ミントの剪定は思い切りが大事!香りよいミントを長く楽しむコツとは

2023.11.20

ミントの剪定は思い切りが大事!香りよいミントを長く楽しむコツとは


デザートや飲み物などの香り付けでよく添えられている印象がある植物として、ミントがあります。ミントは、そのスーっとする清涼感に人気があり、多くのご自宅でも育てられているハーブの一種です。

ミントといえど、その種類はなんと600種ほどにものぼるといいます。ミントは香りを楽しむために栽培されていることも多く、その効能として安眠効果や鎮痛効果、リラックス効果、さらには消化不良にも効果的といわれています。

そんなミントは、とても簡単に栽培することができるのです。今までご自宅で植物を育てたことがないという方でも、気軽に栽培を始めることができます。しかしミントを育てるうえで気になるのが、剪定時期や収穫時期です。今回は、ミントの剪定について、またその育てるうえでの注意点をご紹介します。

※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。

ミントの剪定(収穫)はいつでもOK!

普通、多くの植物には剪定に向く時期と不向きな時期があります。そのため、植物を育てる際には、剪定に適した時期を知っておくことが鉄則であるともいえます。

一方、ミントは、どの種類であっても基本的には1年中どの季節に収穫しても問題はありません。場合によっては、冬に収穫するとミント自体がダメージを受けることもあるため、春から秋の間に収穫することをおすすめします。

とくにおすすめなのは、ミントの剪定を梅雨前の時期に行うことです。梅雨の時期では下部が蒸れやすくなってしまうのです。湿度が高く、雨が続く梅雨の時期を迎える前に、すっきりと剪定してあげることが大切です。

ミントは生命力が非常に強く、寒さにも暑さにも強い植物です。しかし、梅雨のジメジメとした環境や猛暑の真夏は、どれだけ環境の変化に強いミントでもストレスになるようです。そんな時期に、すっきりと剪定をおこなっておくと風通しをよくすることができ、ストレスとなる季節も乗り越えることができるのです。

また、病気にかかるのも防ぐことができます。ミントが病気にかかる原因として、ミントの株部分が蒸れることが挙げられます。ミントは、成長が早く、放っておくと葉が密集します。ミントの剪定は必ず行うようにしましょう。

ミントの剪定は、基本的にばっさりと切ってしまいます。株が30センチほどになったら、そのうち、地表部分から10センチから20センチほどで切り落とします。10センチから20センチはかなり大きさが異なりますが、ご自身の好みで切り落としましょう。高さ10センチほどにしても、すぐに伸びるため大丈夫です。

この時期にしっかりと切り取っておくと、葉が横に広がっていくようになります。そうすることで、より多くの葉が収穫できるのです。できるだけしっかりと、少し切りすぎたと思うくらいが適切です。

花を見るならそのままにしておく

ミントは、伸ばしっぱなしにしておくと、ぐんぐんと茎をのばし、7月から8月ごろには花を咲かせます。この花を楽しみたいという方は、剪定を行わず、そのままにしておくとよいでしょう。

花を楽しみたいという方は、花が咲き終わった秋に剪定を行うようにしましょう。一方で、葉を育てたいという目的でミントを育てている方にとっては、花を咲かせてはいけないようにするとよいでしょう。ミントを剪定しないままぐんぐんと伸ばし花を咲かせると、葉や茎が固くなってしまいます。そのため、デザートや飲み物に添えたりするのには向かなくなってしまうのです。

さらに、最大の欠点は、香りが減ってしまうことです。花を咲かせてしまうことで、せっかくのミントの香りがあまり感じられなくなってしまうのです。ミントを育てる際には、葉を育てるか、花を見たいかを明確にして、剪定を行うか行わないかを決めましょう。

ミントの剪定(収穫)はいつでもOK!

