剪定をおこなうのは剪定師じゃない?庭師と植木屋の違いを解説します

2023.11.20

剪定をおこなうのは剪定師じゃない?庭師と植木屋の違いを解説します

庭木などの剪定をしてもらいたいときは、庭師や植木屋に頼みましょう。じつは、「剪定師」という職業や資格はないからです。ただ、庭師と植木屋にも厳密にいうと仕事の内容に違いがあります。それぞれの違いを知ることで、どんな業者に剪定を頼めばいいのか見極められるでしょう。

このコラムでは、庭木などの剪定をおこなう庭師と植木屋の違いについて解説していきます。そのほかに、依頼した際の費用相場や、庭師に関する資格などもご紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。

※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。

庭師と植木屋の違いを知ろう

庭師と植木屋はどちらも庭木の剪定をしますが、ほかにもさまざまな仕事を引き受けてくれます。その仕事の範囲に、それぞれの特徴があるのです。ここでは庭師と植木屋の違いについて、くわしく解説していきます。

庭師とは

庭師とは
庭師とは、庭園を造る職人です。お庭の設計、施工、完成したお庭の管理をおこないます。たとえば木を植える場所や庭石の配置を決めたり、芝生や砂利を敷いたり、花壇を作ったりもします。庭師は植物の知識はもちろん、設計や建築に関する知識ももっています。

お庭を総合的にプロデュースしてくれるのが庭師といえるでしょう。庭木の剪定以外にも、お庭作りやお庭全体のお手入れをしてもらいたいという方は、庭師に相談してみるのがおすすめです。

植木屋とは

庭師がお庭全体を担当しているのに対して、植木屋はより植物に限定した作業をおこなう専門職です。剪定や植栽、伐採、草刈りまでおこないます。庭師は広い敷地で仕事をすることが多いですが、植木屋は生け垣や街路樹など、狭い場所でも木が1本でもあるところなら仕事をします。

庭師よりもおこなう作業の範囲は狭いですが、専門的である分植物に関する知識や剪定などの技術は高いことが多いでしょう。見た目の美しさだけでなく、樹木の健康や生長により適切な手入れをしてもらうことができます。手入れしたいのが庭木1本だけのように限定されている場合には、植木屋に相談してみるのがよいでしょう。

剪定を依頼したときかかる費用相場

庭師や植木屋に依頼したくても剪定にかかる費用を知っておかないと、依頼することを戸惑ってしまいます。そのようなときは、ここでご紹介する費用相場を参考にしてみてください。また費用を少しでも抑える方法についてもお教えいたしますので、費用を抑えたいというときにお役立てくださると幸いです。

費用相場

費用相場
剪定の費用は、1日あたりや1時間あたりで料金が決まる「日当制(時給制)」と、庭木の高さや種類によって決まる「単価制」2種類の料金システムがあります。以下に日当制(時給制)と単価制の費用相場をまとめました。

■日当制(時給制)の費用相場

日当・時給 料金
1人1日あたり 1万5千円~3万円 前後
1人1時間あたり 2,000円~3,000円前後

■単価制の費用相場
《庭木1本の剪定》

庭木の高さ 料金
3メートル未満 3,000円前後
3メートル~5メートル程度 6,000円前後
5メートル~7メートル程度 1万6千円前後
7メートル以上の場合 業者による見積りが必要

《生垣の剪定》

生垣の幅 料金
1メートル未満 500円前後
1メートル~2メートル程度 1,000円前後
2メートル~3メートル程度 2,000円円前後
3メートル以上の場合 業者による見積りが必要

《植え込みの剪定》

植え込みの幅 料金
1平方メートルあたり 1,000円前後
植え込みの高さが1メートル以上の場合 業者による見積りが必要

ここでご紹介した費用場は、参考程度にしてください。剪定する樹木の本数などによって、かかる費用は異なるからです。くわしく知りたいという方は、業者から見積りを取るようにしましょう。

