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ジューンベリーの剪定方法は2つ!庭木の剪定は適した時期と方法で

投稿日:2019-03-25 更新日:2020-09-08

この記事を読むのに必要な時間は約 9 分です。

白い花や赤い実が可愛らしいジューンベリーは、土を選ばず育ち、少しぐらいの日陰でも元気に育つ樹木です。樹形も基本的には自然に整うため、初心者であっても育てやすいといわれています。

しかし、全体の形が美しくても、枝が増えすぎると内側が枯れてしまったりするおそれがあるので、込み入った枝を間引くための剪定は必要です。

ゆっくりと成長するジューンベリーを枯らすことなく育てるために、この記事を読んで適切な剪定方法を身につけましょう。

ジューンベリーの剪定に適した時期

ジューンベリーは自然のままで樹形が整う樹木です。そのため、刈り込むような剪定は必要ありませんが、込みあって生える枝を減らす剪定はおこなう必要があります。

そして、ジューンベリーの剪定に適しているのは、落葉期とされる11月から3月といわれています。落葉を終えた樹木は休眠に入るので、この時期におこなえば樹木に与えるダメージが少ないためです。

剪定するべき不要な枝

ジューンベリーを剪定する場合、まずは枯れてしまった枝や葉を取り除きます。そのあと、不自然な成長をしている不要な枝を根元から切り落としてしまいましょう。一般的に不要とされる枝は以下のとおりです。

徒長枝

樹形を大きく乱すほど生育のよい枝のことです。放っておくと徒長枝に栄養がたくさん奪われてしまうので、樹形にあわせるように剪定するか、根元から切り落としてしまいましょう。

ひこばえ

株元から直接生えてくる枝です。後述する仕立て方によってはそのまま育てることもありますが、基本的には根元から剪定します。

焦りは禁物!剪定で失敗を回避するコツ

ジューンベリーが花や実をつけるまでには数年かかります。小さな苗木から育てた場合だと花が咲くまでに8年ほどかかることもあり、育てるときは気長に待つことが大切な樹木なのです。

早く実をつけてほしいと思うかもしれませんが、焦って強い剪定を繰り返すと、かえって実がならなくなってしまうことがあるので注意しましょう。

ジューンベリーは若木のうちは枝が混みあってしまうので、樹形も乱れているように見えることがあります。そのため、つい強めに剪定をしたくなりますが、前述したように成長につれて樹形が次第に整ってくるのです。

木がまだ若いうちの剪定は、徒長枝がある場合や枝同士が過度に混みあっている場合にとどめ、できるだけ自然にまかせて成長するのを待つのがよいでしょう。

また、剪定する場合はできるだけ太めの枝を選んでください。細めの枝の枝先を剪定すると、そこからあらたな枝が生えてしまい、樹形を乱す原因になります。ジューンベリーの剪定をおこないたいと思っている場合には「控えめにおこなう」というポイントに注意しましょう。

ジューンベリーの剪定方法

ジューンベリーの剪定方法には二つの種類があります。「株立ち」と「主幹仕立て」です。株立ちは株の部分から複数の幹が伸びている樹形、主幹仕立ては1本の幹から左右に枝が伸びる樹形です。

株立ちの場合は目かくしや生垣として活用するのに、主幹仕立ての場合はシンボルツリーとして育てるのによいといわれています。

それぞれで剪定方法が違いますので、以下にまとめてみました。剪定に必要な道具とともに2種類の剪定方法についての理解を深めましょう。

剪定に必要な道具

剪定をおこなうためには、必要な道具を揃える必要があります。おすすめのものはのちほど詳しくご紹介しますので、まずはどのようなものを準備しなくてはならないのか確認しておきましょう。

・剪定バサミ
・剪定ノコギリ
・ガーデンシュレッダ
・グローブ
・殺菌剤

剪定バサミと剪定ノコギリは枝をカットするための道具で、ガーデンシュレッダは切り落とした枝を細かくする道具です。これらが剪定作業に使用するおもな道具になります。

そして、道具を落としたり、はさみやノコギリ、枝でケガをしたりしないようにするために身につけるのがグローブです。忘れずに用意しましょう。

殺菌剤は切断した枝の切り口に塗るものです。剪定は必要な作業ですが、樹木にとってはケガをしたのと同じことです。そのため、切り口から菌が入り込まないように殺菌剤で保護しておく必要があります。

