ヒメシャラはツバキ科の一種で、とても人気な品種です。6月、7月には白い花を枝につけて、お庭を鮮やかにしてくれます。人気な品種なので、育てているご家庭も多くみられます。
しかし、ヒメシャラを育てるにあたって、「枯れないか不安……」と悩んでいるかたも多いでしょう。そこで、今回はヒメシャラが枯れてしまう原因や、枯れてしまったときの対処法をお伝えしていきます。
目次
ヒメシャラに多いのは「夏枯れ」
ヒメシャラが枯れてしまう原因の一つに、夏枯れによるものが多くみられます。ヒメシャラは夏場の気候が苦手です。
ヒメシャラは乾燥に弱い
一般的にこの品種は、乾燥に弱いです。その理由は、植え付けても根を深く張らないため、水分をうまく吸収できないからです。そこで、保水性や排水性がよい土に植えることで、夏枯れを防ぐことができます。枯れそうになってしまった場合は、鉢植えや庭植えでも土が乾いたら定期的に水を与えてください。
ヒメシャラは暑さに弱い
暑さが苦手なヒメシャラにとっては、日本の夏場は過ごしづらい環境でしょう。育てる場所としては半日陰を好む品種のため、日光が直接当たらない場所で育てることをおすすめします。とくに西日は日差しが強いため、ご注意ください。
日が根元まで差し込むことによって、水分が蒸発してしまうだけではなく、根が傷ついてしまうおそれがあります。そのため、夏の暑さはヒメシャラにとって大敵といっても過言ではありません。夏枯れさせないためには、植える場所を慎重に選ぶことが重要です。
ヒメシャラが枯れる原因はほかにも
この品種が枯れてしまう原因は、まだあります。病気や害虫といった外部からの被害や間違った剪定方法をすることによって、枯れてしまうおそれがあるのです。
病気、害虫
ヒメシャラについてしまう害虫は、「チャドクガ」という毛虫です。この毛虫は、体毛に毒を持っています。チャドクガが葉を食べてしまうと、木のなかに毒が回ってしまうため早めの対処が必要です。
駆除作業をおこなう際は、慎重におこないましょう。チャドクガは、毒を帯びた毛を飛ばしてくることがあります。非常に危険なので、手袋や厚手の服などで身を守ることが大切です。作業をするときは、長袖長ズボンに長くつを身につけることをおすすめします。ほかにも首にタオルをまき、つばがついている帽子を被り、厚手の手袋を身につけましょう。
駆除作業は危険をともなうため、不安な場合は業者に依頼をするのもひとつの手です。チャドクガを発生させないためには、小まめに剪定をおこなうことや予防のため薬剤をまくとよいでしょう。
無理な剪定
無理な剪定とは適した時期でないのに、枝を切るなど強剪定をおこなってしまうことです。
強剪定をおこなうことで、株自体が弱くなってしまい、ヒメシャラが枯れてしまうことがあります。そのため、正しい剪定をおこなうことが、枯れさせないための第一歩です。
ヒメシャラが枯れそうなときの対処法
木が枯れる一歩手前、そんなときは一刻も早い対処が必要です。枯れてしまった枝の見極め方や、剪定方法をお伝えしていきます。
枯れの見極め方
枯れている枝を見極めるには、チェックするべきポイントを確認すれば枯れているか、枯れていないかの判断ができます。以下のポイントに気をつけてみておくと判断がつきやすいでしょう。
・葉がしおれていないか
・枝がしなだれていないか
・落葉する量が多いか
これらをチェックしてみましょう。害虫のチャドクガに関しては、葉の裏に潜んでいないか、葉に食べ跡がある場合は要注意です。上記のような症状が出ている場合は、早めの対処をおこなう必要があります。
枯れた枝は剪定
枯れてしまった枝は、再生が不可能なため切るしか方法がありません。目的が枯れた枝のみの除去であれば、枝だけを剪定しましょう。チャドクガによる被害でも、枝の剪定をおこなってください。お手入れをおこなう際は、慎重に作業を進めましょう。
ヒメシャラを元気に育てるポイント
枯れやすいヒメシャラには、お手入れが重要です。欠かさずおこない元気に育てていきましょう。
日ごろのお手入れ
木を枯れさせないためには、日ごろのお手入れがとても大切です。水分不足にさせないためには、定期的な水やりはかかせません。
とくに乾燥しやすく暑い夏には、注意深くヒメシャラを管理しましょう。土の表面が乾いていたら、たっぷり水分を与えてあげてください。事前の対策としては、バークチップなどを敷くことで乾燥からヒメシャラを守ることができます。
剪定は最小限に!
ヒメシャラの剪定は、必要以上に枝を切らないようにしましょう。強剪定はおこなわず、しおれてしまった葉や、しなだれた枝を剪定する程度に作業をしてください。ヒメシャラは自然に樹形が整うため、剪定はあまり必要ありません。無理に剪定をしてしまうと、ヒメシャラが枯れてしまう原因になってしまいます。
まとめ
ヒメシャラが枯れてしまう原因は、夏の暑さや乾燥と害虫や強剪定をおこなうことです。もし枯れてしまったら、早めの対処をおこないましょう。枯れた枝を剪定して、チャドクガの幼虫がついてしまった枝葉も取り除くようにしてください。
被害にあわないためには、日ごろのお手入れや剪定に気を使いながら、管理をおこなうことが大切です。日々のお手入れによって、ヒメシャラを枯れさせることなく育てることができるでしょう。
そして「剪定が不安……。」「害虫がいて自分では、剪定ができない」そんなときには、業者に相談してみることをおすすめします。適切な剪定をおこなってもらい、ヒメシャラの観賞を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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