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オリーブの剪定時期は方法によって異なる!失敗を回避するコツも解説

投稿日:2019-08-29 更新日:2020-09-08

オリーブの木は主幹を剪定しても大丈夫!方法やポイントなども解説

この記事を読むのに必要な時間は約 9 分です。

常緑樹で常にきれいな緑色の葉をつけているオリーブは、初心者にも育てやすく庭木にも人気のある樹木です。細長くてきれいな葉や枝をつけるオリーブですが、ただ植えて水を与えるだけでは、枝が伸びすぎたり、増えすぎたりしてしまい見た目のバランスが悪くなります。そのためきれいなオリーブを育てるには、剪定などのお手入れが重要となってくるのです。

そこでこの記事では、オリーブの主幹剪定や時期ごとの剪定方法についてご紹介します。剪定方法を紹介したあとに、剪定で出た枝でのオリーブの増やし方も紹介しています。オリーブの剪定において大切な情報をまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。

オリーブの基本剪定の方法

オリーブの生育環境を整えるために剪定は重要なお手入れです。まずはオリーブの剪定をおこなう前に、必要な道具や基本的な剪定手順を確認していきましょう。

オリーブの木は主幹を剪定しても大丈夫!方法やポイントなども解説

剪定に必要な道具

・剪定バサミ
太さが1.5センチくらいまでの枝をカットするのに便利なハサミです。規定された太さよりも太い枝を剪定するときは、剪定用のノコギリを使用しましょう。

・高枝切りバサミ
伸縮性のあるハサミなので、手の届きにくい高いところを剪定するのに便利です。手元のグリップでハサミの開閉ができます。木の大きさ・種類に合わせて長さを選ぶようにしましょう。

・剪定ノコギリ
剪定バサミでは切れない太さの枝を切り落とすために使用します。購入する場合は木材用ではなく剪定用のノコギリを選ぶようにしましょう。

・植木バサミ
剪定バサミよりも細かい作業をすることができます。刃先がとがっているので、細い枝や入り混じった部分の剪定に最適なハサミです。

・脚立
大きくなったオリーブの剪定をするときにあると便利です。ケガの原因になるので、足元を滑らせないように注意しながら使用しましょう。

・癒合剤
枝を切ったあとの切り口に塗るものです。癒合剤を使うことで、傷口を早く直します。また切り口から侵入する病害虫からオリーブを守ります。

そのほかに、切り落とした枝をまとめるための軍手やゴミ袋などを用意しておくとよいです。切り落とした枝を集めるときは、虫やケガに気をつけて作業してください。

剪定の手順

【手順:1】
はじめに切り落とす枝を厳選していきます。むやみやたらと枝を切り落とすのではなく、完成形をイメージするとよいでしょう。邪魔だからといって、切り落としてしまうと花芽がつかなくなってしまいます。

【手順:2】
株元から生えている枝や幹から生えている枝を切り落とします。株元から生えている枝や幹から生えている枝は、必要な栄養を奪ってしまいオリーブの成長の妨げになるので切り落とす必要があります。

【手順:3】
下向きや内側に向かって生えている枝も切り落としましょう。枝同士が絡みあっている枝がある場合も切り落として、風通しをよくします。

【手順:4】
自分の理想の樹形になったら、最後に枝の傷口をケアします。癒合剤を活用して少しでも早くオリーブの傷口を治してあげましょう。癒合剤は菌や害虫の侵入を防ぐ効果も期待できます。

害虫や虫食いを見つけたときの対処法

どんな植物でも育てるときに、避けられないのが病害虫の存在です。オリーブは、害虫被害が少ないといわれていますが、育てる環境によっては害虫の発生や病気にかかるおそれもあります。寄りつきやすい代表的な害虫や病気をみていきましょう。

・オリーブアナアキゾウムシ

オリーブに寄りつきやすい代表的な害虫です。ふ化した幼虫はオリーブの幹の内部を食い荒らし、進行が進みすぎてしまうと木を枯らしてしまいます。木の根元に穴が空いていたり、おがくずのようなものがあったりした場合は、オリーブアナアキゾウムシを疑いましょう。

発生していた場合は殺虫剤で対処します。使用するときは、葉や実に殺虫剤がかからないように注意しましょう。木の根元に穴があった場合は、中にも散布し対処します。予防するために殺虫剤を使用する場合は、発生しやすい4月~8月に散布するようにしましょう。

スズメガ

スズメガもオリーブの木に寄りつきやすい害虫の一種です。幼虫は5~7センチメートルほどの大きさで黄緑色をしていて、葉や茎を食害します。黒くて丸いフンが落ちていたらスズメカが発生しているおそれがあるので、その場合はオリーブの実や葉に幼虫や卵がついていないか確認してみましょう。

幼虫をみつけた場合は、すぐに取り除きます。また、卵の発生があったときはその葉の根元から切り落としてしまいましょう。スズメガの幼虫は大きくなってくると薬剤が効きにくくなってしまうので、幼虫が小さいときに散布するのがおすすめです。

