サンゴジュには剪定が欠かせない!いらない枝は正しく落としましょう

2023.11.20

サンゴジュには剪定が欠かせない!いらない枝は正しく落としましょう

秋ごろに赤い実をつけるサンゴジュは、観賞用としても生垣にも用いられます。そんなサンゴジュには剪定が欠かせないことをご存知ですか?

サンゴジュは育成環境にあまり左右されない丈夫な庭木ですが、やわらかい枝は剪定してよい状態を保たなければ折れてしまうこともあります。サンゴジュの剪定に適した時期や剪定すべき枝の見極め方など、正しい剪定をするために大切なポイントを確認してみましょう。

※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。

丈夫で成長が早い!サンゴジュの剪定は年2~3回が目安

成長速度がはやいサンゴジュは、剪定によって樹形を整えたり、日当たりや風通しを良くしたりすることが大切です。ほかの植物の育成には適さない環境でも育つ丈夫さをもつので、剪定で元気な状態を保つようにしましょう。

生垣にも最適

サンゴジュは、ほかの植物が育ちにくい環境でも成長しやすい庭木です。太陽の光があまり届かない場所や海岸沿いなど潮風を浴びる場所でも育成できるため、環境の影響を受けにくい性質が特徴になります。

またサンゴジュは、排気ガスが当たってしまっても枯れにくい性質があります。そのため車の通りが多い場所であっても、生垣として用いることができるのも強みです。

枝がすぐに伸びて樹形が乱れる

育成環境をあまり選ばないサンゴジュの枝は、切ってもすぐに伸びてきて、あっという間に樹形を乱してしまいます。きれいな樹形を保つためには、年に2回から3回ほどの剪定が欠かせません。

剪定は暖かい時期に

剪定に適しているのは4月から7月ごろの暖かい時期と、9月から10月の、冬にはいる前の時期です。冬シーズン前の剪定も、なるべく暖かいうちに済ませるとよいでしょう。

暖かい時期に剪定することで、枝に新しい芽がついても、冬がきたときに寒さや乾燥を乗り越えやすくなります。反対に、冬本番になってから剪定してしまうと枯れてしまうこともあるので注意してください。

春夏はサンゴジュの葉や枝がぐんぐん成長しやすいため、ある程度思い切りよく刈り込んでしまってもすぐに伸びてきます。風通しをよくする間引きや、不要な枝の剪定は4月から7月にかけて1、2回するのがきれいな樹形を保つポイントです。

ただしサンゴジュは、秋に赤い実をつけます。緑の葉と対照的な赤い実を観賞したい場合は、夏場の剪定を避けるようにしましょう。

サンゴジュには剪定が欠かせない!いらない枝は正しく落としましょう

剪定の目的とポイント

サンゴジュの剪定は、きれいな樹形を保つだけでなく、サンゴジュの健康をよい状態で保つためにも欠かせません。剪定で注意したいポイントとともに、どのような枝を剪定すればいいのか確認しておきましょう。

きれいな樹形を保つ

サンゴジュの成長速度ははやく、枝も葉もあっという間に伸びて、樹形が乱れてしまいます。見栄えのよい樹形を保つためには、最低でも年に2回の剪定が欠かせません。

サンゴジュの健康を保つ

排気ガスを浴びてしまうような場所でも成長できるサンゴジュですが、ほかの植物と同じように病気にかかってしまうこともあります。たとえば、葉や茎の部分に黒っぽいまだら模様ができる「すす病」は、そのままにしておくとほかの葉や枝もダメにしてしまいます。見つけたらすぐに切り落とし、処分するようにしましょう。

切り口をきれいに

サンゴジュに限らず、庭木の枝を剪定したあと、ふさがっていない切り口から菌がはいりこんで枝が腐ったり枯れたりしてしまうことがあります。ふとい枝を剪定したあとはとくに、切り口から菌がはいりこまないよう殺菌剤などで処置することが大切です。

切る枝の見極め方

剪定するべき枝は、どの庭木もほぼ共通しています。不自然な方向に伸びた枝やほかの枝に絡みつくようにして伸びた枝などは、枝や葉だけでなく、庭木そのものの成長を妨げてしまうかもしれません。

自分で剪定したい場合は、自然な樹形に整えられた木をお手本にしてみてください。不要な枝や、きれいにみえる樹形を判別することができます。

サンゴジュ剪定の手順

実際にサンゴジュを剪定するとき、不要な枝を落とすことはもちろんですが、剪定していく部分に優先順位があることを覚えておきましょう。正しい手順をふめば、きれいな樹形を保ちつつ、サンゴジュの成長を促す剪定ができます。

ひこばえや徒長枝を間引く

幹の根元や地中から若い枝が生えてくることがあります。一般に「ひこばえ」と呼ばれるものですが、庭木の成長に必要な栄養を奪い枯らしてしまうため、剪定しましょう。

もとの枝から真上に向かって伸びた枝は「徒長枝(とちょうし)」といい、ひこばえと同じくほかの枝の成長を妨げてしまいます。なかには害虫がすみつき、木を枯らしてしまうこともあるため、剪定するようにしましょう。

内部の枝を透かす

枝が多すぎたり伸びすぎたりしていると、内部や下部の枝にまで太陽の光が当たらず、風通しも悪い状態になってしまいます。不要な枝は剪定して取り除くことは、木の成長を促すためにも大切です。

上から枝先を刈り込んでいく

きれいな樹形をつくるために、上から下に剪定していきましょう。頭頂部から不要な枝を落とし、全体のバランスを取りながら剪定するのがポイントです。また、外側にとび出た枝から剪定していくとバランスが取りやすくなります。

サンゴジュハムシに注意!駆除には薬剤散布が効果的

サンゴジュの剪定は、サンゴジュハムシなどの害虫の発生を防ぐためにも大切です。しかし剪定しても害虫がすみついてしまうこともあります。サンゴジュに発生する害虫は葉を食べてしまうだけでなく、木の成長を妨げる原因にもつながりかねないので、なるべくはやく駆除しましょう。

葉を食い荒らされて無残な姿に

サンゴジュハムシは、冬の間にサンゴジュの葉や茎に卵を産みつけるのが特徴です。春になり幼虫としてかえったサンゴジュハムシは、葉のやわらかい部分を好んで食べてしまいます。

防虫は難しい

サンゴジュハムシはあっという間に葉を食べるため、夏になるころには葉が穴だらけになってしまうことも珍しくありません。剪定で日当たりや風通しをよくしても発生してしまうこともあるため、見つけたらすぐに対処するようにしましょう。

見つけたら殺虫剤を散布!

サンゴジュハムシは、殺虫剤などを用いて駆除します。その後害虫による被害が再発しないよう、防虫剤を散布するのが望ましいといえます。

まとめ

成長速度がはやいサンゴジュは剪定が欠かせません。暖かい時期に2回剪定することで、きれいな樹形とよい状態を保つことができます。剪定するときは頭頂部から下へ順番に、樹形を整えながら不要な枝を切り落とすのがポイントです。全体のバランスをとりつつ剪定しましょう。

サンゴジュハムシなどの害虫は、発生すればあっという間にやわらかい葉を食べてしまいます。見つけたらすぐに殺虫剤を散布し、駆除するようにしましょう。しかし剪定や害虫駆除といった作業は、自分でするには手間も負担もかかってきます。ときには無理せずに業者を頼ることも大切です。

剪定を依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「剪定」をご覧ください。


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