マンデビラについて徹底解説!特徴や育て方・剪定のやり方を知ろう!

2023.11.20

マンデビラについて徹底解説!特徴や育て方・剪定のやり方を知ろう!

大きな花を咲かせることが特徴のマンデビラは、長い期間色鮮やかな花を楽しむことができます。そのため、ガーデニングにぴったりの植物だといえるでしょう。

では、マンデビラはどのように育てていけばよいのでしょうか。この記事では、育成環境の作り方だけでなく、自在に形を変える「誘引」という方法についてもご紹介していきます。

※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。

別名は「デプラデニア」!マンデビラはこんな植物

キョウチクトウ科チリソケイ属に分類されるマンデビラですが、以前はデプラデニア属に分類されていたために、デプラデニアという別名も持っています。原産は熱帯地域であるため、暑さに強く寒さに弱いのが特徴です。

別名は「デプラデニア」!マンデビラはこんな植物

また他の植物と比べて、花が大きく鮮やかなことも特徴にあげられるでしょう。マンデビラの花は品種によって色が異なり、鮮やかな暖色の中から自分好みのものを選ぶことができます。加えて春から秋にかけて長い期間花が咲くので、庭の色味に寂しい時期があると感じているかたにはマンデビラがおすすめです。

マンデビラの中には、成長するにつれてつるが伸びる品種も存在します。ただ鑑賞して楽しむだけでなく、その特性を利用した立体的なアーチやカーテンを作ってみるのもよいのではないでしょうか。

マンデビラを育てるときのポイントをチェック

マンデビラは、熱帯に生息する植物です。そのため日当たりや水分、栄養供給量に注意して、育てる環境を整えていきましょう。

マンデビラを育てるときのポイントをチェック

育てる場所

優先的に、日光の当たる場所で育成することが理想的です。そのため、周囲に影になるものがない場所か、高台が好ましいでしょう。特に生育期である春から秋の期間は、日光が当たらないと花付きが悪くなるので注意してください。

屋内でマンデビラを育てる場合も同様で、鉢植えのマンデビラを窓辺においておくか、日中は屋外に出しておくなどの工夫が必要になります。

水のあげ方

夏の暑さに強いマンデビラは、乾燥に対しても一定の耐性を持っています。そのため、水の不足による枯死よりも、水の与えすぎによる根腐れに気をつけましょう。水をあたえるタイミングは、マンデビラの株元の土をみることで判断します。

水気が感じられないときに株元にあたえるのがよいでしょう。またマンデビラは、葉から水分を発散させやすいという特性を持っているので、真夏など気温が高くなる時期には水分が不足しがちです。

そのため、霧吹きなどで葉を湿らせる作業と、株元への水やりを併用することが重要となります。いっぽう冬は、根腐れをおこさないように土が数日乾いているのを確認して、水やりをおこなう程度で問題ないでしょう。

肥料のあげ方

肥料には緩効性肥料と速効性肥料の2種類存在します。どちらでも育成することは可能ですが、マンデビラは非常に生育の早い植物です。そのため、定期的に速効性の液体肥料をあたえることをおすすめします。また、マンデビラの土壌には窒素が多く含まれていることが望ましいので、それをふまえたうえで肥料を選びましょう。

植え替えのやり方

マンデビラは、春から秋にかけて非常に強い生育期に入ります。そのため植え替えには4~5月をおすすめします。ただし植え替えを鉢から庭におこなう場合、この時期であっても気温が10℃に満たないと枯れてしまう危険性があるので注意しましょう。

植え替えのさいは、マンデビラについた古い土を軽くはたいて落とし、新しい用土で作った土壌に植え付けます。もし購入したばかりのマンデビラを植え替えするのであれば、わき芽を生えさせるため、この作業に加えて芽の先端を手折ってあげるとよいでしょう。

病害虫への対策

マンデビラは強い耐病性を持っています。しかし、生育期にはウイルスを媒介するアブラムシや、食害をもたらすハダニなどの害虫が多く発生します。そのため、定期的に薬剤を散布するとよいでしょう。

マンデビラを育てるには剪定や誘引が必要

植物の伸びる先を支柱やネットなどでみちびく作業を、誘引といいます。マンテビラの誘引手順はアサガオの栽培などと同様で、伸びてほしい方向に支柱となるものを設置して、つるを反時計回りに巻きつけます。

マンデビラを育てるには剪定や誘引が必要

さらに、誘引をもちいることによって、アーチやグリーンカーテンなどの立体的な栽培をおこなうこともできます。興味があるかたは、市販の型を購入して誘引をおこなってみてはいかがでしょうか。

また、見た目や健康面を管理するためには、剪定が欠かせません。5月下旬頃から10月にかけて、暖かい時期におこないましょう。マンデビラの剪定は、全体のバランスをみて完成形を決めておくことがポイントです。完成形を決めたら、それにそって伸びすぎたつるや風通しの悪くなっている箇所を切り取ってください。

この作業をおこなうことによって、害虫の発生をおさえることができます。ただし、剪定のさいに重要な箇所を傷つけると枯らしてしまうおそれもあるので、心配なかたは業者に相談してみるとよいでしょう。

マンデビラを挿し木で増やしてみよう

挿し木の時期は、生育能力の強い5月頃~9月頃が理想的です。ただ、マンデビラの挿し木は簡単には成功しません。そのため、複数の挿し木を同時におこない、根が張ったものを育成するとよいでしょう。

マンデビラを挿し木で増やしてみよう

挿し木に使用する枝は、節がいくつかあるものを選び、剪定ばさみで切り取ります。土壌に挿すまえに、切り取った枝には水揚げの処理を施してください。水揚げは、水中で再度切り口を斜めに切り落として水分を取り入れやすくしたら、そのまま水中に1時間ほどひたして完了です。

処理を終えた枝は、清潔な用土に挿して水をあたえて土と枝を密着させたら、暖かく暗すぎない日陰で様子をみましょう。また、作業のさいはマンデビラの切り口から分泌される乳白色の液体に注意してください。

この乳白色の液体は、キョウチクトウ科の品種に多くみられるもので、アルカロイドという有害物質を含みます。手などに付着しないように気をつけましょう。

まとめ

マンデビラは数か月にわたって大きく鮮やかな花を咲かせ、私たちの目を楽しませてくれる植物です。ただし、その花を咲かせるためには、日光の十分に当たる場所で、適度に水分をあたえることが必要です。また、害虫の発生を防ぐため、定期的に薬剤を散布することをおすすめします。

まとめ

つるを伸ばすことによって生長するマンデビラは、誘引と剪定による管理が健康を保つポイントになります。また、誘引によって花をアーチなどの立体的な構造に仕立てることもガーデニングの楽しみのひとつです。ただし、間違った手順で剪定・誘引をおこなえば枯れてしまうおそれがあります。そのため、業者に依頼するのもよいのではないでしょうか。

剪定を依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「剪定」をご覧ください。


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