カラタネオガタマは、生長するのが遅い低木の植物です。そのため剪定はあまり必要ありません。しかし、病害虫からカラタネオガタマを守り健康を維持するためにも、適度な剪定をおこなうとよいでしょう。
また、放置して背丈を超えるほど大きくなってしまった場合は、剪定作業が難しくなり、危険をともないます。その場合は、無理せず業者に剪定を依頼することをおすすめします。
キレイな花を楽しむためにも、カラタネオガタマの正しい剪定方法を知っておきましょう。この記事では、カラタネオガタマの剪定方法や、お手入れ方法を解説します。
目次
カラタネオガタマの剪定について
カラタネオガタマは、生長が遅い植物なので、強い剪定や必要以上の剪定をおこなう必要がありません。しかし、カラタネオガタマの健康維持には、剪定は必要な作業です。剪定初心者の方は、練習にもなるので、カラタネオガタマの剪定をおこなってみましょう。
剪定に必要な道具の準備
カラタネオガタマの剪定をおこなう前に、剪定に必要な道具を確認していきましょう。
植木ハサミ:剪定に使われる一般的なハサミです。枝分かれしているところや細い枝などをカットするときに使います。
剪定ハサミ:太い枝を切り落とす際に使うハサミです。
脚立:高い場所の剪定にあると便利です。
そのほかに、切り落とした枝などを集めるための、ゴミ袋や手袋があるとよいでしょう。手袋は、剪定作業中に使うことで、ケガの防止にもなります。
カラタネオガタマの剪定方法
カラタネオガタマは、剪定をおこなわないでも、自然にキレイな樹形になります。基本的な剪定は、飛び出ている枝や大きく生長した枝を切り落とします。大きくなりすぎた枝は、花や芽をつけないのです。3芽~6芽ほど残して、切り落としましょう。
また、日当たりや風通しが悪い場合も剪定が必要です。風通しがよくないと、害虫が発生してしまいます。重なり合っている枝は、内側から切り落としましょう。
剪定の時期は、花が咲き終えたころから、夏にかけておこないます。夏ごろには、来年のために新しい芽をつけはじめるので、その前に剪定をおこないましょう。
カラタネオガタマの剪定をするときの注意点
カラタネオガタマの剪定をするときは、いくつかの注意点があります。剪定時期を確認してからおこないましょう。また、剪定は無理のない範囲でおこない、ケガなどのトラブルにも注意してください。
剪定時期をしっかりと確認する
夏を過ぎてから剪定をすると、誤って花芽を切ってしまい翌年花が咲かなくなってしまうおそれがあります。剪定は、夏前におこないましょう。夏以降に、剪定をおこないたい場合は、開花する前の2月頃におこないます。
2月頃になると、花や芽を目でしっかり確認することができるので、誤って切り落とす心配がありません。花や芽を避けて、カラタネオガタマの剪定をおこないましょう。
剪定用の道具を準備する
カラタネオガタマの剪定をおこなうときには、枝の切り口をケアする必要があります。切り口をそのままにしておくと、病原菌が枝に侵入してきたり、枝が腐敗したりします。そういった被害を防ぐために、癒合剤という切り口を保護する薬を用意しましょう。
癒合剤は、剪定後の切り口に塗って使用します。殺菌成分が含まれていて、傷口の回復も早いです。剪定は、植物に大きなストレスを与えているので、癒合剤などを使いしっかりケアしてあげましょう。
無理のない範囲で剪定をする
カラタネオガタマの剪定は、それほどおこなう必要はありません。しかし、健康維持のために必要な場合もあります。木全体の風通しが悪いと、病害虫の発生も考えられるので、無理のない範囲で剪定することをおすすめします。
自分での作業に不安なときや、背丈よりも大きくなってしまった場合は、業者に依頼することをおすすめします。業者に依頼することで、高い場所の剪定もスムーズにおこなってくれて、ケガをする心配もありません。
剪定以外の手入れも知っておこう!
水やり・肥料を与える頻度
水やりや肥料は、頻繁に与えなくてもよいです。水やりは、真夏などの暑い日が続く場合など、土の乾燥が気になるときのみ与えましょう。
肥料は、2月と8月の年2回与えます。油かすと、堆肥を混ぜたものを株の周りに埋め込んでいきます。病害虫を発見した場合は、薬剤の散布をして、駆除しましょう。
必要な日当たり
カラタネオガタマは、乾燥した冷たい風が苦手です。乾燥した冷たい風に当たってしまうと、落葉してしまったり枝枯れしたりしてしまいます。カラタネオガタマは日当たりのよい場所を好みますが、半日陰でも生育が可能です。
ただし、半日陰だと花付きが悪くなる可能性があります。
病害虫に侵されていなか確認する
病気や害虫被害も確認しましょう。カラタネオガタマは丈夫なので、病気や害虫被害にあいにくいですが、万が一のために、かかりやすい病気や害虫を知っておきましょう。
カイガラムシ
植物によく付着する害虫です。植物の樹液を吸い、植物を弱らせます。カイガラムシという名前だけあって、硬い殻に覆われているので、薬剤を散布してもあまり効果がありません。駆除する場合は、手作業やブラシなどではらい落とす必要があります。幼虫の時期は、薬剤で駆除することが可能です。
被害にあわないためには、剪定で風通しをよくしたり、カイガラムシに有害な薬剤を散布したりすることです。カイガラムシは、増殖すると、駆除が大変です。剪定や薬剤などで、予防しましょう。
すす病
糸状のカビです。カイガラムシの排泄物や分泌物をエサとして増殖します。すす病は、植物に直接的に被害はありませんが、葉や茎に付着し、光合成を妨げています。光合成ができない状態になってしまうと、枯れるなどして、生長に影響してしまうのです。
すす病の症状を見かけたら、増殖を防ぐため、その部分は取り除きましょう。予防策は、殺虫効果のある薬剤を散布します。害虫は、風通しの悪い湿気の多い場所を好みます。剪定をおこなって、風通しをよくしましょう。
鉢植えからの植え付け時期に注意
カラタネオガタマの植え替えは、時期に注意しておこないましょう。植え替えは、暖かくなりだす3月~4月か、8月下旬~9月にかけておこなうのが適切です。鉢から地植えをする場合は、カラタネオガタマが弱ってしまうおそれがあるので、根をあまりいじらないように植え付けましょう。
カラタネオガタマは、一度、植え付けてしまうと移植するのが難しい植物です。移植をしても枯れてしまう可能性が高いので、地植えをおこなう場合は、場所をよく考えてから植えるようにしましょう。土は、水はけのよいものを好みます。また、植え替えをおこなったあとは、水をたっぷりあげましょう。
まとめ
カラタネオガタマは、害虫にも強く丈夫なため初心者にもおすすめです。生長が遅めいので、それほど剪定の必要はありませんが、背丈よりも大きくなってしまった場合は、業者に依頼して剪定をおこなってもらうことをおすすめします。
自分でカラタネオガタマの剪定をおこなう場合は、剪定する時期や注意点を確認してから、無理のない範囲でおこないましょう。自分では難しいと感じたり、剪定をする時間がなかったりする場合は業者依頼を検討しましょう。
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