マユミはどうやって育てたらきれいな実がつく?上手に育てる方法とは

2023.11.20

マユミはどうやって育てたらきれいな実がつく?上手に育てる方法とは

秋になると美しく紅葉し、オレンジ色のかわいらしい実をつけるマユミは、庭木として育てるのに向いているそうです。古くから日本に自生している植物なので、風土が合って育てやすいところも人気の秘密といえるでしょう。生け花や盆栽などに仕立てて、観賞用としても楽しまれることも多くあります。

マユミを育てると秋に美しい実を楽しめるだけでなく、庭に野鳥がやってきてにぎやかな光景が見られるかもしれません。初心者にも育てやすい植物なので、マユミを自宅の庭に植えている人もいるのではないでしょうか。

マユミをきれいに育てるにはコツがあります。あまり難しいことはないので、マユミの育て方を覚えてぜひ庭に植えてみましょう。

※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。

マユミは秋が最も美しい

マユミはニシキギの仲間で、秋に紅葉と実の見ごろを迎えます。ニシキギとは漢字で書くと「錦木」のことで、マユミもその名にふさわしく、とてもきれいに紅葉します。古来より弓の材料として使われてきたため「真弓」という名前がつけられたともいわれています。

マユミの開花時期は5~6月ごろですが、花よりも実のほうが注目されることが多いようです。マユミの実は鮮やかなオレンジ色で、小さなサイコロのような四角形をしています。実が熟すと表面が破れて、中から種が飛び出してきます。

赤みがかったオレンジ色の実がたくさん実っている姿はかわいらしく、実がはぜてからも形の変化を楽しむことができます。生け花や盆栽として鑑賞されることも多いようです。

また実だけではなく、自然にのびる枝ぶりも美しいと評判です。大きくなると3m程度まで成長しますが、適度に剪定をすれば大きすぎて扱いにくいということもないでしょう。

マユミの育て方

マユミは、もともと日本の野山でも生育していた植物です。日本の風土や気候に適しているため、庭木としても栽培しやすいのがポイントです。

マユミに適した環境

暑さや寒さにも強く、半日陰でも育てることができるので、植える場所をあまり選びません。ただし、きれいに紅葉させたい場合は、日当たりがよい場所を選んだほうがよさそうです。

水やりも必要なく降雨だけで足りるので、お手入れの手間もあまりかかりません。真夏の時期は乾燥しがちになるので、適度に水を与えましょう。

マユミの実をつけるには

マユミには実をつける雌木と、実をつけない雄木があるとされています。そのため、実の鑑賞を目的に栽培する場合は、雌木を育てるようにしましょう。

基本的には売っているマユミは実をつける雌木が多いようですが、購入の際に念のため確認したほうが安心ですね。雌木だけでも実をつけるので、雌雄の木を一緒に植える必要はありません。

マユミは剪定で高さを抑えよう

マユミは自然にのびる枝ぶりもきれいです。そのため、むやみに剪定しすぎず、自然な樹形にしたがって育てていきましょう。

枝がのびる力が強いので、背丈を調整したり、不要な枝を間引いたりするためにも適度に剪定するとよさそうです。剪定はマユミが葉を落として休んでいる12月~2月ごろにおこなってください。

マユミの枝数はあまり多くないですが、長すぎる枝や細い枝は、風通しをよくするためにも切り落としましょう。風通しが悪くなると、病気や害虫の原因にもなりかねません。また、枝が密集していると、花や実のつき方があまりよくなりません。

また、マユミの花芽は長くのびた枝先にはつかず、太くて短い枝で成長します。剪定するときには枝先だけを切らず、短い枝を充実させるようにすると花や実のつき方がよくなります。

マユミは剪定で高さを抑えよう

マユミは種からも挿し木からも増やせる

マユミは育てやすいだけでなく、種や挿し木でも簡単に増やすことができます。育てるのにもあまりスペースを取らないので、庭にマユミを増やしたくなったらぜひ試してみてください。

種まきして増やす方法

秋になるとマユミの実がたくさんとれるので、10月~11月ごろに採取します。熟した実はよく洗って、外側の果肉の部分を取り除いておきましょう。

種まきはすぐおこなってもよいですが、2~3月ごろでも適しています。種が乾いてしまうと、芽が出なくなってしまうので、種まきを早春におこなう場合は乾燥に気をつけて保管する必要があります。

種から育てる場合は、実をつけるまでに5年前後の期間が必要です。また、必ず雌木が育ち、たくさん実をつけるとは限りません。確実に雌木を育てて実を楽しみたいというときには、次の方法がおすすめです。

挿し木で増やす方法

すでに育てているマユミの枝を切って、土に植える方法です。雌木の枝を元にした挿し木を使用することで、実をつけるマユミを育てることができます。挿し木は、元の木と同じ種類の木として成長するのです。

挿し木をするときは、3月上旬ごろに枝を約5cm前後切り取ります。切った枝を1~2時間くらい水につけて、水あげをしてから土に植えましょう。用土は赤玉土が適しているそうです。順調にいけば、挿し木をしてから1~2ヶ月程度で根をはります。

挿し木はマユミを増やす方法の中でも、最も手軽にできる方法です。もし、マユミを増やすときに困ったことがあれば業者に相談してみてくださいね。

まとめ

マユミは花よりも、秋の紅葉や赤みがかった実が有名な植物です。栽培するのに特別難しいこともなく、乾燥に気をつけておけばよいので、手軽に育てられるのではないでしょうか。

枝が少なく、剪定もあまり大変ではありません。枝が混みあうと花や実がつきにくくなるので、適度に間引くとよいでしょう。

また、挿し木や種まきなどから自分でマユミを増やすこともできるので、庭がさみしくなってきたときにも手軽に試すことができます。

マユミは家庭でも栽培しやすい植物なので、ぜひ栽培してみてはいかがでしょうか。剪定に自信がなければ、業者に相談することもできます。上手に育てて、秋の庭をマユミでにぎやかにしてみましょう。

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依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「剪定」をご覧ください。


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