ヤマアジサイの剪定は年2回!基本のお手入れ・楽しみ方もご紹介!

2023.11.20

ヤマアジサイの剪定は年2回!基本のお手入れ・楽しみ方もご紹介!

ヤマアジサイの剪定は、夏と冬の2回に分けておこないましょう。ヤマアジサイは剪定のタイミングや方法が違うと、花が咲かなくなる場合があるのです。そのため、正しい剪定の時期と方法を理解することが大切になります。

そこで、今回はヤマアジサイの剪定時期と方法についてご紹介します。正しく剪定をすることで、美しい花を楽しめるでしょう。

※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。

ヤマアジサイの剪定は年2回!

ヤマアジサイは、夏と冬の2回に分けて剪定をおこないます。ヤマアジサイは定期的に剪定をすることで、翌年も美しい花を咲かせるといわれています。正しいヤマアジサイの剪定方法を理解し、毎年の花を楽しみましょう。

【1】夏剪定

夏の剪定では、花後(花が咲き終わったタイミング)におこないます。目安としては7月ごろからですが、花が終わってからは早めにとりかかるとよいでしょう。

この剪定では、花が咲いた枝を先端から2節目の芽の上で切り取ります。ここで深めに切り過ぎてしまうと、今後の花芽を減らしてしまうおそれがあります。花をしっかり咲かせたいのであれば、このカットする位置に関しては気をつけておきましょう。

また、夏の剪定は、8月以降にはおこなわないよう注意が必要になります。8月以降は翌年の花芽がついているため、剪定をすると翌年の花数が減ってしまうのです。

【2】冬剪定

冬の剪定は、2月におこないます。剪定をするときは、細い枝や前年に出た古い枝を、根元から切り落としましょう。細い枝や古い枝は花をつけないうえ、残しておくと風通しを悪くするため、湿気を好む病気の発生源になる場合もあるのです。

剪定が簡単なアジサイもある!

ヤマアジサイのほかにも、近い品種にはアナベルがあります。アナベルは開花後、冬までに剪定できていればよいとされています。花が咲いた枝を短くすることで、翌年の開花も楽しめるため、剪定が比較的楽な品種なのです。

おまけ:アジサイの花色は土次第?

アジサイの花の色は、土が「酸性」か「アルカリ性」かによって変わります。酸性の土で育ったアジサイは、ピンク色に傾きやすいです。一方、アルカリ性の土で育ったアジサイは、青色の花をつけるといわれています。

そのため、土の成分を酸性やアルカリ性に整えることで、好みの色に育てることができるでしょう。土に石灰を混ぜるとアルカリ性、ピートモスを混ぜると酸性に傾けることが可能です。

ヤマアジサイの剪定は年2回!基本のお手入れ・楽しみ方もご紹介!

ヤマアジサイを元気に育てる秘訣は?

ヤマアジサイは剪定だけでなく、日ごろの手入れも大切です。ヤマアジサイを健康的に育てることで、花をたくさんつけることができるといわれています。そこで、以下ではヤマアジサイの育て方と、注意すべき病害虫についてご紹介します。

育てる環境

ヤマアジサイは、西日などの強い日差しを嫌う性質があります。そのため、鉢植えなら午後には日陰になるような場所へ置いておくのがよいでしょう。また、湿気が多いと病気にかかるおそれがあるため、風通しのよい場所に置くのもおすすめです。

基本的な手入れ

ヤマアジサイは乾燥に弱いため、水やりは土の表面が乾いたら水やりをしましょう。夏は1日に2回もしくは3回、冬は2~3日に1回が目安です。ただし、水のあげすぎに注意です。あげすぎると花つきが悪くなるからです。水をやるタイミングは、気温の低い朝と夕方に1回ずつおこなうのがおすすめです。気温が高い真昼に与えると、水が温まって根が傷つくおそれがあるため、避けましょう。

また、肥料は花が散った6月ごろに与えます。開花をした際に多くのエネルギーを消費するため、肥料を与えることで栄養の補給ができるのです。与える肥料は、液体肥料や粒状の化成肥料を使うのがおすすめです。

ヤマアジサイの剪定は年2回!基本のお手入れ・楽しみ方もご紹介!

病気

ヤマアジサイは、病気にかかると見た目が悪くなったり、枯れたりする恐れがあります。以下では、ヤマアジサイがかかりやすい病気をご紹介するので、症状や対策について知っておきましょう。

●うどん粉病

うどん粉病とは、葉の表面に白いカビがつく病気です。カビが日光を遮るため、光合成の効率が悪くなり、弱ってしまいます。うどん粉病の病原菌は雨や風などで飛散するため、感染部分を見つけたら剪定しましょう。また、殺菌剤を散布するのも有効とされています。

対策をするなら、定期的に剪定をしておきましょう。うどん粉病は気温が高い環境を好むため、枝数が多く熱がこもっていると繁殖しやすいのです。そのため、剪定をすることで熱を発散し、予防できるでしょう。