剪定方法によって異なる剪定時期

オリーブの剪定方法は、おもに強剪定・枝抜き・切り戻しの3つです。また、それぞれの剪定に適した時期は異なるため、オリーブを育てていくなら正しいタイミングを知っておくことも大切でしょう。ここではそれぞれの剪定方法と適した剪定時期をみていきましょう。

オリーブの木は主幹を剪定しても大丈夫!方法やポイントなども解説

強剪定

オリーブの主幹を剪定したり、枝を根元から取り除いたりする強剪定は、1~3月ごろがおすすめです。この時期は、オリーブの成長がゆるやかなので、木にかかる負担を減らすことができます。

オリーブの生育が盛んなときに強剪定をおこなうと、生育の阻害になったり、切り口から枝を無理やり伸ばそうとしたりするのです。それにより1~3月以外で強剪定すると、負担が大きすぎてオリーブを枯らしてしまうこともあるので、必ずこの時期におこなうようにします。強剪定をおこなったあとは、切り口に癒合剤を塗っておきましょう。

枝抜き

密集している余分な枝を根元から取り除く枝抜きは、生育が盛んになる前の3~4月ごろにおこなうとよいでしょう。強剪定ほどではありませんが、枝抜きもオリーブにストレスがかかるため、育ちはじめる前の時期におこなうのです。

枝抜きの対象となるのは、重なっている枝や幹のほうを向いている枝、細長い枝などです。さらに、同じ方向に生えている枝が複数あれば、1本だけ残るように取り除きましょう。枝抜きをおこなうとオリーブの風通しや日当たりがよくなり、生育環境の改善や病害虫予防に期待できます。

切り戻し

余分な枝を短くする切り戻しは、オリーブの生育が活発な5~10月ごろにおこないます。理由としては、この時期は枝が伸びやすくなり、オリーブの木からはみ出して見えるバランスの悪い枝が発生しやすいからです。

伸びすぎた枝は根元から切り取るか、全体のバランスを考えて短く切り取ります。また、枝抜きで対象となった枝についても、切り取っておくとよいでしょう。

おもな不必要な枝の種類

剪定をするときに悩むのが、どの枝を切ったらよいかの見極めです。剪定方法の中でも少しご紹介していますが、さらに詳しくみていきましょう。下記が剪定を必要とされる枝の種類になります。

交差枝:ほかの枝と絡み合っている状態の枝で、風通しを悪くする。
下垂枝:下に伸びていってしまっている枝。
徒長枝:長くて太く成長している枝で花がつきにくい枝。
内向枝:内側に向かって成長している枝。
ひこばえ:株元から生えてきた枝。
平行枝:周りの枝と平行に成長している枝。どちらかの枝を切り落とす。

オリーブに主幹剪定が必要な場合もある

オリーブのような庭木の剪定では、枝だけを取り除くイメージがあるかもしれません。しかし、適切な方法であれば主幹を短くしても問題ありません。むしろ、主幹は剪定するほうがよい場合もあるのです。どんなときに主幹剪定をおこなえばよいか見ていきましょう。

室内で鉢植え栽培している場合

鉢植えの場合では、オリーブの高さを低めに保つように心がけましょう。庭植えよりも安定感の悪い鉢植えでは、樹高が高くなってしまうと風などによって倒れやすくなるからです。そのため、鉢植えのオリーブでは、樹高を調整することが重要となります。

とくに主幹は、木の高さに大きくかかわるため、鉢植えのオリーブでは主幹を剪定することが重要となるでしょう。樹高は1~2メートルほどの高さにしておくと、ある程度の風や揺れなどに耐えやすくなります。オリーブは伸びが早い植物なので、鉢植えの場合は頻繁に気にかけておくとよいでしょう。

オリーブの木は主幹を剪定しても大丈夫!方法やポイントなども解説

庭木として庭植えしている場合

庭植えならオリーブは地面へ根を張ることができますので、高さを気にしないのであれば、様子を見ながら剪定する程度でよいでしょう。オリーブがよほど高くならない限りは、風で倒れるようなことが起こらないからです。ただ、主幹を剪定してオリーブの樹高を低めにしておけば、剪定をおこなう範囲が小さくなるので、手入れの負担が減るでしょう。

庭植えで注意しておきたいのは、鉢植えよりものびのびと育つことができる分、成長しすぎてバランスの悪い枝や葉になりやすいことです。そのため、庭植えでは全体のバランスに合わせて、枝を短く剪定することが多くなるでしょう。

成長しすぎるのを止めたい場合

オリーブの木は剪定をおこなわずに放っておくと、10メートル近くの高さまで成長してしまいます。「そんなに成長されても困る・・・!」と思う方もいるでしょう。オリーブは成長しすぎるのを止めることができるのです。オリーブも植物なので完全に成長を止めることはできませんが、主幹を一定の長さにカットすることで成長しすぎるのを防ぐことができます。

オリーブは強剪定をおこなっても失敗するおそれが少ない樹木ですが、主幹を自分で切り落とすことが不安だったり、成長に不安を感じたりする方は業者に依頼すると安心かもしれません。

