コマユミは鮮やかな赤い果実と、繊細な白い花をつけてくれるかわいらしい植物です。植木や盆栽として楽しめて、ご自宅に飾ればきっと暮らしに彩りを与えてくれるでしょう。盆栽として育てる植物は管理方法が難しいイメージがあるかもしれませんが、正しいお手入れの方法を身につければ美しく育っていくのです。
ここでは、コマユミの正しいお手入れのポイントを植木と盆栽とにわけてみていきます。植木として育てる場合と、盆栽として育てる場合とで育て方やお手入れの方法が違ってくるので、注意してみていきましょう。
盆栽としても人気!コマユミの特徴
コマユミといえば、まず目につくのが赤い果実ですよね。初夏に白い小さな花を咲かせると、秋には果実を実らせるのです。多くの植物では花がメインに観賞されますが、コマユミの場合は花よりも果実のほうが鮮やかで美しい色をみせてくれます。
さらに、コマユミは紅葉をする植物です。紅葉というと秋のイメージですが、コマユミの場合は秋ではなく夏から始まることがあります。その色は、もみじの紅葉と比べてもおとらないほど美しく鮮やかなものです。
見た目以外にも、育てる場所を選ばず病気や害虫にも強いという魅力があります。コマユミは、健康面については細かい心配がいらない植物です。一方で、ほうっておくと枝がどんどんのびていってしまうので剪定は欠かせません。
またコマユミは小さく育てることができる盆栽にすると、より樹形が管理しやすくなるのです。赤い果実がついた盆栽はとても華やかなので、観賞用として人気があります。
盆栽のお手入れ方法
盆栽のお手入れというと、枝を剪定して芸術的な樹形を作ったりすることが思い浮かぶのではないでしょうか。しかし実際の盆栽のお手入れは、水やりや肥料、基本的な剪定からなります。難しいことは考えず、まずは基本のポイントをおさえていきましょう。
水やり
コマユミの盆栽は、水やりが大切です。コマユミは乾燥しやすい植物で、たくさん水を欲します。土の様子をみながら適切な量と回数を与えましょう。目安としては土が乾いてきたら水をあげます。土にまんべんなくかかるように、注意しながらあげてください。
肥料
コマユミは強い植物ですが、肥料を与えるともっと元気になります。冬から夏にかけて与えますが、梅雨や真夏には控えましょう。なぜなら、梅雨はせっかくあげた肥料がすぐに雨で流れてしまうからです。また、真夏は栄養の吸収が盛んではないので、肥料を与えても有効には働きません。
肥料を与える際のポイントは、たくさんあげすぎないことです。あげすぎると葉ばかりが増えてしまうので、量は少なめにしておきましょう。
剪定
盆栽の枝を切るのは失敗しないか不安で勇気がいりますが、のびすぎた枝をそのままにしておくと見た目がよくないので必ず剪定しましょう。コマユミの剪定は冬におこないます。
冬以外の成長期に剪定をすると、切ったところから新たな芽ができるので、より複雑な樹形になってしまうおそれがあるのです。葉が落ちた冬には成長が落ち着いているため、剪定がしやすくなります。
剪定では、のびすぎた枝を切っていきましょう。見た目をよくするだけが理由ではありません。コマユミの芽は短い枝につくので、長いものは切っておくと、花や果実がたくさんつきやすいのです。
コマユミの育て方
コマユミを庭で植木として育てる場合はスペースが広くとれるので、より自由に好きな樹形で育てることができます。
日当たり
コマユミは場所を選ばずに育てることができますが、日当たりのよい場所に植えるとより元気に育ちます。花や果実のつきがよくなるうえに、紅葉も日が当たったほうがより映えるでしょう。
植木の場合は、一度植えたらそこから移動させるのは大変な作業になります。庭に植える際は、まず日当たりを考えて場所を決めることが大切です。
害虫
植木の場合は庭に直接木が植わっているので、虫がつきやすいと思われます。コマユミは害虫に強い植物ですが、アブラムシやカイガラムシといった植物の天敵に狙われるおそれがあるのです。
アブラムシは植物のさまざまな病気を媒介する虫なので、葉が食い荒らされるとコマユミも感染してしまうおそれがあります。春になったら発生しやすいので、市販の薬剤を使うと効果的に予防できるでしょう。
カイガラムシは排せつ物が原因で、コマユミに病気を発生させます。ほうっておくと、やがてカビが葉や枝を覆ってしまうのです。健康を阻害するので、コマユミを傷つけないように注意しながらカビをとっていきましょう。
コマユミの剪定は12~2月ごろ!
コマユミはほうっておいて大きくしたままでは、きれいな樹形にはなりません。剪定して樹形を整え、きれいな果実を実らせましょう。
植木の場合、剪定のタイミングは冬です。果実が終わった冬には、全体を剪定していきます。のびすぎた枝や絡みあった不要な枝を選んで、根元から切っていきましょう。間引くように減らしていくと、適当な枝の量になるでしょう。
コマユミは短い枝にしか花や果実をつけないので、長い枝はためらわずに根元から切っていって問題ありません。短い枝だけにすれば枝の量も減って、風通しや日当たりがよくなり、コマユミにとって過ごしやすい環境になります。
基本的に、枝を切りすぎて芽が出なくなるといった失敗をすることはありません。心配することはありませんが、自分でおこなう場合は樹形を乱してしまうおそれはあります。最低限の剪定で済ませることがいいかもしれません。
まとめ
コマユミは盆栽にしても植木にしても、観賞をして魅力のある植物です。育てるうえで、まずは水やりや肥料といった日常のお世話を正しい方法でおこなうことが重要になります。害虫については神経質になってしまうかもしれませんが、きちんと対策をすれば、おそれることはないのです。
剪定はコマユミの樹形を美しく保つために、普段のお世話と同じくらい欠かせないものになります。しかし、初めてのかたは難しく感じるかもしれません。そんなときは業者の人に相談してみてはいかがでしょうか。不安を解消する近道となるかもしれません。業者に依頼して、心おきなくコマユミのお世話を楽しみましょう。
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