以上の道具を揃えたら、これからご紹介する方法で剪定をおこないましょう。

特徴的な見た目の「株立ち」

「株立ち」という仕立てにする場合は、根元から出ている枝(ひこばえ)の中から、太い枝だけを数本残し、それ以外の細い枝や葉っぱはすべて根本から剪定します。

さらに、残した数本も現在の3分の2程度の高さになるように切り戻してしまいましょう。そして、2~3年はそのまま成長させます。

ただし、成長の足並みを乱している徒長枝やいちはやく実をつけた枝などは適宜取り除きましょう。

樹形は、縦長のひし形になるように育てる方もいれば、伸びていくにつれて外側に枝葉が広がるように育てる方もいます。正解があるわけではないので、お庭全体のバランスを考慮して好きな樹形に整えてみましょう。

1本の枝を残す「主幹仕立て」

「主幹仕立て」の場合は、育て始めてからの年数で剪定方法が変わります。残しておきたい部分を切断してしまわないように、以下のように剪定をおこないましょう。

年数 やり方
1年目 苗木を50cm程度の幹だけになるように切りつめます。
2年目 生えてきた枝の中から1本だけを残してあとはすべて切り落とします。
3年目 幹から生えてきた細い枝を3分の2程度に切りつめます。その際、徒長枝などの不要な枝や不自然な成長をしている枝、株から生えるひこばえは根本から剪定してしまいましょう。
4年目以降 残したい枝の先端を軽く切り、徒長枝や実をつけた枝は根元から切り落としながら成長させます。

害虫の発生原因にもなる!剪定枝の処分方法

ジューンベリーの剪定を終えたあとは、枝の処分までおこなわなければなりません。どう処分したらよいのかあわせて覚えておきましょう。

基本的に、切り落とした枝は可燃ごみとしてそのままゴミに出すことができるようです。ただし、可燃ゴミとして木材を出す場合にもきちんとまとめておくなどの決まりがあります。

さらに、あまりにも量が多い場合は粗大ゴミとして処理しなければならない場合もあります。剪定する木がたくさんあるときは、以下でご紹介するガーデンシュレッダを活用するのもよい方法でしょう。

また、自治体によってはそもそも引き取ってもらえないという場合もありますので、剪定前にお住まいの自治体に確認することをおすすめします。

ちなみに、可燃ゴミとして出す場合は枝を乾燥させることが大切です。水分を含んだ木材は、重くなってしまい処理しにくいほか、虫の発生や腐敗の原因にもなるので十分注意してくださいね。

庭木の剪定におすすめの道具

ここでは、さきほどご紹介した剪定に必要な道具のおすすめをご紹介します。大切なのは剪定作業をおこなう方が使いやすいかどうかです。以下の情報を参考に、自分に合ったものを購入しましょう。

剪定バサミ

剪定バサミは、直径1センチから2センチ程度の枝を剪定するのに適しています。サクッと無駄な枝を落としたいときに便利ですね。


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ドイツ製の剪定バサミで、2本の刃がなめらかに動き、正確かつ美しく枝をカットすることができます。植物への負担が小さいことも特徴のひとつです。対応する枝の太さが異なるいくつかの種類があるので、剪定したい枝の太さにあわせてサイズを選ぶとよいでしょう。


【剪定鋏 205mm SK-5スチール刃 切断能力20mm 安全ロック付き】

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庭木の剪定だけでなく、果実の採取や盆栽のお手入れなどにも使える便利な剪定バサミです。切れ味のよいSK-5スチールという素材で作られているうえに、サビにくい加工がしてあります。

また、使用しないときはロックボタンを押して保管しておくことで、安全に管理することが可能です。

剪定ノコギリ

剪定バサミが細めの枝を剪定することが目的だったのに対し、剪定ノコギリは太い枝を切るのに適しているようです。軽い力で引くだけで枝を落とすことができます。


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こちらの剪定ノコギリは刃がカーブしていて枝の形状にフィットするだけでなく、刃先が丸いのでほかの枝を傷つけることなく剪定することができます。

太い枝を切り落とすダイナミックさと、必要以上の剪定をしない細やかさをあわせもつ剪定道具です。


【FLORA GUARD 折込鋸 】

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素早くなめらかに枝を切断できるように硬化したステンレス鋼の刃のノコギリです。人間工学に基づいた握りやすいハンドルになっているので、成長した大きな枝を切る際も少ない負担での作業が可能でしょう。

ガーデンシュレッダ

庭の剪定に使う道具の中で、近年人気が急上昇しているのがガーデンシュレッダです。ガーデンシュレッダとは、剪定によって落とした葉や枝を細かく切り刻み、処分しやすくしてくれる道具です。

先ほど、剪定によって発生した木材の処分方法で、枝木の大きさによっては粗大ゴミとして処分しなければならないことがあることをお伝えしました。

粗大ゴミの処分は普通のゴミよりも面倒で、引き取ってもらうのに費用がかかることもあります。しかし、こちらのガーデンシュレッダを使えば、枝を細かく粉砕してサイズを小さくすることができるので、その心配もいらなくなりそうですね。


