生活110番ニュース お庭

このエントリーをはてなブックマークに追加

キンモクセイを剪定して庭木の香りを楽しもう!時期や方法について

投稿日:2017-11-10 更新日:2020-05-08

キンモクセイの剪定方法と注意点|剪定の時期と方法でお花が変わります

この記事を読むのに必要な時間は約 10 分です。

相談・お見積りはこちらメールでの無料相談はコチラLINE

香り豊かで小さくかわいらしいオレンジの花を咲かせるキンモクセイ。そんなキンモクセイをきれいに育て、美しい形に整えるためには剪定が必要になってきます。

また、剪定をする目的としては美しく形を整えるだけではありません。キンモクセイにとりつく害虫や病気の予防にもなるのです。今回は、香り豊かできれいな花をつけるキンモクセイの剪定や、より楽しむ方法などを見ていきましょう。

知っておくべきキンモクセイの特徴

キンモクセイはモクセイ科の植物で、原産は牡丹などと同じ中国とされています。常緑樹で秋に香り豊かな花をつけることから庭木としても人気を博している種類です。

雄株、雌株と、人間でいう性別がある雌雄異株という植物で、雄木は花付きがいいです。また変種や改良種がたくさんあり、種類によっては秋以外にも花をつけるキンモクセイがあるのも魅力のひとつでしょう。

キンモクセイの開花期間は短く、1週間ほど。また、風に揺れるだけで花が落ちてしまうほどのもろさです。

そんなキンモクセイは成長すると7~8mの大きな樹木になります。あらかじめ大きさを想定しながら育てているか、広いスペースがあるのなら問題ありません。しかし、予想よりはるかに大きく成長してしまい、庭の場所が少なくなってしまうこともあります。さらにキンモクセイも成長したまま放置しておくと、木や葉が生い茂って樹形や樹勢を乱してしまうこともあるのです。

キンモクセイが持ち主の望む樹形にならなかった場合と大きくなりすぎたときはやはり剪定が必要となります。キンモクセイを剪定することによって、ご自身の希望通りの樹形や大きさにすることができるでしょう。

しかし定期的に剪定をおこなうといっても、間違った時期に剪定してしまうとキンモクセイが元気に育たなくなることも。そんな事態を避けるために、正しい剪定時期におこなうようにしてくださいね。

キンモクセイの適した剪定時期

キンモクセイの剪定時期は花が散った後、しばらくしてから翌春3月頃といわれています。この時期のキンモクセイは1年の中でも栄養を蓄える時期に入るので、少し強めの剪定をおこなうには最適なのです。
しかし、花が散った後といっても、すぐに剪定をおこなってはいけません。花が散った後すぐはまだ成長も活発なため、強めの剪定をしてしまうと木を弱らせてしまうことがあります。

また、剪定時期だからといって冬の寒い時期(だいたい11月~2月)の強めの剪定も控えましょう。キンモクセイは寒さに弱いため、寒い時期に剪定してしまうと樹勢が弱る結果にもなります。

このことから、強めの剪定をおこなう最適な時期は3月頃といえるでしょう。
キンモクセイの剪定は、時期によって方法をかえてみてください。

     知っておくべきキンモクセイの特徴
     

キンモクセイを自分で剪定する方法

続いてキンモクセイを剪定するための準備、実際に剪定をしていきましょう。

剪定で準備するもの

キンモクセイの剪定をする場合、以下のものは準備しておきましょう。

〇汚れてもいい服や動きやすい靴
〇軍手
〇剪定ばさみ
〇脚立(樹高が大きい場合)
〇癒合剤

キンモクセイの剪定方法

続いてキンモクセイの剪定をしていきましょう。キンモクセイの剪定は基本、外側から内側にいくようにするのがいいとされています。しかし、手慣れていない場合は、内側を剪定してから外側を整えるのも手段です。
内側を先にする場合はまず、不用な枝から落としていきます。

不用な枝を落とす際、新芽がついているものを剪定しないように気をつけます。

不用な枝を落としたら、次は透かし剪定をおこないましょう。透かし剪定とは枝の密度を適度にすることをいいます。この透かし剪定をおこなうことで木の風通しや日当たりをよくし、害虫予防につなげられるのです。

