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黒松の剪定方法を解説!失敗しない「芽摘み」や「もみあげ剪定」

投稿日:2017-11-21 更新日:2020-05-13

黒松の剪定はなかなかハード!失敗しない剪定方法と素材選びの紹介

この記事を読むのに必要な時間は約 9 分です。

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黒松は、盆栽や庭木としても人気の樹木です。10m以上にもなる力強い樹形や育ちやすさから、マツを代表する品種ともいわれています。

そんな黒松を生育し、美しい樹形を楽しみたい場合、必須となる作業が『剪定』です。剪定作業も生育の楽しみのひとつですが、手順や注意点などを知らなければなかなか理想の樹形になってくれません。とくに黒松の剪定では、ほかの樹木の剪定にはなかなかない「マツ特有の剪定」もあるため、知識は必ず持ち合わせておく必要があります。

そこでこの記事では、剪定作業を中心とした黒松の生育について詳しく解説していきます。黒松を正しく剪定できれば美しい樹形になるうえ、樹木の健康状態も改善して長く楽しめるようになるでしょう。この記事でご紹介する方法・手順を実践して、美しい黒松を最大限楽しんでください。

黒松の基本的な生育方法

まずは黒松生育の基本情報について、かんたんに解説していきます。黒松の剪定においても生育が不十分だと、手間や難易度が上がってしまいます。まずは基本的な黒松の情報についておさらいしておきましょう。

黒松ってどんな木?

黒松は日本全国に存在している、マツ科マツ属の常緑高木です。木の高さは35mあるものもあり、樹皮が黒いことが名前の由来です。潮風に強いため風や砂を防ぐために植えられることもあり、海岸地域に多くみられます。

黒松の植え付け

黒松の場合は、おもに2~4月ごろが植え付けのシーズンとなります。とくに庭植えの場合は一度植え付けてしまうと、のちに移動させようと思ったときの作業が非常に大変です。はじめに植え付ける場所は、慎重に決めるようにしましょう。

盆栽の場合は3年に1回ほど植え替えをする必要があります。この植え替えは、春ごろの4月~5月におこなうようにしましょう。

黒松の管理

黒松は日陰のような環境でもある程度生長しますが、望ましい環境としてはやはり日当たりのよい場所です。屋外かつ程よく日の当たる、通風性のよい場所が最適といえるでしょう。

また、黒松の管理をはじめる際には、「土選び」にも注意しなければなりません。水はけがよく、質のいい土を選ぶようにしましょう。加えて、腐葉土硬質の土などと混ぜて使うとさらに効果的です。生育にとって非常に大切な土は、できるだけよいものを使うようにしてください。

また、黒松は時間が経つと枝が伸びたり、平行な枝がいくつも連なったりしてしまいます。そのままにしておくと風通しが悪くなったり水の吸収力がなくなったりして、育ちにくくなってしまうでしょう。見栄えも悪くなってしまうため、黒松は定期的な剪定が必要なのです。

黒松の肥料・水やり

黒松の肥料は、おもに固形肥料を与える方法が一般的です。中でも有機質のものを用意しておけるとよりよいでしょう。与えるタイミングとしては、冬場を避けた春~秋ごろが最適です。月に1回ほどのペースで与えましょう。

また、黒松は水分の多い環境でよく育ちます。そのため、水やりはこまめにおこなうことが大切です。タイミングの目安としては、土のかわきを感じたときですが、季節ごとに頻度も変わります。とくに気温の高い夏などは、1日2回程度のペースで水やりしても大丈夫です。

      黒松の基本的な生育方法

黒松剪定に必要な道具

黒松の剪定は、おもに樹形を整えたい場合におこなう作業です。また、それ以外にも生育の促進や病害虫の予防にも役だつ、生育に欠かせない作業といえます。

そんな黒松の剪定には、以下のような道具が必要です。作業前にそろえておきましょう。

・剪定ばさみ、枝切ばさみ
・剪定のこぎり
・軍手、安全靴、作業着
・脚立

剪定ばさみや枝切ばさみはさまざまな種類があり、それぞれ適した使用条件があります。自分の剪定する黒松にはどの道具が適しているかを確認して、それに沿った商品を購入するようにしましょう

脚立や作業着、安全靴などは、黒松を庭植えしているときの剪定に必要な道具です。黒松は非常に高く生長することも多く、剪定も高所作業となるため、ケガをしないよう細心の注意が必要となります。このような作業に不安のある方は、無理せず業者に依頼してもよいでしょう

