あじさいの花が咲かない原因って?育て方と剪定方法から徹底チェック

2023.11.20

あじさいの花が咲かない原因って?育て方と剪定方法から徹底チェック

梅雨シーズンといえばあじさいの花を思い浮かべますよね。しかしなかには育てているあじさいの花が咲かない、と悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。

じつはあじさいという植物は、日ごろの育て方や剪定によって開花が左右される性質をもっています。正しいあじさいの育て方や剪定方法とあわせて、考えられる花が咲かない原因をひとつずつ確認してみましょう。

※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。

あじさいの花が咲かない!なぜ?

あじさいの花が咲かない原因として、はじめに考えられるのは、間違った剪定をしていないかということです。剪定する時期や位置がちがうと、花芽を切り取ってしまい、翌年は花が咲かなくなってしまうおそれがあります。

剪定時期の間違い

あじさいの剪定は、花が咲き終わって散りはじめる7月から9月のはじめごろまでにおこないましょう。時期が外れてしまうと、翌年の生育が妨げられてしまい、花が咲かないことがあるのです。

剪定位置の間違い

あじさいには、花が咲いているすぐ下の節には次の芽を出さない性質があります。そのため剪定するときは、花が咲いた枝を、先端から数えて2節目の部分で切るようにしましょう。

2節目の部分で剪定をすれば、花芽のつかない部分だけをピンポイントに切ることができて、花芽のつきそうな枝を残しておくことができるでしょう。

あじさいの花が咲かない!なぜ

その他に考えられる原因

正しく剪定しているのにあじさいの花が咲かないということもあるかもしれません。その場合はほかの原因を考えてみましょう。

日があたらない

あじさいは日かげで育てる植物だ、というイメージをもつ方がいらっしゃるかもしれません。たしかにあじさいは強すぎる日差しには弱い性質をもっていますが、ある程度太陽の光を与えなければ花芽が育たない植物です。

あじさいを育てる環境は、日中の数時間は太陽の光があたる「半日かげ」の場所が適しています。西日など強すぎる日差しが直接あたると、葉が乾燥して枯れたようになる「葉焼け」という症状を起こしてしまうため、注意しましょう。

肥料が足りないorやりすぎ

とくに鉢であじさいを育てている場合は、肥料が足りていない、あるいは与えすぎが原因となることがあります。あじさいを庭で育てる場合は基本的に関係ありませんが、土がやせていると鉢で育てるときと同じように枯れてしまうかもしれません。

あじさいに必要な肥料は追肥と寒肥の2種類です。花が咲き終わってから1ヶ月ほど経ったころに、窒素成分を多く含む油粕などを用いた肥料を追肥として与えます。与えすぎると、肥料に含まれている窒素成分が、あじさいにとって悪影響を及ぼすかもしれないので注意しましょう。

寒肥はあじさいの成長がゆるやかな12月から2月ごろに与えます。土にゆっくりなじみ、春ごろになると効果が期待できる有機質肥料などがおすすめです。

あじさいの花芽が枯れる!なぜ?

花芽はしっかりとついていたのにも関わらず、あじさいの花が咲かないというときは、花芽の成長過程で何らかのトラブルがあったということでしょう。こちらでは原因を対処法とあわせてご紹介しますので、一度確認してみてください。

植え替えをしなかった

あじさいを鉢で育てるときは、年に1度、ひとまわり大きい鉢に植え替えることが大切です。同じ鉢で育て続けていると、あじさいの根が育ちすぎて「根詰まり」を起こし、成長がとまってしまいます。

植え替えをする時期は、花が咲き終わる7月ごろ、もしくは植物の成長速度がゆるやかになる11月から2月ごろが適しています。新しい鉢に植え替えたとき、土にすきまがあると根が崩れやすく、そのまま枯れてしまうかもしれないので注意してください。

寒すぎた

あじさいはある程度の寒さであれば耐えることができます。しかし花をつける枝先が冬場の冷たい風にあたり続けると、花芽ごと枯れてしまうかもしれません。あじさいを育てるときは、冷気が直接あたるような場所をあらかじめ避けるのが無難です。

また、あじさいが枯れたように見えて、じつは枯れていないことがあります。生育環境に関わらず、あじさいは11月ごろになるとほかの植物と同じように落葉し、枯れたように茶色っぽくなります。このようなときに枯れて見えますが、枝の先端部分では翌年に花をつける芽の成長がすすんでいるため、あわてる必要はありません。

あじさいの花芽が枯れる!なぜ

あじさいの花を綺麗に咲かせるポイント

せっかく植えたあじさいの花が咲かない、という結果になってしまうのは避けたいですよね。この章で正しいあじさいの育て方と剪定方法を確認しておきましょう。

生育環境

あじさいを育てるとき、強い日差しがあたる場所は絶対に避けてください。日中の数時間は日があたり、それ以外の時間帯は日かげになるような環境がベストです。

鉢であじさいを育てるときは、夏場に追肥を与え、冬場に寒肥を与えます。水は庭植えでも鉢植えでも、土が乾かない程度にたっぷりと与えます。ただし肥料も水も与えすぎると、根腐れの原因になりますので注意してください。

剪定方法

毎年あじさいの花を咲かせたいときは、剪定がとても重要なポイントになります。花が散りはじめたら、先端から数えて2節目の下部分で枝を切りましょう。

大きく成長したあじさいの樹形を整えるために、根元から三分の一ほどを残して剪定する方法もあります。しかしこのような強い剪定をおこなうと、翌年は花を咲かせないので注意してください。

上記以外にも、冷気にあたりすぎる場所を避けるなど、細やかな工夫をするとより花が咲きやすくなります。これからあじさいを育てる方はぜひ参考にしてみてください。

まとめ

あじさいの花が咲かないときは、間違った剪定をおこなっているかもしれません。ほかにも育てる環境があじさいにとって適していないなど、いくつか原因は考えられます。理由がわかれば簡単に対策できることもありますので、まずはあじさいの状態を確認してみましょう。

場合によってはあじさいの木全体が弱り、枯れかけていることがあります。肥料や水の与えすぎは根腐れの原因に、土の乾燥は水切れの原因になりますので注意してください。

またあじさいの花が咲かない原因に、剪定が考えられる場合はいちど業者に相談してみましょう。翌年以降の花をより確実に、綺麗に咲かせることにつながるかもしれません。

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