外側を剪定する場合は、丸みを意識して剪定をおこないましょう。

      キンモクセイを自分で剪定する方法

庭木の剪定すべき枝の種類

キンモクセイの剪定をおこなうときは、剪定のポイントを押さえておくとスムーズにおこなえるでしょう。

要らない枝の見極め方

要らない枝を切るといっても、どんな枝を切っていいかわからない人もいることでしょう。その場合は以下の枝を基準に切っていきます。

・枯れ枝: 文字通り、枯れた枝のことをいいます。この枝はもう栄養がいきわたらないため、切ってしまいましょう。
・逆さ枝:木の内側に向けて生えてしまった枝です。木の密度をへらす場合は、こういった形を乱す木を切っていきます。
・下がり枝:下向きに生える枝です。樹形を乱すので切ってしまっても大丈夫です。
・懐枝(ふところえだ):幹付近から伸びる枝で、害虫の温床になりやすい枝です。この懐枝も剪定するといいでしょう。
・かんぬき枝:かんぬきのように主幹を貫通する、左右対称に生えている枝です。樹形を乱すようであれば切ってしまっても大丈夫です。
・交差枝・からみ枝:交差枝は枝同士が交差してしまっているもの、からみ枝は枝同士が絡んでしまっている枝をいいます。これらの枝は木の密度が複雑になってしまう原因になります。
・ 胴吹き枝:幹から飛び出す勢いのよい枝です。樹形を乱す元になりますので切り落としてしまいましょう。
・ヤゴ・ひこばえ:樹木の根本に生えている枝です。放置していると樹木の上に栄養がいかなくなるだけでなく、樹形の見栄えが悪くなってしまいます。
・平行枝:平行に伸びてしまっている枝のことをいいます。この枝をそのままにしておくと下の枝の日当たりが悪くなってしまいます。
・徒長枝(とちょうし):ほかの枝と比べるとあきらかに勢いがない枝のことをいいます。太く長く伸びている枝なので、樹形から飛び出すことも多く、深めに剪定するか付け根から取り除く必要があります。

上は深め、下は軽め

上部がよく成長するキンモクセイは剪定するとき、上枝は深めに、下枝は軽めに刈り込むとちょうどいい形に保つことができるでしょう。

葉は残す

葉を剪定しすぎてしまうと、花が咲かなくなったり、枯れてしまうこともあるキンモクセイ。
葉を残すことにより、次の開花時期にきれいな花を咲かせるようになりますよ。

一度に強く剪定しない

キンモクセイの剪定をする際は、一度に強く剪定をおこなわないのが鉄則です。強く刈り込んだり、幹以外の枝がない、みたいな状態まで剪定をしてしまえば、枝枯れが起こったり、花が咲かないなどの事態に発展してしまうことも。
元の状態に戻るまで数年という長い年月が必要になってきますので、毎年少しずつ、木の形を整えるような要領で剪定します

これらのポイントを押さえながら剪定をしていきます。もし難しいと感じたら、業者に依頼するのも手段です。

庭木の剪定すべき枝の種類

キンモクセイの剪定は業者に任せる手も!

キンモクセイの剪定は一見簡単そうに見えます。しかし、剪定しすぎてしまうとすぐに枯れてしまうため注意が必要です。短くしすぎず、枝に葉がなくならないように剪定しなければなりません。

また、開花枝の葉が2~3枚残るくらいになるように剪定し、自分で届く範囲だけ強く刈り込まないことも重要です。また、切り残した枝を放置しないようにしなければなりません。

キンモクセイはほかの樹木より剪定しなければならない枝も多く、幹内部にも枝がたくさんある樹木です。また、樹木によっては高さがあり、脚立やはしごなどを使用することになります。

危険をともなう作業でもあるので、少しでも不安がある方は業者に相談することをおすすめします

剪定を依頼したときにかかる費用の相場

キンモクセイの剪定は難しく、業者に依頼する方も少なくありません。では業者に依頼したときの相場はいくらなのでしょうか。

キンモクセイを剪定するときには、枝を切り落とすだけなのか樹木をきれいな形にするのかなど、作業によっても費用が変わってきます。

また、木の本数や業者によっては1時間いくらなど時給制になっているところもあります。

本数や高さに決められている場合は、高さ×本数で計算されているところが多いです。
そのため、自分の家のキンモクセイがどれくらいの高さなのかあらかじめ測っておくのがおすすめです。

