ユーカリが枯れる原因と対策とは?剪定をして美しく育ててよう!

2023.11.20

ユーカリが枯れる原因と対策とは?剪定をして美しく育ててよう!

ユーカリは室内でもベランダでも育てることができ、インテリアとして室内に飾っても美しいでしょう。そのため、観葉植物の中でも人気が高いです。しかしその反面、適切な育て方をしないと枯れやすいという特徴も持っています。

実はユーカリは、乾燥を好む植物なのです。他の植物と同じように水をしっかりやりながら栽培すると、その栽培方法がユーカリの枯れる原因になってしまっていたなんてことがあります。そこで記事では、ユーカリの特徴や栽培時に気をつけるべきことに関して、解説していきます。

※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。

ユーカリが枯れるのは管理が難しいから

ユーカリは乾燥した環境でも育ち、害虫などにも比較的強い植物なのですが、管理方法に少しコツがあるのです。そのコツをおさえて栽培すれば、失敗することは少ないです。では、どんなことに注意するべきなのでしょうか?

環境があわない

ユーカリが枯れる根本的な原因は、おそらく栽培環境があっていないことでしょう。ユーカリは湿った環境を嫌い、乾燥を好む植物です。ユーカリを育てる時は、ハーブ用の土や観葉植物用の粒状栽養土を選んでください。

植物を栽培する時は、土選びが非常に重要です。たとえば、野菜栽培用の土では保水性と保肥性が高すぎて、ユーカリの根が腐りやすくなる原因になるかもしれません。野菜を育てる時には土が常に湿っていることが重要ですが、ユーカリの場合はすぐ乾くような土が最適です。

水切れ

水切れとは土が乾いてしまい、ユーカリが水分を吸収できない状態のことをいいます。水やりの頻度が少なすぎることがおもな原因です。水やりをするタイミングは、土が完全に乾いている時です。表面をみただけでは判断できない場合は、植木鉢の隅のほうで指を少しさして土が乾いているかを確認するとよいです。

根腐れ

植木鉢の土が湿っていてユーカリの幹や葉が柔らかい、もしくは幹にシワが目立つなどの症状が出る場合は根腐れのおそれがあります。根腐れのおもな原因は水のやりすぎや水はけの悪い土を使っていることで、土の中に酸素が不足していることです。

土の中の酸素が不足すると、ユーカリの根は機能しなくなり呼吸ができなくなります。根腐れに気づいたら、新しい土に変えましょう。

根づまり

植物が成長するのに比例して、根も外へ外へと成長します。そして植木鉢の壁にぶつかるまで成長すると、鉢の底で渦を巻きながら底面を埋め尽くします。この現象を、根づまりといいます。ユーカリが根づまりをおこすと、底のほうで根がからまっているので水をやっても十分に吸収されなくなります。

半年から1年ぐらい同じ鉢で育てていると、根詰まりをおこしやすいといわれています。定期的に、同じ種類の新しい土を使って少し大きめの鉢に入れ替えるとよいでしょう。根が乾燥しないように気をつけながら、もつれている根をほぐすことが大切です。

害虫、病気

ユーカリは寒さにも強く乾燥を好む植物なので、病気や害虫にも強いといわれていますが、クロロシスには十分注意しましょう。緑色の葉が白っぽくなる現象を、クロロシスといいます。おもな原因は土の中にある鉄や亜鉛などのミネラル不足です。

葉が白っぽくなるということは、光合成が十分にできていない証拠です。また光合成が十分にできないとなると、成長に必要な栄養分を生成する力も弱くなってしまいます。

ユーカリの葉が白っぽくなっていると思ったら、マグネシウムなどを含むような葉面散布肥料を使ってください。葉面散布肥料とは、植物に必要な栄養を溶液状態にしたもので葉に振りかけて栄養を直接吸収させます。

ユーカリが枯れるのは管理が難しいから

枯れた枝は剪定でケアすれば復活する!

