは寒さに弱いので冬場に剪定するのはおすすめできません。

夾竹桃は、一気に強い剪定をおこなうと樹勢が弱くなって花がつかなくなってしまうおそれがあるため、定期的に剪定を行っておくことが大切です。

夾竹桃の剪定は自分でも行うことができます。しかし、しっかりと準備と手順を知っておくことも大切です。

必要なもの

・軍手
切りたてのとがった枝でケガをするのを防ぐために必ず軍手をして作業しましょう。また、夾竹桃の枝には毒があるので軍手の下にビニール手袋をはめるなどして枝に触れる部分を保護してください。

・剪定ばさみ
剪定をするためのもので、枝が切りやすい形になっているはさみです。

夾竹桃の剪定の手順

①剪定する場所を決める
剪定が終わったあとの形をイメージして、剪定する場所を決めてから枝を切りましょう。

②順番に枝を切る
古い枝、枯れ枝、絡まっている枝、内側に伸びている枝、の順に剪定していきます。切り口から出る汁にはなるべく触れないように気をつけてください。

③枝分かれしているところを切りとる
いくつも枝分かれしている枝の根元から切りとってください。根元から切りとらないと、途中から切った場所からまた枝分かれが起こります。

気をつけるべきポイント

・枝から出る汁には素手で触れない
夾竹桃の枝には毒があるので、取り扱う際には注意が必要です。枝の切り口から出る汁には毒があり危険なので、軍手やビニール手袋などで手を保護しておきましょう。

・自分で枝を償却しない
夾竹桃の毒は燃やしても発生します。大変危険なので、自分で焼却処分を行わないでください。自治体によって回収できるかどうか変わってくるので、必ず事前に自治体に問い合わせてから処分するようにしましょう。

夾竹桃の剪定について

夾竹桃の育て方

夾竹桃の剪定は夾竹桃を育てていくのに大切なことですが、元気に育てるには基本的な育て方を知っておく大切なことです。

水やり

土の表面が乾いていたらしっかりと水をあげましょう。特に真夏の乾燥する時期は、多めに水を与えましょう。地面に植えている場合は自然に降る雨で十分ですが、真夏など地面が乾燥している場合には水をあげてください。

用土

鉢植えで育てている場合、土質は乾燥していて水はけのよいものを選びましょう。基本的にどんな土でも育ってくれますが、粘土質の土だと枯れてしまうおそれがあります。もし粘土質の土を利用する場合は、腐葉土をいれるなど水はけがよくなるように工夫をしてください。

肥料

夾竹桃は肥料をそこまで必要とはしません。2月の芽がつき始めるころに元肥として多めに与える程度で大丈夫です。肥料の種類は、窒素分が多くないものにしてください。窒素分が多い肥料を与えると花が付きにくくなり、枝や葉ばかりが伸びてしまう原因になります。

元肥を与えたあとに肥料を上げると大きく成長しますが、そのままでも花や葉の成長に問題はないので大きくする必要がない場合は、肥料は与えなくても大丈夫です。

夾竹桃の育て方

夾竹桃は寒さに弱い

夾竹桃は寒さには弱いので、暖かい場所で育てることをおすすめします。夾竹桃は日光が当たらないと花がつかなくなってしまいます。
もし夾竹桃を育てていて、夾竹桃の剪定方法、土や肥料などの育て方も間違っていないのに葉や花が落ちていく、というような場合は日当たりが悪いという可能性もあります。

冬の寒い時期には枯れてしまうこともあるので、ビニールシートなどで覆って、寒さから守ってあげましょう。

まとめ

夾竹桃は基本的には病気や害虫に強く、場所も選ばないので気軽に育てることができます。しかし夾竹桃は毒を持っているので、夾竹桃を剪定する際には手袋を二重にするなどの工夫が必要です。

また毒を持っている夾竹桃は自治体によってはゴミとして回収してもらえない場合もあるので剪定を行う前に確認をとっておきましょう。

夾竹桃の剪定をする際には枝から出る毒に十分注意しなくてはいけません。もし剪定について不安なことやわからないことがあれば、プロである業者に依頼するのも一つの方法です。

剪定を依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「剪定」をご覧ください。

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