もし、1時間いくらなど決まっているのなら、職人の数×時間で計算するとどれくらいの費用がかかるかわかるかもしれません。
あまり剪定する必要がない場合や時間が限られている場合などは、こちらのほうが費用を抑えることができることもあります。

また、費用を抑えたいのなら、ゴミの処分は自分でおこなったり、除草オプションを断ったりすることも重要です。また、害虫の心配がないのなら害虫駆除対策なども断ることができます。

ほかにも、庭全体的に整えてほしいのか、剪定だけをしてほしいのかなど手入れする範囲によって費用も変わってきます。そのため、いくつかの業者に見積りをとることも大切です。

キンモクセイの剪定は業者に任せる手も!

キンモクセイの花を咲かせるためのポイント

キンモクセイをより美しくするためには、剪定だけおこなえばいいというものではありません。育て方にも気をつけることで、よりキンモクセイを美しくしましょう。

キンモクセイが育ちやすい場所と土

キンモクセイを育てる前に、まず元気に成長できる場所を確保することが重要です。寒さに弱いキンモクセイは気温が低く、風が弱い場所ではうまく育たないことも。

日当たりがよく、少しだけ湿り気のある若干粘土(ねんど)質の土がある場所に植えます。肥料は2月あたりに寒肥として有機質の肥料を与えます。

水やり

キンモクセイは極度な水切れを嫌います。とくに夏は地面が乾きやすいうえ、気温が高いので、水やりは怠らないようにしましょう。土が乾燥しないように注意します。

キンモクセイの増やし方

キンモクセイを増やしたいときは基本的に挿し木で増やしていきます。キンモクセイを挿し木で増やす場合は、以下のポイントに注意が必要です。

〇時期
キンモクセイの挿し木をおこなう場合、6~7月ごろにおこなうのが有効とされています。

梅雨の時期は土が乾燥しにくく、枝が育ちやすいこと、適度な温度が保ちやすいことなどが考えられるからです。

秋や冬におこなってしまうと、枝が根付きにくくなり、挿し木の成功率に影響するおそれがあります。

〇挿し床
挿し木をする際は、しっかり保管できる挿し床を用意することが大切です。

キンモクセイを育てるのに適した土は、弱酸性のものがよいといわれています。そのためバーミキュライトや挿し木用の土などを使用するのがいいでしょう。

畑の土や古い土は、病原菌が多く含まれているおそれがあり、栄養が多すぎる土も発育に影響してしまうことがあります。

〇挿し木にする枝の長さ
キンモクセイを剪定して挿し木用の枝を切る必要がありますが、なるべく葉の色が濃くて元気に育っている枝を選びましょう。

長さは10~15cmほどが最適とされ、切り口から菌が入らないように、なるべく清潔なハサミを使用するのがいいでしょう。

カビ系統の病気に注意

褐斑病(かっぱんびょう)や葉枯病(はがれびょう)のような、植物にカビが生える病気には注意しましょう。とくに褐斑病を放置すれば、その胞子が翌年みのる野菜や植物についてしまい、同じ病気になってしまうことも。病気になったらその患部を取り除くなどの処置をおこないましょう。

ベストなのは病気にかからないように薬剤などを散布し、予防をおこなうことです。外でペットを飼っているなどの場合は身体に悪影響が及ばないようなものを使ってみてください。

害虫予防も合わせておこなおう

キンモクセイの剪定を怠れば葉や枝の密度が増し、風通しが悪くなることで害虫が発生しやすくなります。キンモクセイにとりつく害虫といえば、カイガラムシ類やハダニ類といった厄介な虫です。見つけ次第駆除していくことが大切です。

            キンモクセイの育て方

キンモクセイの香りをより楽しむ方法

香り豊かなキンモクセイは、ただ庭に植えている姿を楽しむだけではありません。その香り豊かさを活かしたさまざまな楽しみ方があるのです。
この章では番外編として家でできるキンモクセイの楽しみ方についてご紹介していきます。

お茶にいれる

キンモクセイは桂花茶(けいかちゃ)という種類のお茶があるほど、お茶との相性がいいとされています。茶葉とゴミを取り除いたキンモクセイの花とブレンドしてお湯を注けばキンモクセイの香りがついたお茶が楽しめます。

