トマトは剪定で収穫量が大きく変わる?剪定の時期や方法とは

2023.11.20

トマトは剪定で収穫量が大きく変わる?剪定の時期や方法とは

剪定と聞くと、植木や盆栽を連想されることが多いですが、トマトにも剪定は必要なのです。
ほうっておいても育って実を付けますが、よりおいしく大きな実をたくさんつけたいと思う場合は、剪定作業を丁寧に行うことをおすすめします。
それでは、おいしいトマトを育てる方法を調べていきましょう。

※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。

トマトは剪定が必要なの?

トマトは成長していくにつれ、葉や芽を多くつけ上に伸びていきます。しかし、不要な葉を多くつけた分、栄養もいろんなところに散らばるため、肝心の実がつきにくくなる原因となってしまいます。
また、枝や葉が多くなってくると、病気や害虫の被害にあう可能性も高くなります。そうならないためにも、トマトには剪定が必要なのです。
適度に剪定することによりトマトの健康が保たれ、実に栄養が行きわたりやすくなり、たくさん実をつけてより多く収穫できるようになります。

トマトの剪定:摘心

摘心をする

  
摘心(てきしん)とは、トマトの実を大きく育てるために、新しく生えたり伸びてきた葉やつるを摘み取る作業のことをいいます。
トマトは成長してくると、上に向かってぐんぐん伸びてきます。一見すると元気でいいのですが、上に育つ分ばかりに栄養を回してしまうと、実を付ける分の栄養が足りなくなってしまいます。
そうなるまえに不要な分は摘み取っていきます。正しいタイミングで摘心をして、より多くの実をつけるよう促しましょう。

摘心の時期

  
トマトは、段になって生えてきた葉の先端に花房をつけます。花房がついている内の一番下から数えて、5段目まで花房がついたら摘心のときです。
花房がついている5段目から、さらに上についている1~2段の葉を残して、摘心します。なぜ葉を残すのかというと、雨などで花房が傷まないよう、傘の役割をしてもらうためです。

ミニトマトの場合

 
ミニトマトの場合は、花房の段数が多くなっても問題ありません。育てる際に立てた支柱の先端まで丈が伸びてきたら、それを目安に摘心しましょう。

トマトの剪定:わき芽かき

わき芽かきをする

トマトのわき芽とは、葉の付け根から生えてくる芽のことをいいます。なぜわき芽を取るのかというと、わき芽は放置しているとどんどん茂っていき、蒸れてしまいます。それにより風通しが悪くなり、害虫がつく原因にもなるのです。
わき芽が多くなるほど、実にいくはずだった養分がわき芽に取られてしまいます。おいしいトマトの成長のさまたげになるので、わき芽が小さいうちに取ってしまいましょう。

わき芽が小さいうちはやわらかく弱いので、手でつまむとポロっと簡単に取れます。この段階でハサミを使うと、根もとまで取り除けないことがあるので、手で取りましょう。
もし、わき芽に気付かずわき芽が大きく育ってしまったときは、手だと取りにくいので、この場合はハサミで切りましょう。わき芽を取ったところから病原菌が入らないように、ハサミはしっかり消毒してから使ってください。
また、大きく育ってから切り取ったわき目を鉢にさしておくと、根付いて育つことがあるので、こちらも同じ方法で育ててみましょう。
      トマトの剪定:わき芽かき

わき芽かきはいつまでやるの?

 
わき芽は次から次へと生えてくるものなので、見つけ次第取り除くようにしましょう。目安としては、3日に1回くらいのペースで十分といわれています。最低でも1週間に1度は作業をしたいところですね。
もし、わき目と主枝を間違えて切ってしまった場合は、この先はわき芽の方を主枝として育てていきましょう。

芯止まり性のトマトは剪定のタイミングが違う

芯止まり性とは

 
ミニトマトは品種によって、芯止まり性のものがあります。
芯止まり性でない品種は、支柱の高さまで成長したときに摘心をすれば問題ないです。芯止まり性の品種の場合は、下から2段目の花房より上に花房をほとんどつけません。
なので、下から2段目の花房の上の葉1枚を残して摘心し、1段目の花房の真下から生えるわき芽を伸ばして育てるようにします。
芯止まり性を起こす品種を育てるときは、この繰り返しになします。芯止まり性でない品種にくらべて摘心の作業が多く、少し手がかかるかもしれません。

芯止まり性の見分け方

  
芯止まり性かどうかは、花房の間の葉の枚数で見分けることができます。花房と花房の間にある葉の枚数が1~2枚の場合は、芯止まり性の品種であるといわれています。そうでない品種は、花房と花房の間の葉の数が3枚になるようです。
      芯止まり性のトマトは剪定のタイミングが違う

      

まとめ

剪定というとなんだか面倒で頭を使う作業のように聞こえますが、こうしてまとめると、案外簡単な工程で済みます。
トマトは基本的に手をかけなくても育つ作物ですが、こうして手をかけることにより、もっとおいしく、大きな実をつけるようになります。よく面倒を見てあげれば、答えてくれるということですね。
より多くのおいしい実をつけた姿を見たいという方は、ぜひトマトの剪定をすることをおすすめします。

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