ネズミモチの剪定は定期的に!剪定時期と方法・栽培で気をつけること

2023.11.20

ネズミモチの剪定は定期的に!剪定時期と方法・栽培で気をつけること

ネズミモチの剪定は年に2回おこないましょう。ネズミモチは成長が早く、樹形を保つためには最低2回は必要だからです。また、剪定をおこなうことで、病害虫を予防することができます。

ネズミモチの剪定は全体から飛び出た枝を中心に切り取ります。また、ネズミモチを生垣にしたいなら、新芽の成長が止まるころにおこなうのがオススメです。

ネズミモチを健康に育てて、長く楽しみたいなら、病害虫やお手入れについても知っておきましょう。ここでは、ネズミモチの剪定方法や日々のお手入れの方法についてご紹介していきます。

※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。

ネズミモチの剪定は年に2回が理想的!

ネズミモチの剪定は年に2回おこないましょう。なぜなら、ネズミモチは成長が早く樹形が崩れやすいからです。また、ネズミモチを健康的に育てるためにも剪定は必要になります。ここではネズミモチの剪定方法について詳しく解説していきましょう。

剪定に適した時期と必要な道具

ネズミモチの剪定は年に2回が理想的!
ネズミモチの剪定は6~7月と11~12月の2回おこないます。新芽の成長が止まる時期になるため、育成期に大きく乱れた樹形を整えるには絶好の機会です。

ただし、花を咲かせたい場合は、花が咲き終わった7月以降に剪定をおこないます。花が咲き終わったあとに来年に咲く花芽が出てくるからです。花芽が出てくる前に剪定をおこなうことで、来年に咲く開花数が減ることなく樹形を整えることができます。

剪定をおこなうときは以下の道具をそろえておくと便利です。
・植木バサミ:直径1センチメートルまでの枝を切る
・剪定バサミ:直径2センチメートルまでの枝を切る
・刈り込みバサミ:生垣などを作るときに全体を刈り込む
・トリマー:生垣などを均一に刈り込む機械
・脚立:高い位置の剪定や刈り込みをするときに必要

とくにネズミモチを生垣として利用する場合は、一気に切ることができる刈り込みバサミやトリマーなどを用意しておくと効率的に作業することができます。

基本的な剪定方法

ネズミモチの剪定は、全体から飛び出した長い枝を切り取り、樹形を整えることが基本です。飛び出た枝を剪定するだけでなく、樹形内部で混み合っている枝や枯れ枝も間引いていきましょう。

内部が混み合っていると、風通しや日当たりが悪くなり病害虫が発生しやすくなります。全体的な樹形のバランスをみつつ、樹形内部が風通しや日当たりがよくなるように剪定していきましょう。

生垣の剪定方法

ネズミモチの生垣は、はじめに樹形内部の不必要な枝を間引いていきます。樹形内部の風通しや日当たりがよくなることを意識しておこなっていきましょう。

その次に、全体の樹形を整える刈り込みをおこなっていきます。強く刈り込みをおこなってしまうと「徒長枝(とちょうし)」と呼ばれる上向きに勢いよく伸びる枝が多く発生しやすくなるので注意しましょう。

自分で剪定するのが難しい場合は

たとえば時間がない、大きく成長しすぎた、剪定の方法がいまいちわからないなどで、自分で剪定するのが難しい場合は業者に依頼しましょう。剪定作業を業者に依頼したときにかかる作業費用は木の高さごとに設定されていることが多いです。

ネズミモチのように低木に属する木は1本3,000円~4,000円程度で剪定を依頼することができます。また、作業費以外に処分費や出張費がかかることがあります。実際にどれぐらいの費用がかかるのか知りたいなら、一度業者に見積りを取りましょう。

ネズミモチを育てるうえで気をつけること

ネズミモチは、丈夫な木のため育てやすいです。しかし、病害虫には気をつける必要があります。どんなに健康なネズミモチでも病害虫が発生したら、あっという間に枯れてしまうことがあるからです。健康的なネズミモチを育てるには、日々のお手入れを気にしましょう。