二股になってしまった場合

オリーブは大きく成長していくにつれて、枝が二股になってしまうことがあります。枝が絡み合ったり邪魔してしまったりしている場合は、どちらの枝を主幹にするかを決めて剪定をおこないましょう。基本的には細い枝を切り落とすように剪定すると、きれいな樹形で成長してくれます。剪定したあとは、癒合剤を使って切り口のケアをしてあげましょう。

また切り落とした枝は、挿し木として活用することができます。オリーブを増やしたい場合は、挿し木を活用してみることをおすすめします。

挿し木でオリーブを増やす方法

オリーブを剪定すると、切り離された枝が手元に残ると思います。この枝は処分してもよいのですが、オリーブを増やすことができる挿し木に使うのもおすすめです。挿し木の手順や適した時期をみていきましょう。

挿し木で増やす手順

●準備するもの
・挿し木用の土
・鉢やプランター
・水あげできる大きさの容器(コップやバケツ)
・挿し木をするオリーブの枝

【手順:1】
剪定で出た枝を10~15センチメートルほどの長さにして、葉が2枚ほど残るように取り除きます。その後、技の切り口を数時間ほど水につけて、水分を与えておきましょう。

【手順:2】
挿し木の水分を拭き取ったあと、発根促進剤を切り口へ塗り、2~3時間ほどつけておきましょう。発根促進剤を活用することで、栄養や水分を吸収しやすくなるので、挿し木の成功率を上げることができます。

【手順:3】
湿らせたオリーブ用の土を用意し、挿し木をする鉢に移します。そのあと枝を差し込み、日当たりのよい場所か、半日陰になる場所へ設置すれば挿し木は完了です。あとは、鉢植えの土が乾かないよう定期的に水やりをすれば、3か月ほどで根が出てくるでしょう。育てている途中、根が出てきたのか気になるかもしれませんが、木が弱ってしまうのでむやみに触らないようにしましょう。

挿し木の適した時期

オリーブの挿し木の時期としては、5~7月ごろの初夏とオリーブが休眠している2月ごろがおすすめです。5~7月ごろにおこなう場合は、剪定した枝を湿らしたキッチンペーパーなどで包んで低温保管しておき、時期がきたら使用するとよいでしょう。うまくいけば1ヶ月ほどで発根するはずです。

2月ごろなら、オリーブの主幹や枝を剪定して出てきたものを、保管せずに挿し木用として使うことができます。この場合は発根まで3ヶ月程度の時間がかかるので、地道に待ちましょう。

プロに依頼して個性的な庭木にしよう

主幹は木の中心であるため、剪定をおこなうと大きく見た目が変わります。また、切り口からはまっすぐ枝が伸びることは期待できないため、元どおりの樹形にはなりにくいでしょう。しかし、主幹の剪定でオリーブを個性的にすることも、育てる楽しみのひとつです。主幹の長さによって、独自の庭木を持つことも可能になるからです。

ただ、主幹は剪定できるとわかっていても、枯らしてしまわないかの不安から、実際におこなうのは勇気がいるでしょう。もし、自力でオリーブの主幹を剪定できないときは、代わりに業者へ任せることをおすすめします。業者であれば、お家の環境に適した方法でオリーブの剪定をおこなってくれます。

その場合、剪定を依頼する業者はどこがよいのか悩んでしまう方もいるのではないでしょうか。剪定業者の選び方は、剪定費用や資格の有無などを参考にするとよいでしょう。

まとめ

オリーブの剪定は成長のしすぎを防いだり、病気や害虫から樹木を守る効果があったりすることがわかりました。オリーブは主幹や枝の剪定が可能で、樹高の調節ができます。鉢植えの場合は、主幹を剪定して樹高を低く保つことが大切ですが、庭植えは様子を見ながら剪定する程度でよいでしょう。

そして、剪定をおこなう時期について、強剪定は1~3月ごろに、枝抜きは3~4月ごろにおこないます。また、切り戻しは5~10月ごろがよいです。さらに、剪定で出た枝を使えば、オリーブを増やすこともできます。オリーブを増やしてみたいと思う方は挿し木に挑戦してみるのもよいでしょう。

しかし、オリーブは時期ごとに適切な剪定方法が変わることや、主幹を傷つけるのは勇気がいることなどから、自力で剪定するのは難しいかもしれません。業者に頼めば剪定の手間や不安を解消できますので、依頼することもおすすめです。

弊社はオリーブの剪定をおこなってくれる業者をご紹介していますので、業者選びにお困りの場合はお気軽にお問い合わせください。剪定を正しくおこない、病気や害虫から樹木を守り健康的なオリーブを育てましょう。

(この記事は2020年9月8日に加筆・修正しています)

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この記事を書いた人
生活110番:主任編集者 HINAKO
生活110番編集部に配属後ライターとして記事の執筆に従事。その後編集者として経験を積み編集者のリーダーへと成長。 現在は執筆・記事のプランニング・取材経験を通じて得たノウハウを生かし編集業務に励む。
得意ジャンル: 屋根修理(雨漏り修理)・お庭(剪定・伐採・草刈り)

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2020-09-08 16:01:50
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