●モザイク病

モザイク病とは、葉の先端部分から緑の斑紋ができたり、色が薄くなったりする病気です。進行すると葉が内巻きになったり、枯れたりするおそれがあります。アブラムシが病気を媒介して発生するため被害を防ぐには、アブラムシを退治・予防しましょう。

●斑点病

斑点病とは、葉の表面に茶色の斑点模様ができる病気です。発病した部分はやがて枯れ落ちるため、見た目が悪くなったり、光合成の効率が落ちたりします。病原菌は風通しの悪い環境を好むため、こまめに剪定をして繁殖しにくい環境を作りましょう。また、予防をするなら、発症しやすい4月よりも前に、殺菌剤を散布しておきます。

害虫

病気のほかにも、ヤマアジサイは害虫の防除も大切です。害虫のなかには病原菌を媒介するものもいるため、対策をすることで、病気のリスクも少なくできるでしょう。

●カイガラムシ

カイガラムシは丸い甲殻におおわれた虫で、多数で寄生します。カイガラムシに寄生されると樹液を吸い出してしまうため、植物が弱る原因になるのです。カイガラムシには殺虫剤が効きにくいため、歯ブラシで地道にこすり落とすか、カイガラムシ専用の薬剤を使用し、駆除しましょう。

●アザミウマ

アザミウマは、細長い形をした虫です。体長は1センチ前後あり、葉や花の汁を吸って被害を与えます。ひどい場合は花が咲かなくなったり、葉の形がねじれたりするため、見つけたら捕殺しましょう。また、アザミウマは枯れた花のつけ根が発生源になりやすいため、花後はまめに摘み取ります。

●アブラムシ

アブラムシは、カイガラムシ同様、多数で植物に寄生し、汁を吸います。アブラムシがつくと植物が弱るだけでなく、排泄物からモザイク病の病原菌を媒介するのです。そのため、アブラムシを発見した場合は、薬剤散布をして駆除しましょう。

困ったときは業者へ

病害虫を予防するには、定期的に剪定をして風通しや日当たりを改善することが大切です。しかし、剪定に慣れていないと、どのように作業をするのが正解か分からなくなる方もいるかもしれません。剪定や日ごろの手入れに困ったら、業者に依頼をしてみましょう。

業者に任せることで、自力でおこなうよりも美しく、健康に育つよう剪定をしてもらえるでしょう。また、病害虫の対処について教えてもらえる場合もあります。

業者への依頼をお考えでしたら、ぜひ弊社へご相談ください。弊社では、ご相談いただいた方に業者をご紹介させていただきます。電話1本からご相談いただけるため、スムーズに依頼ができるでしょう。

ヤマアジサイの楽しみ方~寄せ植えをしてみよう~

ヤマアジサイの剪定について分かったところで、品種別の楽しみ方についてご紹介します。ヤマアジサイには、おもに4つの種類があるのです。

品種によって花の形が違うため、複数の種類を寄せ植えにして楽しむこともできるでしょう。寄せ植えとは、ひとつの鉢植えのなかでさまざまな品種の植物を同時に育てることです。

アマチャ

アマチャとは、粒状の穂を囲むようにして花が咲く形の品種です。薄い青紫の花をつけるものが多くあります。葉にほのかな甘みがあるため、「甘茶」というお茶としても利用されているのです。

アマギアマチャ

アマギアマチャは、アマチャに近い品種です。花の形はアマチャに似ており、花弁は純白に近いものが多いとされています。アマチャと同じ甘い味があるため、こちらもお茶として利用できます。

シチダンカ

シチダンカはアマチャのように中心の穂はなく、枝先に小粒の花をいくつも咲かせる品種です。花が終わるまでの間に紫、赤、青などに変色するため、色の移ろいを楽しめるでしょう。

マイコアジサイ

マイコアジサイは一般的なアジサイと同じように、小粒の花をたくさん咲かせ、丸く盛り上がったシルエットになる品種です。花の色は青系統のものが多く、アジサイらしい涼やかな美しさがあります。

ヤマアジサイの剪定は年2回!基本のお手入れ・楽しみ方もご紹介!

まとめ

ヤマアジサイは剪定をすることによって、毎年の開花を楽しむことができます。夏には花をつけた枝を短く切り、冬には花をつけなくなった枝を根元から剪定しましょう。剪定することで、花が咲きやすくなるだけでなく、病害虫の繁殖しにくい環境にできるのです。

また、ヤマアジサイは強い日差しを嫌うため、植えるときには半日ほどは日陰になる部分がいいでしょう。さらに、ヤマアジサイはうどん粉病など枯死にもつながる病気にかかることがあるため、定期的に葉の様子をチェックし、症状に応じた対処をすることが大切です。

しかし、園芸に慣れていない場合、どう対処したらいいか分からなくなることもあるでしょう。もし、ヤマアジサイを育てるうえで困ったときは、業者に依頼をすることをおすすめします。業者に任せることで失敗のリスクを減らし、美しいヤマアジサイを咲かせることができるでしょう。

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