黒松剪定に必要な道具

黒松特有の剪定1:『芽摘み(ミドリ摘み)』

芽摘みは別名ミドリ摘みともいい、黒松の枝からのびる葉の芽を摘む作業になります。おもに枝の数を減らしたり、樹形が広がりすぎないようにするためにおこないます。放置しておくと樹形がくずれてしまうため、基本はしっかり摘み取っておきましょう。

芽摘みの時期

時期としては強剪定のあと、4~5月辺りが最適です。芽摘みをしておくとのちに説明する『芽切り』などの作業が楽になるので、ここできちんと剪定しておきましょう。

芽摘みの方法

黒松の芽は薄黄緑色で細長く、ひとつの枝に3つほどついていることが多くなっています。中には芽が1つのものもありますが、多くは両脇が小さく中央のひとつだけ長い、漢字の『山』のような形です。

芽が3つの場合は、真ん中の長い芽を根元から摘み取りましょう。あまった2つの芽はのこしておきます。
芽が1つの場合は、芽を2~3cmのこす程度の部分でちぎり、長さを調整しておきます。
芽の色が茶になっているようなものは、ひとつのこらず取り除きましょう。

この芽摘みでは、剪定ばさみは使いません。芽を見つけたら、素手でちぎるようにしましょう。素手でちぎれば作業効率がよく、自然な樹形に仕上がりやすくなります

また、この作業は枝を減らす作業となるため、枝が少なく増やしたい場合は芽摘みをしない、または少量の芽摘みだけでも大丈夫です。

黒松特有の剪定2:『芽切り』『中芽切り』

次にご紹介する剪定方法は、『芽切り』と『中芽切り』です。ここからは、黒松に剪定ばさみを入れるような作業になっていきます。難易度も少々上がるので、しっかりおぼえておきましょう。

芽切り

芽摘み(ミドリ摘み)をしていない場合には、このタイミングで芽の長さを調節する必要があります。ある程度のびた新芽を剪定ばさみで落とし、二番芽とよばれる芽を付けるための作業です。

芽切りの時期は6~7月で、剪定のタイミングはその木の樹勢によって少々ことなります。樹勢に比例して、剪定の時期も早くなるのです。回復の早い元気な木であれば遅め、回復の遅い元気のない木であれば早めに芽切りをしていきましょう。

元気な木を芽切りしていく際も、一気にすべての芽を切ってはいけません。芽の中でも弱い枝から剪定していくことが大切です。数日~数週間かけて芽切りしていくことで、全体のバランスが整います。芽切りの際は、弱いものを先に切り落とすことを念頭に置いておきましょう。

中芽切り

枝を増やすための芽摘みや芽切りをあまりしなかった場合などは、『中芽切り』という作業をする必要があります。時期としては、8~9月の作業が最適です。

中芽切りではその年に生長し、のびすぎた枝を切り落とします。この場合も芽摘み同様、3方向に枝がのびていたら中央の枝を中心に切り落としていきましょう。そのほかの枝もバランスよく切り戻したら、込み合った葉を抜いて調節しておきます。

基本的には枝がのびすぎてしまったときにする作業なので、中芽切りをするとその年の黒松はあまり楽しめなくなってしまう可能性があります。秋~翌年の春に付く芽に期待する方法となるため、やむをえないときにはこの剪定をしてみてください。

      黒松特有の剪定2:『芽切り』『中芽切り』

黒松特有の剪定3:『葉むしり』『もみあげ剪定』

枝が弱る冬場には、『葉むしり・もみあげ剪定』をしておく必要があります。黒松でこの剪定をしておくと、外観・樹勢ともによい影響があるため、毎年欠かさずとりかかりましょう。

葉むしり・もみあげ剪定の時期

葉むしり・もみあげ剪定は、10月ごろから年明け辺りまでの時期におこなう作業です。1~2月でももみあげ剪定はできますが、早い時期にしておくと葉がやわらかい状態で楽に剪定できます。

葉むしり・もみあげ剪定の方法

この剪定は古い葉を除去することが中心となります。ある程度元気のある黒松の場合は、毎年しっかり古い葉をむしっておくことが大切です。また同時に弱った枝や込み合った枝、夏にのびた不要な枝などは、このタイミングで付け根から切り落としておきましょう。

古い葉や枝は、つけておいてもあまりメリットはありません。逆に変色して外観を乱してしまったり、樹木全体の通風性や日当たりを落としてしまったりと、デメリットが多いのです。不要な枝や葉をきちんと取り除いておけば生育環境も改善され、黒松の生長を助けてくれるでしょう。

