ドウダンツツジは、初心者でも育てやすく、色鮮やかなきれいな生垣をつくれることで、人気の高い庭木です。そんなドウダンツツジの生垣をつくるには、植え付けの時期から正しい育て方をする必要があります。
何も知らずに育ててしまうと、せっかく育てたドウダンツツジが枯れてしまうことになるかもしれません。今回はドウダンツツジの育て方と、生垣の作り方まで詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ドウダンツツジで生垣をつくるときの植え付け間隔や高さの設定
ドウダンツツジで生垣をつくるのが初めての方だと、どのくらいの間隔や高さにすればいいか見当も付かないことでしょう。きれいなドウダンツツジの生垣をつくれるように、重要なポイントをおさえておきましょう。
植え付け間隔
ドウダンツツジの生垣の間隔は、50センチ~60センチくらいを目安に植え付けをおこないます。葉の広がり具合によって、植え付け間隔を短めにするか長く取るか変えるといいでしょう。
ドウダンツツジは、年月と共にどんどん成長していきますので、近すぎる間隔で植え付けをしないように注意してください。間隔が近いと、隣同士で伸びた枝木が干渉して成長を妨げるおそれがあります。
高さの設定をしよう!
ドウダンツツジは、植えつける苗の高さによって、植えつけの間隔を変えるようにしましょう。ドウダンツツジは、剪定をすることで、好きな高さや形を変えることができます。
生垣の高さと間隔を決めるときは、どのような生垣にしたいかイメージすることが大切です。腰くらいまでの高さの生垣も、景観を損なわず主張しすぎない生垣にすることができますし、目隠しできる高さに成長すれば、紅葉したときに迫力のある生垣になるでしょう。
ドウダンツツジの植え付け時期や方法
ドウダンツツジは、好きな時期に植え付けをおこなえるものではありません。失敗しないためにも正しい植え付け時期と植え付け方法を守って実践するようにしましょう。
植え付けに適した時期
ドウダンツツジの植え付けは、9月下旬~4月上旬におこないます。1月~2月の厳寒期は、ドウダンツツジが健康に育たなくなるおそれがあるので、避けたほうがいいでしょう。
植え付け方法
ドウダンツツジは浅く、広く根を張るように成長していきます。苗よりも少し大きめに穴を掘り、植え付けるようにしましょう。
鉢植えの場合は、根鉢の三分の一ほど崩したあと、根鉢の上部と、地表の高さが同じくらいになるように揃え、深植えにならないように気を付けましょう。庭植えする場合は、浅植えをしたあとに、倒れないように支柱で支えてあげてください。
根が安定するまでは支えが必要
ドウダンツツジの生垣をつくるには、植えたばかりで根が安定しない時期は支柱を使って支える必要があります。杭を倒れないように埋め込み、そこに横木を通してドウダンツツジを支えます。倒れないようにしっかりと固定するようにしましょう。
ドウダンツツジは、鉢植えにすると、2年ごとに植え替えをおこなわなければなりません。生垣にするためにも、ぜひ庭植えにチャレンジしてみてください。
ドウダンツツジの育て方
初心者でも育てやすいドウダンツツジですが、きれいな花木に育てるにはポイントをおさえて育てることが大切です。特に日当たりと水やりは、ドウダンツツジが元気に育つために重要なポイントになってきますので、参考にしてみてください。
日当たり
ドウダンツツジは、日当たりのいい場所で育てると元気に育ちます。ドウダンツツジは、暑さや寒さにとても強く、半日陰でも十分に育つでしょう。しかし、一日中日の当たらない場所で育てると花付きが悪くなったり、きれいに紅葉しなくなる場合がありますので避けたほうがよいでしょう。
水やり
水やりは、夏季に晴天が続き、土が乾燥したらたっぷり与えるようにします。夏季に水やりを怠ると、花付きが悪くなる場合がありますので、水切れに注意してください。落葉期は、ドウダンツツジも休眠状態になるため、控えめに与えるようにしましょう。
土
ドウダンツツジを育てるには、たい肥や腐葉土を混ぜ込んだ土を十分に与えるようにしましょう。ドウダンツツジは酸性土壌だとよく育つといわれています。元気に育つように、水はけがよく、水持ちがいい土で育てるようにしましょう。
病害虫の防止
せっかくドウダンツツジの生垣を育てても、病害虫に食い荒らされてしまうと枯れてしまうおそれがあります。それぞれの病害虫の予防と対策を知っておきましょう。
ハダニ
ドウダンツツジの歯から栄養を吸い取るため、その影響で葉の色が悪くなってしまいます。防虫剤を撒くか、葉に水やりをすることで予防できます。
カイガラムシ
ドウダンツツジの枝葉について、栄養を吸い取ってしまいます。栄養を吸い取られてしまうと葉が枯れて、きれいな花芽が付かなくなってしまうので、防虫剤を散布して予防しましょう。
カミキリムシ
カミキリムシは、成虫が幹に穴をあけて産卵します。成長したカミキリムシの幼虫は、ドウダンツツジの内部から長い時間をかけて食害していきます。
カミキリムシの駆除方法は、穴の中に薬剤を注入するか、針金などで幼虫をほじくり出して駆除してください。被害が深刻になる前に、見つけたら早めに駆除することを心掛けましょう。
ドウダンツツジの生垣を健康に育てるためには、こまめにチェックすることが大切です。そうすることで、病害虫の早期発見や、枝木や花芽の育ち具合が分かるので、欠かさないようにしてください。
ドウダンツツジの生垣を剪定しよう!その方法をご紹介
ドウダンツツジは、植えたまま手入れを全くしないと、枝が伸びすぎて形やバランスが悪くなってしまいます。きれいなドウダンツツジの生垣をつくるには、剪定が必ず必要になってきますので、剪定のやり方を覚えておくといいでしょう。
剪定に適した時期
ドウダンツツジの剪定時期は、5月から6月におこないます。ちょうどこの時期に花が咲き終わるので、そのタイミングを見計らって剪定するようにしましょう。落葉期にも、軽い剪定をおこなうことが可能です。夏の後に伸びた枝木は、11月頃に剪定しましょう。
剪定方法
ドウダンツツジの生垣の剪定のやり方は、刈り込みバサミで丸や四角の形に刈り込んでいきます。伸びすぎた枝や、枯れた枝木は根元から切り落としましょう。全体の形を見ながら、縦と横の長さをそろえるときれいな形の生垣にすることができます。きれいな生垣の形を保つため、定期的に剪定をおこなうようにしましょう。
まとめ
ドウダンツツジの生垣をつくるときは、高さと間隔に注意して植え付けをおこなうようにしましょう。ドウダンツツジは、根が浅く広がるので、浅く植え付けをおこない、植えたばかりの安定しない時期は支柱を使って支えるようにしてください。
ドウダンツツジは、日当たりがいい場所で、酸性土壌の土で育てると元気に育ちます。水やりも忘れずあげるようにしてください。ドウダンツツジの生垣をきれいにつくるには、「剪定」を必ずおこなわなければなりません。
ここまでの記事を読んで、自身で剪定できるかどうか不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。剪定のやり方に困っていたら、一度業者に相談してみることをおすすめします。
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