ジャスミンは香りが強いハーブの仲間で、料理やアロマとして利用されることもあります。春になると白い小さな花を咲かせるので、観賞用の花としても栽培できるのです。
ジャスミンを長く楽しむには、しっかりと育てていく必要があります。とくにジャスミンは、こまめな剪定が欠かせません。そこで今回は、ジャスミンの剪定方法と育て方についてご説明します。
目次
ジャスミンは毎年剪定が必要!その剪定方法や時期とは
ジャスミンというと、小ぶりな花や柔らかそうな葉から、繊細そうな植物に見えます。しかし、実際のジャスミンは繁殖能力が強い植物です。何年も放置しておくと育ちすぎてしまうので、剪定は毎年おこなうことが重要になります。
剪定をするときは、のびすぎたツルを半分ほど切り戻す方法が多いです。ジャスミンは剪定によってかかるダメージにも強いので、たくさん切り戻してもよいといわれています。ただし、ジャスミンの中心部位にある主要のツルを剪定すると、花が咲かなくなるおそれがあるので注意が必要です。
また、ジャスミンを剪定するタイミングは、花が咲き終わって間もない6月~9月前後です。秋以降のジャスミンを選定する場合、翌年にむけて花芽をつけるので、剪定したときに花芽も落としてしまうおそれがあるので注意が必要です。
ジャスミンの育て方
ジャスミンは剪定に強いですが、生育環境が悪いと、うまく育たないこともあります。せっかく育てるなら、ジャスミンを長く楽しみたいですよね。ジャスミンに適した生育環境を知っておくと、株を長持ちさせられるでしょう。
ジャスミンの配置
ジャスミンは日当たりのよい場所で、育てるのがよいといわれています。しかし、強い日差しを浴び続けると葉焼けしてしまうこともあるので、真夏の間は半日陰になる場所へ移動させておくのがおすすめです。
ジャスミンは水分が多いと根腐れしてしまうので、梅雨の時期は屋内で管理しておくのがよいかもしれません。地植えでジャスミンの株を移動させられない場合は、土にもみ殻くん炭をまぜることで排水性を高め、根腐れを避けられるようです。
ジャスミン栽培に適した土
ジャスミンは酸性の土壌では育ちにくくなるため、中性からアルカリ性の土壌が適しています。そのため、市販されているハーブ用の土壌を使うか、赤玉土と腐葉土を6:4でまぜたものを使用するようにしましょう。また、水はけがよい土壌も好むため、排水性にも注意が必要です。
水やりと肥料
ジャスミンの水やりは、鉢植えか地植えかによって異なるようです。鉢植えの場合は、土の表面が乾いてきたと思ったら水分を与えます。地植えの場合、日常的に水やりをおこなう必要はありませんが、夏場の昼など乾燥しやすいときには水やりが必要です。
肥料はおもにハーブ用の肥料を使い、茎をのばし始める前の2月~5月ごろにまきます。そして、開花時期の前にも肥料を与えることで、よりきれいな花を咲かせることができるようです。肥料を与えるときは、肥料焼けをおこさないように根元からはなれた位置へまくのがおすすめです。
ジャスミンを育てるうえで注意すること
ジャスミンは乾燥に強いので、お手入れも楽だといえます。しかし、手入れがほとんどいらないぶん、剪定をするのも面倒くさくなってしまうかもしれません。
しかし、剪定をせずに放置していると、害虫が発生するおそれがあります。害虫が寄生すると、葉や茎を傷つけてジャスミンを弱らせてしまうかもしれないのです。ジャスミンを剪定して通気性を高めることで、害虫の予防にもなります。
アブラムシ
アブラムシは風通しの悪い場所で大量に発生し、寄生した植物から栄養を吸い取ってしまいます。さらにアブラムシの排泄物は、すす病の原因になることもあるのです。すす病にかかると葉の表面が黒ずみ、光合成ができなくなって枯れてしまうかもしれません。アブラムシが発生した際は、薬剤を散布して駆除するのがおすすめです。
ハダニ
ハダニも、アブラムシと同様に風通しの悪い場所で発生します。葉の汁を吸い取って栄養を奪ってしまうので、薬剤散布による早急な駆除が必要です。
ジャスミンが大きくなりすぎたら
ジャスミンはパーテーションとして大きく育てることができますが、大きくなりすぎると剪定も大変になるかもしれません。自力で剪定するのが大変だと思ったら、業者に任せるのも手段のひとつです。業者によって適切に剪定してもらうので、ジャスミンを元気な状態で保つことができるでしょう。
ジャスミンを楽しもう!活用方法をご紹介
ジャスミンを剪定するメリットは、害虫予防だけではありません。剪定の際に花や葉を収穫し、お茶やインテリアに利用できるのです。剪定と考えると面倒なことに感じますが、収穫だと考えると、ジャスミンを活用する楽しみもでてくるのではないでしょうか。
ジャスミンティーをつくる
ジャスミンの花や葉をよく洗い、乾燥させておきます。乾燥したら緑茶などの葉と一緒にまぜて、お湯を注ぐとジャスミンティーになるのです。ジャスミンティーには消化促進などの効能があるといわれ、味もすっきりしているのでおすすめの活用法になります。
ドライフラワーにして、インテリアなどに
ジャスミンが開花している時期に収穫し、花と葉の束を2週間ほど逆さに干しておくことで、ドライフラワーが完成します。おしゃれな容器に入れたり、ポプリにしたりすることで、写真映えするインテリアとして活用できるかもしれません。
ジャスミンの花を芳香剤がわりに
ジャスミンは香りが強いので、収穫して家の中に飾っておくと芳香剤のかわりとして活用することもできます。また、ジャスミンの匂いにはリラックス効果もあるといわれるので、飾っておくと気分が落ち着くかもしれません。
まとめ
ジャスミンを長く楽しむには、栽培する環境も大切です。多湿な環境下では根詰まりをおこすこともあるので、栽培するときは水はけのよい土に植えるようにしましょう。また、ジャスミンは水分をこまめに与える必要がないので、栽培はそれほど難しいものではないようです。
しかし、育てるのが楽なぶん剪定が面倒に感じるかもしれませんが、ジャスミンの剪定は定期的におこなうようにしてください。ジャスミンの枝が混みあうと、通気性が悪くなって害虫が発生するおそれがあるのです。こまめに剪定することで害虫の予防になり、さらには収穫した部分をお茶などに活用することもできます。
もし、ジャスミンが大きくなりすぎて剪定が難しい場合は、剪定を業者に依頼するのものひとつの手段です。業者に剪定を任せることで、ジャスミンを元気に保つことができるでしょう。
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