栄養価がたかいアーモンドを栽培しよう!自宅で育てるときのポイント

2023.11.20

栄養価がたかいアーモンドを栽培しよう!自宅で育てるときのポイント

アーモンドは栄養豊富で美容によい、ビタミンE・食物繊維・良質な油を手軽に摂取することができます。数あるナッツ類の中でも栄養価がたかいアーモンドを日常的に食べている方も多いのではないでしょうか。そんな方にとって、自宅でアーモンドを栽培することができたらメリットも大きいですよね。

じつは、ご自宅でも市販されているようなアーモンドを栽培することができます。ただし、市販されているようなアーモンドの実をつけてもらうためには、いくつか気をつけておきたいポイントがあります。そこで本コラムでは、立派なアーモンドを育てるためのコツをご紹介していきます。

※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。

アーモンドの栽培方法①【種選び~植え付けまで】

アーモンドの栽培方法である種まきは、徐々に暖かくなってきた3月後半ごろが理想的です。まず、アーモンドの種を準備しましょう。園芸用品店などでアーモンドの種を購入したら、ひと手間加えてから種まきをします。

そのひと手間とは、種まきをする前日にアーモンドの種を一晩、水に浸しておくことです。このとき、ただ水に浸しておくだけでなく、水に浸したアーモンドの種を冷蔵庫の中で寝かせておくと発芽する確率が高まります。

アーモンドの種の準備ができたら、さっそく植え付けです。「赤玉土7:鹿沼土3」の割合でできた土にアーモンドの種をまきます。鉢は6号以上の大きさのものがよいでしょう。

しっかりと手間をかけてあげれば、1~2か月で芽をだしてくれるでしょう。そのためにもとくに育てはじめは、こまめに土の状態を確認して、土の表面が乾いていたら水をあたえるようにします。

以上で、アーモンドを栽培するための準備が整いました。記事の後半でお伝えするアーモンドの育てかたを参考に、おいしいアーモンドを育てていきましょう。

栄養価がたかいアーモンドを栽培しよう!自宅で育てるときのポイント

アーモンドの栽培方法②【剪定】

アーモンドが大きく育ってきたら、剪定が欠かせません。アーモンドの栽培にかかわらず、植物の栽培において剪定はとても大切な役割をもっています。しっかりと剪定をおこなうことで、おいしい実をつけてくれるだけでなく、病害虫の発生を予防することができるのです。

冬の剪定方法

冬の剪定は、お正月明けにおこなうのがよいでしょう。その理由は2つあります。1つ目の理由は、作業のしやすさです。枝に枯れ葉がついていると剪定がしにくくなってしまうのですが、この時期であれば枝から枯れ葉が落ちきっていて剪定がしやすくなります。

2つ目の理由は、花芽を切り落としてしまうおそれが少ないからです。花芽のつきはじめは、花芽があまり目立たないため、あやまって切り落としてしまうおそれがあります。

お正月明けであれば、花芽が膨らんで目立つようになるため、花芽を間違えて切り落としてしまうおそれを減らすことができるのです。剪定するときは、花芽を5つほど残して枝を切り落としましょう。

夏の剪定方法

夏の剪定は、冬の剪定と比べて軽めにおこないます。夏の剪定のおもな目的は、風通しや日当たりをよくして病害虫の発生を予防することです。枝の量が多くなって風通しが悪くなっているところや樹形を乱す枝を中心に切り落としましょう。

太い枝がある場合はハサミでは切りにくく、無理に剪定をおこなうとケガをしてしまうおそれがあります。そのため、太い枝を切るときはノコギリをつかうとよいでしょう。

アーモンドの栽培方法③【収穫】

アーモンドの実は、花が咲きおわったあとに実ります。5月ごろから徐々に実が膨らみはじめ、8月ごろに熟し収穫時期をむかえます。緑色をした果肉から、アーモンドの実を収穫しましょう。

アーモンドの実を収穫できたら、できるだけ早く乾燥させます。乾燥させないまま放置しておくと、カビが発生したり病害虫が発生したりするおそれがあるからです。1週間ほど陰干ししておくとよいでしょう。

また、本格的にアーモンドの実を収穫できるようになるのはアーモンドの栽培をはじめて4年目からであることに注意が必要です。アーモンドの栽培をはじめて1年~3年のあいだは生育が不十分のため、小さな実しか実りません。

そのため、市販されているような大きさのアーモンドの実になるには時間がかかることを理解して、ゆっくり丁寧に育ててあげましょう。

アーモンドを育てるときのポイント

ご自宅で市販されているようなアーモンドの実を収穫するためには、4年ほどかかることがわかりました。以下では、そんな立派なアーモンドの実を栽培するための育てかたのコツをお伝えします。

水やり

水をあたえすぎないように注意しながら、やや乾燥気味にしておきます。土の表面が乾いていることを確認してから、水をあたえるようにしましょう。

また、梅雨の時期は根腐れに注意しなければなりません。雨が多く湿度がたかくなる梅雨の時期に、アーモンドを外で育てていると土の中に雨がたまり根腐れしてしまうおそれがあるのです。そのため梅雨の時期は、軒下などの雨があたらず風通しがよい場所にアーモンドを移動させておきましょう。

病害虫

とくに気をつけておきたい病害虫は、アブラムシと黒星病があります。アブラムシは、3月~5月ごろに発生しやすい害虫です。アブラムシは植物に群がり、甘露をだすため植物がベトベトになります。そのまま甘露を放置しておくとカビが生えて、すす病などの病気をひき起こします。

そのため、アブラムシが発生していたら早めに駆除するようにしましょう。テープでペタペタとアブラムシを貼りつけたり、殺虫剤をつかったりすることで駆除できます。

つづいて黒星病です。黒星病とは葉っぱに黒い斑点ができる病気で、雨の多い時期によく発症します。黒星病の原因となる細菌はもともと土の中にいるのですが、その細菌が雨で跳ね返ることで葉っぱに付着し黒星病に感染してしまうのです。

万が一、この病気にかかってしまった場合、ほうっておくと拡大してしまいます。そのため、病気にかかった部分は拡大する前にすぐに取り除くようにしましょう。

まとめ

ご自宅でも市販されているようなアーモンドを栽培することができます。アーモンドの種を用意したら土にまく前に、一晩水に浸しておくようにしましょう。植え付けの土の割合は、「赤玉土7:鹿沼土3」がよいでしょう。

ここまで準備ができたら、病害虫に気をつけながら水と肥料をあたえていきます。これで毎年8月ごろにアーモンドの実を収穫できるようになるでしょう。アーモンドを育てはじめて4年目以降には、市販されているアーモンドくらいの大きさの実をつけてくれます。

ただし、剪定には気をつけなければなりません。適切な剪定をおこなっておかないと、アーモンドの実がつきにくかったり、病害虫が発生してしまったりするおそれがあるからです。剪定するときに大切な花芽を切り落としてしまわないためにも、剪定にあまり自信がない方は一度プロに相談してみてもよいかもしれません。

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