サツキ剪定方法|時期は5月の花後!翌年花がたくさん咲く剪定の仕方

2023.11.20

サツキ剪定方法|時期は5月の花後!翌年花がたくさん咲く剪定の仕方

春に美しく花を咲かせるサツキ。しかし、サツキが「大きくなりすぎてしまった」「きれいに花が咲かない」とお困りの方も多いでしょう。

そんなときは、サツキをきちんと剪定してあげることが大切です。サツキの樹形を整えながら次の年に花をつけない枝を切ることで、翌春には美しい花でいっぱいの上品な姿を見せてくれます。

ただし、剪定方法や時期を間違えると、次の年に花を咲かせる花芽を切ってしまい、花つきが悪くなってしまうこともあります。サツキの剪定方法や時期にはちょっとしたコツがあるので、この記事を読んで、正しく剪定できるようになりましょう。

うまく剪定するためのポイント

剪定のコツを頭で理解していたとしても実行するのは難しく、特に初心者の場合、どれが花芽見分けがつかなかったり、樹形を整えるためについ刈り込みすぎたりして、失敗してしまう方も多いです。

当記事ではできるだけわかりやすく剪定のポイントを解説していきますが、初心者の方はまずは一度、剪定のプロに依頼してみることもおすすめです。プロの仕立て方や剪定の手順を実際に見ると、正しい基礎知識が身につき、今後自分で剪定する際の参考になります。

※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。

サツキの剪定時期と方法「花後すぐ!」がカギ

サツキの剪定に適した時期は、花が咲いた後の5~6月だといわれています。サツキは、4~5月にかけてピンクや白の花を咲かせますが、花が散る6月頃には次の年の花芽をつけはじめる花です。そのため、花が終わってすぐ剪定をおこなわなければ、次の年の花芽を枝と一緒に切ってしまうことになりかねません。

花芽も剪定してしまえば、次の年の花つきが悪くなってしまうでしょう。このような現象を防ぐためにも、正しい時期に的確な方法で剪定をおこなうようにしましょう。

バリカンなど剪定時にあるとよい道具

サツキの剪定をおこなう際には、さまざまな道具を用意しておくと作業の負担が少なくなり剪定作業もはかどります。サツキの剪定で用意しておくとよい道具を紹介していきますね。

サツキの剪定にあるとよい道具
  • バリカン:一気に刈り込むことができ、切り口をきれいに仕上げることができます。
  • 刈り込みバサミ:サツキを丸く仕上げるときに便利です。
  • 剪定バサミ:太い枝から細い枝まで簡単に剪定することができます。
  • 園芸用バサミ:樹形の微調節などに役立ちます。
  • ノコギリ:サツキを小さくしたり、剪定バサミで対応できない枝を切ったりするときに使います。
  • 園芸用手袋:ケガ防止のために着用しましょう。滑り止めがついていると安心です。
  • ほうき、ちりとり、熊手、ゴミ袋:剪定した後の掃除に使用します。

サツキの剪定方法

サツキの剪定は、基本的に徒長枝元気のない細い枝交差している枝などをカットします。まずはからまったサツキの枝をほどき、不要な枝を見極めて剪定するのです。次は形を整えるために、バリカンで3cmほど刈り込みます。バリカンはサツキの側面からカットし、下から上へ刈り込み最後にサツキのてっぺんの形を整えて、周りのサツキと高さを整えましょう。

これは基本的なサツキの剪定ですが、目的によって剪定のポイントを知っておくとより効率的に剪定することができます。まずは、サツキの生育環境を整えたいときの剪定です。サツキは枝が入り組んだり交差したりして風通しや日当たりが悪くなると、病害虫が発生しやすくなります。

そのため、入り組んだ枝をカットする間引き剪定をおこないましょう。そうすれば剪定によってサツキの生育環境をよくすることができます。次に樹形を整えたい場合の剪定のポイントは、理想の樹形をイメージしていらない枝を切ってしまうということです。

サツキは成長過程とともに形がまばらになり乱れてきます。そのため、理想の形からはずれる枝は剪定してしまうとよいでしょう。樹形が理想の形でそのまま維持したいというときは徒長枝や内側のおかしな方向に伸びている枝をカットしてください。

また、たくさん花芽をつけたいときには伸びた枝に出た芽が双葉になるように枝の先端をカットしましょう。そうすると双葉の根元から新しい花芽がひとつずつ生えてきます。全体を同じように剪定すれば枝は密接して生い茂り、花芽をたくさんつけてくれるでしょう。

サツキ剪定方法|時期は5月の花後!サツキがたくさん咲く剪定の仕方

サツキを小さくする剪定のポイント

サツキが大きくなりすぎてしまったときは、小さくする剪定をおこないましょう。ただし、サツキを小さくする剪定は、花が咲く前の3~4月におこなうのでその年は花が見られないことと認識しておきましょう。

サツキを小さくする剪定として、ノコギリを使ってつぼみがついている枝をつぼみごと切り落とします。つぼみごと切り落とすとほとんど枝だけになってしまうので、枯れてしまわないか心配される方もいるかもしれません。

しかし、この時期のサツキは芽吹きの力が強いため、枝から新たな芽を出してくれるので、安心してください。とくに古い枝は成長して大きくなっているため、ノコギリを使って思い切って剪定してしまいましょう。

