イトヒバが大きすぎてしまったり、枝葉が混み合っていたりするようでしたら、透かし剪定をおこないましょう。イトヒバは放置していると枝葉が重なり合い、風通しが悪くなってしまうため、透かし剪定で枝を適度に減らす必要があるのです。
透かし剪定をおこなう際の枝の選び方や切り方の順番について詳しくご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
イトヒバの剪定時期
イトヒバは自然樹形を楽しむことができる樹木ですが、放置していればどんどん大きくなり、枝葉が生い茂ってしまうことがあります。枝葉が多くなると、風通しが悪くなり健康状態に影響を及ぼすおそれがあるため、定期的に剪定をおこなうようにしましょう。
イトヒバの剪定時期は、夏から秋にかけて(6~11月頃)といわれています。寒い冬の時期の剪定は、寒さのダメージを受けて生長過程に悪影響が出てしまうことがあるので、避けるようにしましょう。
イトヒバは透かし剪定で形を維持しよう!
剪定といってもさまざまなやり方があり、目的に合わせて方法を選ぶことが大切です。イトヒバであれば、時間をおいてしまうと葉が大量に生い茂るため、「透かし剪定」をおこなうとよいでしょう。
透かし剪定とは、込み入っている枝や伸びすぎている枝を根元から切り落とすことで密集していた枝を少なくし、風通しをよくする方法のことです。そこでこの章では、透かし剪定を利用した剪定の手順を説明します。
【1】完成のイメージをする
剪定を始める前に、完成のイメージを固めましょう。イトヒバの樹形は円錐型が理想的ですので、上の方にある枝は少なくなるように、下にある枝は多くなるようにバランスを考えておくとよいでしょう。
【2】枝を切っていく
イトヒバの剪定は植木バサミを使用します。上から下にかけて剪定を進めていきましょう。イトヒバの特徴である柔らかい印象を残すように切っていくのがポイントです。
枝を切るときは、枝の元の部分を切るようにしましょう。混み合っている枝の残す部分だけ決めて、それ以外を切ってください。以下のような枝も見つけたら枝の元から切るようにしましょう。
・上に伸びている枝
・他の枝より長い枝
・幹の方向に伸びている枝
・真下に垂れ下がっている枝
イトヒバを長く楽しむ育て方
イトヒバは別名「ヒヨクヒバ」とも呼ばれているヒノキ科の園芸品種です。手入れもしやすく、育てやすいのが特徴です。しかし、管理をしっかりとしておかなければ、丈夫にイトヒバが育たず、最悪枯れてしまうことも考えられます。
そこで、イトヒバを長く楽しむために大切なポイントをご紹介します。ぜひ意識をしながら、雄大なイトヒバを育ててみてください。
日当たり
イトヒバは日向より半日陰を好みます。直射日光の当たる場所に植えていると、葉焼けをすることもあるでしょう。ただし、全く日の当たらない場所で育てていると、葉が短くなってしまうおそれがあるのでやはり半日陰で育てることをおすすめします。
水やり・肥料
イトヒバを庭に植えている場合、自然に降る雨の水だけで十分ですが、日照りのときは水やりをするとよいでしょう。ただし、植え付けてから2年の間は水切れを起こしやすいのでこまめに水を与えるようにしてください。
肥料は2月に油粕を与えます。イトヒバは肥料が少ないと葉が少なくなったり、葉の色が悪くなったりすることがあるのでしっかり与えましょう。元気がない場合は9~10月にも肥料を与えてみてください。
イトヒバは挿し木で増やすことができる
イトヒバを育てていると、「もう少し数を増やして、壮大な景観を作り上げたい」と考え始める方もいらっしゃるのではないでしょうか。そのようにお考えの方におすすめしたいのが「挿し木」です。
挿し木とは、切り取った枝を発根させることで、樹木を増やす方法のことです。枝が必要になるので、イトヒバの剪定をしたときに枝を残しておくと、作業の手間が省けるでしょう。具体的な挿し木の手順は、以下の通りです。
(1)枝を切り取る
葉が数枚ついている枝を切り取りましょう。枝の長さの目安は20cm程度です。大きく育ってもらうためにも、なるべく新しい枝を切り取るようにしましょう。
(2)切り取った枝を水につけ、土に挿す
数時間水につけておいて、しっかりと水分を含ませましょう。水に浸す作業が終わったら、鉢の中に清潔な土を入れて挿してください。使用する土は、肥料が含まれておらず、保水性があるものをおすすめします。
(3)適切な場所で管理をおこなう
植え終わったら、日光が直接当たらない場所で管理しましょう。水分がなくなってしまっては上手く育たない可能性があるので、こまめに水やりもしてください。発根したら、苗の完成です。
イトヒバの剪定にかかる料金の相場
イトヒバの剪定が大変に感じたら、剪定のプロに依頼するのもよいかもしれません。剪定料金は木の高さによって異なることが多いため、家にあるイトヒバの高さから料金相場を確認してみましょう。
●庭木1本あたりの料金相場
~3m | 2,988円 |
3~5m | 6,860円 |
5~7m | 15,624円 |
※9社の剪定業者を参考にしており、ホームページに記載されている金額を算出したものです。
また、剪定にかかる料金だけでなく、剪定後に出た葉や枝の処分費や、出張費などが別でかかることもあります。詳しい金額を確認したいとのことでしたら、見積りから依頼をするのをおすすめします。
剪定業者を選ぶポイント
剪定業者に依頼をする場合、このような業者を選ぶとよいでしょう。
・実績がある
・料金設定が分かりやすい
・庭木1本から依頼できる
・対応が丁寧である
・知識が豊富で相談ができる
また、費用をなるべく抑えたいという場合は、複数の業者に見積りを依頼してみるのもよいかもしれません。料金やサービス内容を比べ、納得のいく業者に依頼をしてみてください。
まとめ
イトヒバの剪定は、夏から秋にかけておこないます。剪定をするときは円錐形をイメージし、上から下にかけて剪定を進めるようにしましょう。混み合っている枝を中心に、不要な枝があれば枝の元の部分から切ってください。
もし「剪定してみたけど上手く形がキレイにならなかった」「やっぱり大変だった」とのことでしたら、プロに依頼をするのもよいでしょう。弊社にご相談いただければ、複数の加盟店から剪定のプロをご紹介しますので、ぜひお電話ください。
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