      黒松特有の剪定3:『葉むしり』『もみあげ剪定』

黒松の樹形をうまく仕上げるコツ

基本的な黒松の剪定は、ここまでで解説した通り『芽摘み』と『もみあげ剪定』の2つです。しかし、さらに思い通りの樹形に仕上げたい場合は、コツを知っておかなければなりません。

強剪定する

強剪定とは太く生長した枝を切り戻したり、樹形を大きく変えたりするような剪定のことです。強剪定後には、針金をかけて樹形を整えることもあります。

この剪定は3月ごろの時期が適しています。強剪定は樹形を整える効果も大きいですが、木へのダメージも比例して大きくなります。木が弱っている場合などは、この強剪定はしないようにしましょう。

またあまり寒い時期にこの剪定をしてしまうと、木が弱ってしまう可能性があります。気温も上がり暖かくなってきた春ごろであれば、ダメージの回復も早くなるでしょう。

『上から下に』・『奥から手前に』・『Y字に』を意識する

剪定の際は、『上から下』に向かって作業していく方法が一般的です。下から仕上げた後に上の部分にとりかかってしまうと、木の枝が降ってきてせっかく仕上げた樹形に傷をつけてしまうおそれがあります。逆に上から剪定していけば、全体をきれいな状態に仕上げることができるでしょう。同様の理由で、木の奥側から手前に向かって剪定していくことも大切です。

また黒松の枝の外観を整えるときは『Y字』のようなシルエットになるようにカットすることが大切です。枝をY字型に仕立てていくことで、全体の見栄えがよくなります。逆にまっすぐな枝が多いと外観がくずれてしまうため、しっかり剪定しておきましょう。

苗の厳選

黒松を選ぶ際は、幹や枝が太く、根のしっかりしたものを見つけましょう。現在の樹形や状態はもちろん、ある程度将来を見すえて黒松を選ぶことも大切です。また、はじめから芽摘み剪定がされてあるものなどは生育しやすいものといえます。

幹模様や生え方などにも注目してみましょう。自分の思い描く樹形になりそうな黒松を選ぶことができれば、そのあとの剪定や生育のイメージもしやすく難易度も下がります。生育をはじめる前から黒松をよく観察しておくことが、美しい樹形につながるのです。

黒松の剪定が難しければプロに依頼しよう

黒松の剪定は作業の種類が多く、難易度も少々高いものが多くなっています。また黒松は、庭植えの場合だと人の身長をゆうに超えるほど大きく生長するため、上部の剪定が大変、というデメリットもあります。

やり直しがききにくく、難易度も高い黒松の剪定に不安のある方は、業者に剪定してもらうのもひとつの手です。自分で剪定するのも黒松生育の醍醐味ですが、庭木など大きくなりすぎてしまった黒松を剪定するには時間も手間もかかります。美しく、手間なく剪定したいという方は、プロの技術に頼ってもよいでしょう

黒松の剪定を業者に依頼した場合、その費用は木の高さによって大きく変わります。5m未満のものであれば7,000円程度、それより大きければ1万5,000円程度かかることが多いでしょう。

しかし、この料金は木の高さや業者の設定金額の方式などによって大きく変動します。地域などによっても差が出るため、まずは気になる業者に見積りを取ってもらいましょう。

黒松の剪定が難しければプロに依頼しよう

まとめ

黒松の剪定の中でも代表的なものは、『芽摘み』『もみあげ』です。それ以外にも『芽切り』など、さまざまな剪定の種類があるため、時期や手順、目的をしっかり把握して剪定していきましょう。

また、黒松の樹形を整えるには強剪定や枝の切り方などの慣れが必要なコツも知っておかなければなりません。この記事で解説してきたように、黒松の剪定は少々難しい作業も多いといえます。

とくに庭植えの黒松ともなると、うまく剪定できなければどんどん育ち、手が付けられなくなってしまうこともあるかもしれません。作業に不安のある方やより美しい樹形に仕立ててほしい方は、プロの業者に相談してみましょう。

(この記事は2020年5月13日に加筆・修正しています)

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この記事を書いた人
編集者:ことね
家で飼っているペットのブログを始めたのがきっかけで、ライターの道へ!もともとパソコン関連の趣味もあるため、ペット・パソコン関係の記事を担当することが多い。

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2020-05-13 11:35:23
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