もし剪定時期を逃してしまったり、どの枝を切ってよいのか判別がつかなかったりする場合は、業者に任せることをおすすめします。剪定のプロであれば、その時期やサツキの状態に合わせた剪定をおこなってくれるでしょう。

生活110番では、全国各地の優秀な剪定業者をご紹介しています。お客様のご要望やお悩みに合わせて対応させていただきますので、まずはご相談ください。

サツキの剪定後の手入れ

サツキを剪定した後は、元気に育つように栽培環境を整えてあげるとよいでしょう。ここでは、きれいな花を咲かせるサツキを育てる方法について紹介しますね。

栽培環境

サツキは、日当たりがよい場所で育てるとよいでしょう。しかし、夏の強い日差しでダメージを受けてしまうおそれもあるため、鉢植えなどであれば直接日の当たらない場所に移動させましょう。

また、サツキは水はけがよい土と風通しがよい場所も元気に成長してくれます。このような場所で育てると、病害虫の予防にもつながるでしょう。

水やり

サツキは土が乾かないうちにしっかりと水やりをするのが上手く育てるコツです。とくに夏は暑く、水分が奪われやすい季節なので、土の乾燥具合を見て朝と夕方の2回水やりをするとよいでしょう。しかし、日中に水やりするのはおすすめできません。

暑い時間帯に水やりをおこなうと、土が吸い込んだ水まで熱くなってしまい、根にダメージを与えてしまうおそれがあるからです。土の中の水分がなくならないように、保水すると元気に育ってくれます。

サツキ剪定方法|時期は5月の花後!サツキがたくさん咲く剪定の仕方

肥料

サツキの成長を促進してくれる肥料は、開花後の6~7月にかけて月1回与えるようにしましょう。肥料はゆっくり肥料の効果が浸透する緩効性肥料や油かすなどがおすすめです。肥料を直接かけると根に栄養過多などで悪影響を与えるおそれがあるため、土と混ぜ合わせて使用しましょう。

病害虫対策

サツキは、ときにハダニなどによる害虫被害やまばらに枯れたような斑点がつく褐斑病などの病気に見舞われることがあります。このような病害虫の被害を防ぐためにも薬剤などを散布しておくとよいでしょう。使用する薬剤によって、散布する量や方法は異なるので容量・用法を守るようにしてください。

また、剪定の後でも枝や葉が交差して風通し日当たりが悪くなっている場合は、いらない枝を切り取って対処しましょう。

盆栽・鉢植えで楽しむサツキ

サツキは庭の植え込みなどで育てられることが多いですが、室内では鉢植えや盆栽として育てることもできます。鉢植え、盆栽それぞれの育て方のポイントを紹介します。マンションやアパート住まいで庭がなくサツキを諦めてしまった方も、ぜひサツキを育ててみてくださいね。

植え付け・植え替えは春か秋

サツキを鉢植えに植え替え、植え付けする時期は、花が終わった6月か、秋が深まる9~10月が適しています。ただし、猛暑日が続く暑い夏は、鉢に植えたばかりのサツキの成長を妨げてしまうかもしれません。心配な方は秋に植え替えをするとよいでしょう。その際も冬の寒さを考慮して、暖かくなるまでは外気に触れにくい場所に置いておきましょう。

鉢植えに植え替えたサツキは根を張り始め、次第に鉢植えの中が窮屈になってしまいます。とくに大きめのサツキは約2~3年に1度、小ぶりなサツキは1年に1回ほどひと回り大きい鉢に植え替えるようにしましょう。

サツキ剪定方法|時期は5月の花後!サツキがたくさん咲く剪定の仕方

サツキの盆栽の育て方

サツキの樹形や四季折々の花や葉の鮮やかさを楽しむ盆栽は、樹形の手入れが必要になってきます。そのため、サツキの盆栽は、樹形を整える剪定花芽をつけさせる毎年の剪定が必要になってきます。

樹形を整える剪定は数年経ち、乱れてきた樹形を花が咲く前に剪定して整えましょう。花芽も一緒に切ってしまうため、その年に花を楽しむことはできません。樹形を整えた後に出てきた新芽は枝になってしまうため、いらないものは摘み取るようにしましょう。また、花芽をつけさせる剪定は開花後に毎年おこないます。

1章でお話したように双葉が残るように先端の枝をカットし、両側の葉の根元に花芽がつくようにします。そうすることで、密集した花や葉が育つので、きれいなサツキの盆栽を楽しむことができます。ぜひサツキの盆栽を育てて、美しい花や季節の変化を楽しみましょう。

まとめ

サツキの剪定は、花が咲いた後の5~6月がよいといわれています。サツキは花が終わるとすぐ新たな花芽を枝につけます。そのため、時期がずれると花芽まで剪定してしまい、次の年の花つきが悪くなってしまうのです。また、サツキの剪定をする際は、目的に合わせた剪定をおこなうのがおすすめです。

剪定の時期を逃してしまった、どう剪定してよいか分からないという方は、業者に依頼するとよいでしょう。プロの力で時期に合わせた方法で剪定してくれるはずです。また、サツキの魅力は鉢植えや盆栽でも育てられることです。植え付け場所やサツキの状態に合わせた手入れをおこないましょう。

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