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サイズは大きめですが、低騒音のため住宅街でも近隣を気にすることなく使用することができます。


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小型ですがパワーは十分あり、短時間で細かく枝を粉砕できる回転刃がついています。

グローブ

剪定時には、剪定バサミや剪定ノコギリといった刃物を扱うことが多々あります。剪定中に目の前の枝に夢中になりすぎて、うっかり手元を傷つけてしまうのは怖いですよね。

また、刃物だけでなく切った枝先が刺さるなど思わぬ怪我をすることも考えられます。そのため、剪定をするときにはグローブをつけて手元を保護しておくことが大切です。


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こちらのようなゴム製のグローブは、軍手よりも手肌に密着してくれます。抜群のフィット感で細かい感覚を必要とする剪定のときにもぴったりです。


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非常に強度のあるポリエチレン糸で作られたグローブです。刃物で切れにくいうえに、伸縮性や通気性にも優れています。

殺菌剤

剪定をすると木に少なからず負担を与えます。木を切った切り口から病原菌が入れば、せっかく愛情をこめて剪定した木が枯れてしまうかもしれません。樹木を傷める病原菌の侵入を防ぐために、木の傷口を保護する薬を塗ってあげましょう。


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傷口を保護して治りを早めるペースト状の殺菌剤です。チューブ容器に入っていて、直接枝につけられるので、手を汚さずに使用することができます。


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少し粘り気のあるペーストで、塗ってからも少し半乾きの状態が続きます。しかし、この半乾き状態が続くことによってペーストがひび割れて樹木を傷めるという事態を防ぐことが可能です。

庭木ジューンベリーを美しく育てるポイント

ここまではジューンベリーの剪定についてご紹介してきました。しかし、植物を育てるうえで大切なことは、剪定だけではありません。植物に適した場所で育てているか、日ごろのお手入れをきちんとおこなっているかも重要なポイントになるのです。

ジューンベリーに適した栽培環境や注意すべき病害虫についてまとめたものをご紹介しますので、以下を参考に一度ご自身の栽培環境やお手入れ内容を振り返ってみましょう。

栽培に適した場所 日当たりがよく水はけのよい土がある場所よいとされています。
水やり 基本的には雨だけで問題ありませんが、真夏の暑くて乾燥する時期のみ水やりが必要です。
肥料 12~2月に有機質の肥料を与えるのがおすすめです。
病害虫 ほとんど被害にあうことはありませんが、風通しの悪い環境で育てていると、アブラムシが発生するおそれがあります。

栽培に適した場所で適切なお手入れをおこなえば、6月にはおいしい実がなるでしょう。そのままでもジャムなどに加工しても楽しめる実なので、丁寧に育てて実の活用まで楽しみましょう。

まとめ

ジューンベリーは、その特徴とされる花や実をつけるまでに何年もかかる木です。くわえて若い木のうちは枝が混みあいやすく、剪定を考える人も多くいるでしょう。

しかし、ジューンベリーの樹形は成長につれて次第に整ってきます。焦って過度な剪定をすると、かえって花が咲かなかったり実がならなかったりする原因になるでしょう。ジューンベリーの剪定は控えめにおこなうことをおすすめします。

ジューンベリーの成長を見守りながらも形をきれい整えたいという方は、業者に相談・依頼するのもおすすめです。さまざまな植物の特徴に詳しい専門の業者であれば、生育状態に合わせて適切なお手入れをおこなってくれるでしょう。

(この記事は2020年8月27日に加筆・修正しています)

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この記事を書いた人
生活110番:主任編集者 HINAKO
生活110番編集部に配属後ライターとして記事の執筆に従事。その後編集者として経験を積み編集者のリーダーへと成長。 現在は執筆・記事のプランニング・取材経験を通じて得たノウハウを生かし編集業務に励む。
得意ジャンル: 屋根修理(雨漏り修理)・お庭(剪定・伐採・草刈り)

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2020-09-08 17:55:16
https://www.seikatsu110.jp/garden/gd_prune/135635/
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白い花や赤い実が可愛らしいジューンベリーは、土を選ばず育ち、少しぐらいの日陰でも元気に育つ樹木です。樹形も基本的には自然に整うため、初心者であっても育てやすいといわれています。しかし、全体の形が美しくても、枝が増えすぎると内側が枯れてしまったりするおそれがあるので、込み入った枝を間引くための剪定は必要です。ゆっくりと成長するジューンベリーを枯らすことなく育てるために、この記事を読んで適切な剪定方法...

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