冬越しや黄色くなったときは根元からバッサリと

ミントは、基本的には冬の寒さにも強い植物です。そのため、そのまま屋外で育て続けても問題ありません。梅雨前に行う剪定のほかに、冬前にもばっさりと剪定を行うことが重要です。その際には、根元からバッサリと切り戻してしまいます。

地表部分に出ている部分が冬に万が一枯れてしまったとしても、地下に埋まっている部分が生きている場合がほとんどです。この地下の部分が生きていれば、春にはまた青々とした緑に生き返ります。

ミントが黄色くなってしまった場合も同様です。もし葉が黄色くなってしまったら、一度その部分を根元から切り落としてしまいます。一時期は元気がなくなっても、春を迎えるとまた生き返ることが多いのです。

いくら地表部分にでているものを切り返しても、春になるとどんどんと伸びていきます。春先に生い茂らないようにするためにも、冬前にも思い切ってミントの剪定を行いましょう。

摘芯をして収穫量を増やしてみる

摘芯とは、先端に生える新芽を摘み取ることです。新芽を摘み取ると、それ以上の高さには伸びなくなります。一方で、横に新しい芽が広がっていく修正があるのです。

この摘芯を行うべきなのは、まさにミントのような葉などの収穫量を多くしたい場合です。摘芯は野菜の収穫量を多くするためにも活用される方法であり、より多くの葉や実を摘み取りたいときには最適です。

せっかくミントを育てているのなら、できるだけ多くの葉を収穫したいですよね。ミントは剪定のほかにも、摘芯のようなちょっとした工夫で収穫量を格段と上げることもできるのです。

放置すると「ミントテロ」になるかも……

「ミントテロ」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。ミントテロとは、まさにミントがその場をテロするように、覆ってしまうことを指します。ミントは、非常に繁殖力が高い植物として知られています。そのため、ミントをそのまま放っておくと、どんどんとその周りに繁殖していき、やがては一面ミントとなってしまうのです。

その力は、私たちの想像以上です。ミントの繁殖力が強すぎて、周りの植物をも枯らしてしまうのです。地植えをした場合も、鉢植えで育てる場合も同様です。まわりの植物をも簡単に枯らしてしまうため、植える際には注意が必要です。

地植えする場合は、周りに一定距離を開けてほかの植物を育てるようにしてください。また、鉢植えの場合は、同じ鉢にはほかの植物を植えないようにしましょう。たとえ種類の違うミントでも、同じ鉢には植えないようにしてください。

このあまりの繁殖力の強さから、ミントを地植えすることはあまりおすすめできません。可能であれば鉢植えで栽培するほうが安心です。もし、ミントの栽培をやめたいと思ったら、決してそのままにはせず、抜き取るなど何らかの対処をしましょう。

このようなミントテロを起こさないためにも、ミントの剪定は大切なのです。ミントテロは、どなたのご家庭でも起こり得ます。詳しくは「ミントの繁殖力はテロ並み!?土地をミントに支配されないための方法」にて紹介していますので、あわせてご覧ください。

まとめ

ミントの剪定は、基本的にはいつでも行っても問題ありません。おすすめなのは、じめじめしてミントにとってストレスとなる梅雨前に行うことです。滅多に枯れることのないミントが枯れてしまうのは、株が湿気でやられてしまうことが原因かもしれません。梅雨前に剪定をしっかりと行うことで、枯らせてしまう原因を断つことができるのです。

もしミントの花も楽しみたいという方は、梅雨の時期には剪定せず、そのままにしておきましょう。そうすると、7月から8月ごろに小さな花が観られます。もし、葉の収穫が目的での栽培であれば、花を咲かせることのないようにする必要があります。

ミントは、剪定のほかに摘芯を行うことでたくさんの健康な葉を収穫できるようになります。もし、ミントの栽培を辞めたいまたはお世話ができないと感じたら、そのままにせず業者に依頼してみてはいかがでしょうか。業者に依頼することで、ミントの素敵な香りに囲まれながら生活できるかもしれません。

剪定を依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「剪定」をご覧ください。


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