レモンマートルは鑑賞するのも食べるのもあり!栽培の方法をご紹介!

2023.11.20

レモンマートルは鑑賞するのも食べるのもあり!栽培の方法をご紹介!

さまざまな使い道があるレモンマートルは、ハーブとして私たちの生活になじみ深い植物です。レモンのにおいが香るクッキーや肉料理に添えられたさわやかな香草にも使われているので、レモンマートルを知らないかたでも食べたことがあるかもしれません。

そんなレモンマートルは、実は家庭で簡単に栽培することができるのです。そこでこの記事では、その育成と活用について役立つ情報をお届けします。

※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。

レモンよりレモンのにおいがする!レモンマートルとは

フトモモ科の常緑低木であるレモンマートルは、オーストラリア原産で亜熱帯地域の多雨林で自生しています。また、成長していけば20メートルにまで達することがあるため、家庭で育てるのであれば、剪定は必須であるといえるでしょう。そんなレモンマートルですが、その葉や花からはレモンのような清々しい香りがすることが特徴です。

レモンよりレモンのにおいがする!レモンマートルとは

この香りは、レモンに含まれるものと同じシトラールという成分によるものであり、レモンマートルはその含有量がすべての植物の中でもっとも多いといわれています。また、シトラールには多くの効果があるといわれており、レモンマートルから抽出される精油は、アロマやハーブティーなど、さまざまな用途に使用されているのです。

こうしたことから、日本では主にハーブとして栽培されることの多いレモンマートルですが、観賞用として楽しむこともできます。常緑樹のため1年を通して光沢のある楕円形の葉で、6月~8月の開花期には、クリーム色の小さな花をアジサイのように密集させて咲かせてくれるでしょう。

レモンマートルの育て方をチェック

育てる環境を整える作業は、大きくわけて植えつける場所の決定と日々の手入れに分類することができます。そうした作業の要素を1つでもおろそかにすると、枯れてしまうおそれがあるので注意しましょう。

レモンマートルの育て方をチェック

育てる場所

日光を好むため、日当たりのよい場所に植え付けてください。しかし夏の直射日光に長時間当たると、葉焼けして黄色く変色してしまうおそれがあります。そのため、西日が当たらず、日光は十分取り入れられてさらに、風通しのよい場所がよいでしょう。

また、レモンマートルはある程度、耐寒性があります。しかし、原産地が亜熱帯地域のため冬越しには注意が必要です。庭植えなら株元に腐葉土を盛ったり、鉢植えなら屋内に入れたりといった工夫を施すとよいでしょう。

植え付けのやり方

植え付けは、寒さが和らぐ2月~4月の期間におこなってください。レモンマートルは根が広く成長するため、庭植えの場合は根鉢の大きさよりゆとりのある穴を掘り、その土と腐葉土などを混ぜ合わせた土壌に植え付けます。また、鉢植えの場合は大きめの鉢を選んで、市販の栽培用土と共にレモンマートルを植えましょう。

水のやり方

多雨林に自生するレモンマートルですが、多湿はあまり好みません。それどころか乾燥への耐性の方が強いため、水やりを頻繁におこなう必要はないでしょう。土が乾燥して葉がしおれてきたころに水やりをおこなってください。頻繁に水を与えてしまうと、根腐れをおこして枯れてしまうおそれがあります。

肥料のやり方

基本的に、肥料を与えなくても枯れることはありません。気になるかたは、温暖な気候の時期に緩効性肥料をまくことをおすすめします。しかし、葉が黄色くなっている場合は栄養を必要とするため、速効性肥料を与えるとよいでしょう。

育てるなら剪定と植え替えは必ずしよう

成長速度がとても早いレモンマートルは、樹形と根の状態を管理しなければ、体調を崩して枯れてしまうおそれがあります。そのため、剪定によって樹形を整え、植え替えによって根詰まりを予防することが必要になるでしょう。

育てるなら剪定と植え替えは必ずしよう

剪定のやり方

樹形を維持するには、刈り込みという剪定をおすすめします。理想の樹形を決めたら、それに沿って余分な枝葉を、剪定ばさみによって刈り込みましょう。ただし、刈り込みは植物の形を大きく変える強剪定と呼ばれる作業です。そのため、比較的レモンマートルを弱らせにくい5月~6月におこなってください。

また、軽く整える程度の軽剪定であれば、5月~10月までの期間であれば、いつでもおこなうことができます。弱った枝葉やしげりすぎている箇所は、その都度切り取ってあげましょう。それに加えて、新芽の先を摘み取っておくと、樹高が急激に伸びることを防げるかもしれません。

植え替えのやり方

根が伸びやすいレモンマートルは、1年に1回植え替えをおこなってください。植え付けと同様の手順をふみ、作業をおこなうことができます。ただし、目的は根詰まりを防ぐことなので、より大きい鉢を用意するか、根を1/3ほど切り取って植え直すようにしましょう。

レモンマートルにはさまざまな使い道がある

レモンマートルには、さまざまな効用をもつシトラールという成分がレモンの20倍も含まれています。剪定によって切り取ったレモンマートルの葉は、実はいろいろな用途に使うことができるのです。

レモンマートルにはさまざまな使い道がある

まず、料理の香り付けとして使用することができるでしょう。シトラールはレモンのようなにおいが特徴的なため、肉料理の香草などに使用することがおすすめです。また、シトラールはリラックス効果も期待できるため、ハーブティーとしても楽しめます。

ほかにもレモンマートルは、美容の面でも効果を期待できるでしょう。シトラールには、肌にとって有用な成分が含まれているといわれています。そのため、乾燥させたレモンマートルの葉を浴そうに混ぜて使用するとよいでしょう。

また、虫はシトラールの成分を嫌う傾向にあります。シトラールとアルコールを混ぜてスプレーボトルに入れるだけで、お手軽な虫除けスプレーとしても使用できるでしょう。

まとめ

シトラールによって、レモンのような香りや効用があるといわれるレモンマートルは、切り取った葉を活用することができます。ハーブとしてさまざまな用途に使用してみてはいかがでしょうか。

まとめ

しかし、熱帯多雨林に自生するレモンマートルは、根腐れや寒さへの対策などが必要になってきます。そのため、日々の手入れをおろそかにしないようにしましょう。また、植え付けるさいにはその成長の早さを考慮して、根が詰まってしまわないように十分な広さを確保してください。

それに加えて、樹高が高くなりすぎないように剪定も必要になってきます。刈り込みによって樹形を維持しつつ、不要だと判断した枝はこまめに切り取ってください。ただし、重要な枝を切り取ってしまえば枯れてしまうおそれがあります。そのため、不安のあるかたは業者に依頼してみてはいかがでしょうか。

剪定を依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「剪定」をご覧ください。


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