ユーカリを栽培する中で枯れた枝を見つけた場合は、その枝だけを切り落としてください。植物の特徴として根からの栄養は幹を通り枝へと流れ、枝の先端までいこうとします。
枯れた枝を切ると、栄養は切られた枝の手前にある別の枝のほうに流れます。こうしてそこからまたユーカリは成長していきます。

枯れた枝の見分け方

今育てているユーカリが枯れているのかどうかを確かめには、ユーカリの葉をみましょう。葉が茶色になっていて、軽く触っただけでも葉が細かく崩れてしまうようであれば枯れている証拠です。水やりの頻度が少なすぎると、完全に乾燥しきって枯れてしまうので気をつけてください。

枯れた枝と葉を切り落とす

枯れた枝と葉は切り落としましょう。しっかり緑色をした枝や葉に栄養が届くように、そして見た目を美しく整えるためにも必要な作業です。

剪定後のケア

不必要な葉や枯れた枝を切り落とした後に、実はもうひとつ重要な作業があります。それは癒合剤を使って切り口をしっかり保護することです。切り口はいわば傷口と同じと考えてください。

癒合剤とは傷口を乾燥から守り、はやく治癒させるためのペースト状の薬剤です。この作業をすることで剪定後もユーカリが枯れるのを防ぎ、ユーカリを健康に美しく保つことができるようになります。

大きくなるユーカリは日ごろの剪定も必須

ユーカリは観葉植物の中でも、成長がはやい植物です。美しく育てるためには、定期的に剪定をすることが必要です。剪定をするにあたって、まずはユーカリの特徴や性質を確認するとみてみましょう。

ユーカリは20mほどに成長することも

ユーカリはオーストラリア原産の植物で、地中の水分を吸い上げる力が強いのが特徴です。そのため成長のスピードがはやく、中には20mという高さにまで育つユーカリもあるのです。

根が浅く倒れやすい

ユーカリは地上では高く育つ反面、根はそこまで深く育たない植物です。そのため、倒れやすいという特徴もあります。家でユーカリを育てる時に心配であれば、添え木をして栽培するとよいかもしれません。

日当たりと風通しが重要

ユーカリは、日当たりがよく風通しがよい場所を好みます。日中は、太陽の光を十分に浴びることができる場所に置いて育てるとよいです。春から秋にかけてはベランダ、室内であれば鉢に入れて窓際で育てることをおすすめします。

最低でも半日は日光を浴びることができる場所を確保しないと、ユーカリが枯れるかもしれないので注意が必要です。

大きくなるユーカリは日ごろの剪定も必須

剪定の方法とポイント

大切なユーカリを美しく育てるためには、剪定の時期や方法を知り適切な形で剪定することが必要です。そうすることでユーカリを美しく保つことができるようになります。

剪定の時期

ユーカリを美しく育てるには、年2回程度の剪定が理想です。剪定する時期は気温があたたかくなる4~5月と、寒くなりだすまえの9~10月がよいでしょう。室中で育てる場合はもう少しはや2月後半から3月、芽吹くまえのタイミングで剪定をすることをおすすめします。

9~10月にも剪定が必要な理由は、夏場は特に成長がはやく枝が成長し葉が密集したりするからです。適切な時期に剪定をすると、ユーカリを美しく育てることができるでしょう。

透かし剪定

ユーカリを剪定する時は2種類の方法を使い分けると、樹形を美しく見せることができます。まずは透かし剪定という剪定方法です。幹と直接つながっていない細い枝をいくつか切ります。分岐している根元から切るように注意してください。分岐点から離れた枝の真ん中などでは切らないようにしましょう。

また、剪定することで風通しもよくなり害虫の発生を防ぐこともできます。大切なユーカリが枯れるのを防ぐためにも透かし剪定は必要な作業です。

摘心

透かし剪定で風通しをよくしながら、摘心という方法を使って樹形を美しく見せます。枝先にある新芽を切り落とします。そうすると切り口から脇芽が生えてくるので、自分が理想とする木の形を思い浮かべ、それにあわせて必要ない枝を切ってください。枝を切る時は透かし剪定と同じように、分岐点の根本で切るようにしましょう。

まとめ

ユーカリは湿った環境を嫌い、乾燥を好む植物です。そして害虫や病気にも強いとされているので、ガーデニングやインテリアとしても育てやすいと人気です。

しかし根が浅いので害虫によって根が被害を受けると、ユーカリは枯れるおそれがあるという難しさもあります。ユーカリ美しく育てるためには、乾燥しやすい土を選び日当たりのよい場所に置き水をやりすぎないように育てることが重要です。

剪定に関しては、透かし剪定や摘心などコツをおさえれば自分でもできるでしょう。自分で剪定をするのが不安、大切なユーカリを美しい形に整えられるかどうかわからないという場合には、業者にお願いしてみましょう。

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