ゴーヤーを剪定してキレイな花を咲かせよう!剪定・栽培方法をご紹介
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ゴーヤーを剪定するタイミングは、ゴーヤーの状態によって異なります。ゴーヤーは「摘芯」と呼ばれる方法で剪定をおこないますが、ゴーヤーの葉数や根付き具合などによって適切な摘芯のタイミングは異なるのです。
そのため、ゴーヤーを剪定するときは、正しい剪定方法を理解してからおこなうようにしましょう。この記事では、ゴーヤーの剪定方法や育て方などについてご紹介してるので、ぜひ参考にしてみてください。
ゴーヤーの剪定方法
ゴーヤーは、つるの生長が早く樹形が乱れやすい植物です。そのため、放置したままにせず、剪定で樹形を整えてあげましょう。この項目では、ゴーヤーの剪定方法についてご紹介します。
剪定に必要な道具
まずはゴーヤーの剪定をおこなう前に、剪定に必要な道具がそろっているか確認しておきましょう。ゴーヤーの剪定に必要な道具は、基本的に「手袋」と「剪定ばさみ」の2つです。
剪定中に葉やはさみで手をケガしないように手袋を装着しておきましょう。一般的な軍手よりも、金属のメッシュ加工がされたものや樹脂などでコーティングされたもの、革製のものが丈夫なのでおすすめです。
剪定ばさみは、普通のはさみと違った構造で、植物を切るのに特化した作りとなっています。これらの道具は、通販やホームセンターなどで購入することができるため、事前に揃えるようにしておきましょう。
ゴーヤーの剪定時期
ゴーヤーの剪定は季節ではなく、ゴーヤーの生長具合を見ておこないます。これは、「摘芯」と呼ばれる方法で剪定をおこなう際に、ゴーヤーの葉数や根付き具合などから、タイミングを決めるためです。
具体的には、ゴーヤーが土にしっかりと根付き、本葉の数が5~7枚生えているタイミングが剪定に最適な時期となっています。そのため、ゴーヤーを剪定するときは、必ず根付き具合と本葉の数を確認してからおこなうようにしましょう。
摘芯の方法
摘芯とは、芽の先端を切って養分の偏りを整え、脇芽を出す方法です。ゴーヤーの場合、この摘芯を2回程度おこなって樹形を整えていきます。
1回目の剪定は、一番太いつるの先に生えている、芽の先端を切り落していきましょう。摘芯をおこなってからしばらくすると、子つるが出てくるため、状態のよいものを2~3本だけ残してほかは切り落してください。
2回目の摘芯では、1回目で残した子つるの芽の先端を切り落すことで、さらに孫つるを出しつつ樹形をキレイに整えることができます。
ゴーヤーの栽培方法
ゴーヤーを健康的でキレイに保つためには、正しい栽培方法を理解しておくことが大切です。間違った方法で栽培していると、ゴーヤーがうまく生長しなかったり、枯らせてしまったりするおそれがあるためです。この項目では、ゴーヤーの栽培方法についてご紹介します。
育てる場所
ゴーヤーは、日当たりがよく風とおしのよい場所を好む植物です。暑さには強いですが、直射日光が長時間照り付け土の乾燥が激しくなると、生長を阻害してしまうおそれがあります。そのため、株元には直射日光が当たらず、葉にはよく日が当たる場所が理想的です。
肥料の与え方
ゴーヤーは、マグネシウム不足になりやすい植物です。マグネシウム不足になったゴーヤーは、下のほうに生えている葉が黄色に変色してしまいます。そのため、週に一度のペースで液体肥料を与えて、マグネシウム不足にならないようにしてあげましょう。また、液体肥料の代わりに、月に一度のペースで固形肥料を与えるのも効果的です。
水やりの方法
ゴーヤーの水やりは、夏場と冬場で方法が異なります。夏場の場合、多くの水分を必要とするため、雨の日を除いて朝・夕方の2回に分けてたっぷりと水を与えてください。冬場の場合、夏場ほど水分を必要としないため、朝に1回だけ水やりをおこなうようにしましょう。
ゴーヤーで注意すべき病害虫
ゴーヤーを健康的に育てていくのであれば、病害虫について理解しておくことが大切です。病害虫の被害を受けた植物は、生長が阻害されるだけではなく、最悪の場合枯れてしまうおそれもあります。ゴーヤーで注意すべき病害虫について理解しておきましょう。
つる枯病
つる枯病とは、地際部分の茎が灰色に変色する病気です。つる枯病を発症した植物は、茎が灰色から黄褐色に変色していき、最終的に感染箇所が裂けて枯れていってしまいます。つる枯病を発見したときは、感染箇所に専用の薬品を塗布して対処するようにしましょう。
灰色かび病
植物の茎や葉が腐っていく病気です。灰色かび病を発症した植物は、葉や茎が腐り灰色のカビに覆われ、枯れていってしまいます。また、花でも発症することがあり、症状が進行すると褐色に変色して花が腐っていってしまいます。
灰色かび病を発見したときは、感染箇所を切り落したうえで、専用の殺菌剤を散布して対処するようにしましょう。
コナジラミ
コナジラミは、体長2mm程度で白いハエのような見た目をしている害虫の一種です。コナジラミに寄生された植物は、葉裏から栄養を吸い取られてしまいます。栄養を吸い取られた葉は、葉緑素が抜けて白く変色し、最悪の場合枯れてしまうおそれがあります。コナジラミを発見したときは、専用の薬品を使って対処するようにしましょう。
ハダニ
体長0.5mm程度で黄緑色や赤色など、さまざまな種類が存在している害虫の一種です。ハダニに寄生された植物は、葉裏から栄養を吸い取られて、葉緑素がなくなった部分に白い斑点が出てしまいます。
また、被害が進行すると、そのまま枯れてしまうおそれもあります。ハダニを発見したときは水で洗い流すか、専用の薬品を使って対処するようにしましょう。
まとめ
ゴーヤーはつるの生長が早く樹形が乱れやすいため、摘芯をして整えてあげる必要があります。摘芯は2回に分けておこない、1回目は一番太いつるの先に生えている芽の先端を切り落し、2回目は出てきた子つるを2~3個だけ残すようにしましょう。
また、ゴーヤーを健康的でキレイに保つために、日当たりがよく風とおしのよい場所で育てたり、つる枯病やコナジラミなどの被害を受けたりしないように注意することも大切です。ゴーヤーの育て方でお悩みがある方は、一度業者に相談するのがおすすめです。
業者に悩みを相談することで、ゴーヤーに関する豊富な知識と経験で、剪定に限らず育て方のアドバイスや病害虫の対処など、幅広く対応してもらうことができます。弊社にご連絡いただければ、ゴーヤーの剪定や育て方・病害虫の対処などを熟知した業者をご紹介いたしますので、ぜひお気軽にご連絡ください。
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