かかりやすい病気

ネズミモチがかかりやすい病気には、「斑紋(はんもん)病」と「うどん粉病」があります。斑紋病は、葉に黒い斑紋ができる病気です。斑紋ができると、葉が全体的に黒くなっていきます。斑紋病にかかった葉を取り除くことで対策することができます。

うどん粉病はうどん粉がついたように葉が白く粉をふく病気です。うどん粉病にかかると光合成ができなくなるため、やがて枯れていきます。うどん粉病はカビ菌が原因のため、殺菌剤を散布することで対策することができます。被害が大きくなる前に病気にかかった葉を切り取ることも大切です。

被害にあいやすい害虫

被害にあいやすい害虫には「マエアカスカシノメイガ」「カイガラムシ」があります。マエアカスカシノメイガの幼虫は、ネズミモチの新芽を食害するため要注意です。見つけ次第、取り除いて駆除してください。

また、カイガラムシは枝や葉、芽に寄生し汁を吸います。カイガラムシは菌を媒介するため、要注意です。見つけ次第、歯ブラシなどで擦り落としましょう。

これらの病害虫は、剪定により日当たりや風通しをよくしておくことで予防することができます。

基本的なお手入れ

ネズミモチを育てるうえで気をつけること
ネズミモチの基本的なお手入れの方法について詳しくご紹介していきます。正しいお手入れの方法を把握して、ネズミモチを長く楽しみましょう。

環境
日当たりのよい場所を好みます。耐陰性があるため多少の日陰でも育てることも可能です。また、土地を選ばずに育てることができます。ただし、乾燥ぎみの土は好まないため、粘土質で湿り気のある土壌で育てましょう。

水やり
基本的に水やりは必要ありません。しかし、土が乾燥してしまうと生育が悪くなります。そのため、育成期である春~秋の間は乾燥しているときにたっぷりと水やりをしましょう。

肥料やり
基本的には必要ありません。しかし、葉色が悪い場合は肥料を与えます。2~3月に緩効性の化成肥料または、固形の油かすを株元にまきます。

間違ったお手入れをしてしまうと、生育が悪くなる原因になります。そのため、花を咲かせて楽しみたい場合や生垣として利用したい場合はお手入れを怠らないようにしましょう。

ネズミモチの実や葉の活用方法

ネズミモチは花を咲かせて楽しむだけではなく、収穫した実や剪定で切り落とした葉を調理して楽しむ方法もあります。ネズミモチの実や葉の活用方法についてみていきましょう。

実の調理方法

ネズミモチの実や葉の活用方法
ネズミモチの実はジャムとして利用することができます。収穫したネズミモチの実を少量の水で煮詰めることで作ることが可能です。ネズミモチをジャムにすることで、保存のきく生薬になります。

ネズミモチのジャムは苦いためそのままで食べることに不向きです。味の濃い料理に混ぜて一緒に食べるとよいでしょう。

葉の調理方法

ネズミモチの葉を利用してお茶を作ることができます。葉っぱをよく洗い、乾燥させます。フライパンに入れて弱火にかけながら、葉の水分を完全に飛ばせば茶葉のできあがりです。すこし、青臭さが残っている状態にしておくのがポイントになります。

ネズミモチのパワー

ネズミモチは古代中国で不死の妙薬と信じられていたほど、効果のある薬として利用されていました。具体的な効能としては、胃腸を元気にさせ、五臓や心を休める効果があるようです。

まとめ

ネズミモチの剪定は年に2回おこなう必要があります。ネズミモチは成長スピードが早く、萌芽力が旺盛だからです。剪定は6~7月と11~12月におこないましょう。

全体から飛び出した長い枝を切り取り、樹形内部で混み合っている枝や枯れ枝も間引いていくのが剪定の基本です。生垣を剪定する場合は、はじめに樹形内部を間引いてから全体の形を整えていきましょう。

ネズミモチは定期的に剪定をしないと簡単に樹形が崩れて、見た目が悪くなってしまいます。もし、剪定する時間がない、大きく成長しすぎて剪定の方法がわからないなどで、お困りなら弊社へご相談ください。

弊社ではご要望にあった剪定業者をご紹介しております。ネズミモチのように定期的なメンテナンスが必要な作業の依頼を承っている業者をご紹介いたします。


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