ちょっとだけ香りを楽しみたい人は、お茶の上にキンモクセイの花を少量かければ見た目もかわいいお茶ができますよ。

シロップもつくれる

キンモクセイは、その甘く豊かな香りを生かしてシロップをつくることができます。
まず、キンモクセイの花を採取し、ゴミを取り除いたら、シロップをつくります。シロップを煮詰めている鍋にキンモクセイを加えて煮込み、熱を冷ませば完成です。
このときに火加減や煮込む時間に注意して煮ないと香りが飛んでしまうことがあるので注意しましょう。

花風呂にする

摘んだキンモクセイの花をティーパックにいれ、お風呂にいれておくだけでキンモクセイの香りがつきます。また、体に優しい入浴剤にもなるでしょう。

香水にする

食べ物や家の中で楽しめるものだけではなく、香水にしていつでもキンモクセイの香りを楽しむことができます。作り方は簡単で、キンモクセイの花と、花の量に対して2倍の無水エタノールをいれ、冷たく暗い場所で2か月放置すれば完成です。

キンモクセイの香りをより楽しむ方法

まとめ

キンモクセイは甘く香り豊かで小さくかわいい花をつけるオレンジ色の花です。キンモクセイの多くは秋に花を咲かせ、育てている人の目や鼻を楽しませてくれることでしょう。

しかし、そんな目を奪われるキンモクセイも、剪定をしなければ害虫の温床となってしまうことも。そうならないためにも、適切な時期に、定期的な剪定をおこなうようにしましょう。

もし、剪定が難しいと感じたら剪定のプロにお願いするのも手段です。きれいに剪定して次の秋にもきれいな花を楽しめるようにしてくださいね。

(この記事は2020年5月8日 に加筆・修正しています)

迅速・丁寧に受付対応!
庭木1本からお任せください!
※対応エリアや加盟店によって変わります
庭木が健康に成長するためにかかせないのが剪定です。剪定のプロがお庭や植木の状態を詳しくお調べし、プロの目から見て一番効率の良い最高の剪定方法をご提案します。
生活110番では、お住いの地域で人気のプロを探せます。実績のあるプロに依頼するなら生活110番にお任せください。
お庭・樹園、どんな木でも対応。落ち葉、枝、雑草など剪定後の処理もいたします!
剪定 1本 2,890円(税抜)~
防災グッズプレゼントキャンペーン!

相談・お見積りはこちらメールでの無料相談はコチラLINE
この記事を書いた人
編集者:くにひさ
手入れが行き届いた庭が好きで、業者の仕事を詳しく知ってもらいたいと思い、庭や害虫担当のライターになった。

記事の内容はいかがだったでしょうか?この記事がお役に立ちましたら、下の星ボタンで評価してください。
4投票,  平均評価値:4.8

最新記事

施行事例ブログ

おすすめの記事

このエントリーをはてなブックマークに追加
2020-05-08 16:21:22
https://www.seikatsu110.jp/garden/gd_prune/17750/
お庭
香り豊かで小さくかわいらしいオレンジの花を咲かせるキンモクセイ。そんなキンモクセイをきれいに育て、美しい形に整えるためには剪定が必要になってきます。また、剪定をする目的としては美しく形を整えるだけではありません。キンモクセイにとりつく害虫や病気の予防にもなるのです。今回は、香り豊かできれいな花をつけるキンモクセイの剪定や、より楽しむ方法などを見ていきましょう。
シェアリングテクノロジー株式会社

この記事のキーワード

お庭 剪定

剪定のお問い合わせ・ご相談はこちら

剪定についてご相談・ご質問がありましたらお気軽にお問い合わせください。

お名前必須
お名前を正しく入力してください
電話番号必須
電話番号を正しく入力してください
相談したい内容 任意

利用規約プライバシーポリシーに同意の上ご利用ください。

※ご相談内容を確認後、弊社運営スタッフより折り返しお電話させていただきます。

生活110番とは?

「生活110番」編集部の田中です。生活110番は、電気工事から害虫駆除、カギ開けやペット葬儀まで、140ジャンル以上の暮らしのお困りごとに対応します。私たちはこの「生活110番」を通じ、皆さまのお困りごとをスピーディに、安心の品質と価格で、解決するお手伝いをしています。

生活トラブルに見舞われた時は、私たち「生活110番」におまかせください!