相見積りで費用を抑えよう

庭木の剪定を依頼する場合、複数の業者から同じ条件で見積りを取る「相見積り」をおこなうことをおすすめします。なぜなら、相見積りすることによって、どの業者がよりよい条件で作業をおこなってくれるのかを知ることができるからです。

また見積りを取った際に、業者に質問してくわしく説明してもらえるかで植物などの知識が豊富かを確認することができるでしょう。相見積りをする際は、2社~4社ほどから見積りを取るようにしてください。

あまり多くの業者から見積りを取ってしまうと、依頼先を決めるのに手間と時間がかかってしまうからです。もし、相見積をする業者で迷ってしまう場合は、口コミや評判などを参考にしたり、比較サイトを利用したりするとよいでしょう。

剪定に関する資格の種類

庭師や植木屋に必須の資格や免許はとくにありません。極端にいえば、まったく経験のない人でも庭師や植木屋を名乗ることはできます。そのため、業者を選ぶ際にはその業者がどんな資格をもっているのかを確認するのがよいでしょう。

庭木や造園に関する資格にはさまざまなものがありますので、どんな資格をもっているかでその業者の得意分野や技術レベルを判断することができます。庭師や植木屋がもっていることが多い資格をいくつかご紹介しますので、参考にしていただき業者選びにお役立てください。

国家資格

国家資格
国家資格は公的資格や民間資格に比べて難易度が高いことが多いです。そのため、これらの資格をもっているスタッフがいる業者は、知識や技術の点で信頼できるでしょう。

・造園技能士

住宅のお庭や公園の設計や造園工事、管理などの作業に関する資格です。学科試験と実際に造園をする実技試験があるほか、受験には3級で1年、2級で2年、1級で7年の実務経験が必要です。そのためこの資格をもったスタッフは、すでに十分な造園の技術があると判断してよいでしょう。

・造園施工管理技士

造園技能士の上位資格といえる資格で、造園工事の計画、品質や安全管理までをおこなう、管理責任者に必要な資格です。受験には1級の場合、造園技能士を取得後さらに10年の実務経験が必要など、厳しい条件があります。この資格をもっているスタッフが現場を仕切っているのであれば、さらに安心して施工を任せられるでしょう。

・土木施工管理技士

一からお庭を作る場合、土地を整地したり道や柵などを作ったりと、土木工事の知識や技術が必要になることもあります。土木施工管理技士は土木工事における管理責任者に必要な資格です。お庭を大胆に作り変えたいときなどには、これをもっているスタッフがいる業者を探すとよいかもしれません。

公的資格・民間資格

公益法人や民間団体が主催している資格も、もっていればそれだけ信頼度を測る材料になりますのでチェックしてみましょう。

・樹木医

樹木の健康状態を診断をしたり病気を治療したりする、まさに木のお医者さんです。公園の樹木や天然記念物に指定されている老木などの管理をおこなうことが多いですが、庭師や植木屋がもっていればお庭の木の健康状態をチェックしてより的確な手入れをおこなってくれるでしょう。

・エクステリアプランナー

エクステリアとはお庭や駐車場など、建物の周りの部分を指す言葉です。エクステリアプランナーはそういった建物の外側をコーディネートし、外観と使い勝手をよくするための資格です。お庭だけでなく、建物周りを全体的に設計してほしいといった場合にはこの資格があると頼りになるでしょう。

まとめ

剪定する人を剪定師と呼ぶことはなく、庭師や植木屋と呼ばれることが一般的です。お庭全体を手入れしてほしい場合には庭師、植物の手入れだけをおこなってほしい場合は植木屋を探すのがよいでしょう。

業者を探す際には、どんな資格をもっているかもチェックしておきましょう。より専門的な知識や技術をもっている業者はとても頼りになります。ただ、たくさんの業者を探して、それぞれの資格をチェックしていくのはとても大変です。

そのときは、一度弊社までご相談ください。弊社にご希望・ご要望を聞かせていただけば、それにお応えできる業者を全国にある弊社加盟店から選りすぐってご紹介させていただきます。もちろん、ご相談だけでも構いませんので、お気軽にご利用ください。



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