剪定のはしごや脚立は普通のものでは危険!選び方と安全な使い方

2023.11.20

剪定のはしごや脚立は普通のものでは危険!選び方と安全な使い方

自宅で庭木を育てている方の中には、その庭木の背が年を経るごとに伸び、剪定の際にはしごや脚立が必須だという方も多いでしょう。

しかし、剪定に使うはしごや脚立はどれでもよいというわけではありません。選び方を誤ると、剪定中の転落事故につながる危険性もあるのです。

安全に剪定をおこなうためにも、剪定に適したはしごや脚立を選ぶようにしましょう。オススメのはしご・脚立や正しい使い方について詳しくご紹介します。

※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。

剪定用の脚立は「四脚」より「三脚」がオススメ!

庭木の剪定をするときに、脚立を使うという方も多いのではないでしょうか。そんな脚立には種類があり、三脚と四脚が存在します。庭木の剪定をおこなう際に使用する脚立は、どちらが適しているでしょうか。

なかには、四脚のほうが安全だと考える方も多いでしょう。脚の数が多いほど、安定しやすいと考える方が多いからです。しかし、実際庭木の剪定に適しているのは三脚といわれています。

電気工事などでは四脚が使われるのに、どうして庭木の剪定には四脚が向かないのでしょうか。それは、作業をおこなう場所に理由があります。電気工事などは、基本的にコンクリートの地面など、ほとんど平らでぐらつく心配のない安定な場所でおこないますよね。一方庭木の剪定は地面が凸凹している場合がほとんどですので、四脚が安定しません

安定しない場所で四脚の脚立を使用すると、左右の横揺れが起きたときに倒れやすくなります。脚立にのぼった状態だと、前後にはぐらつきませんが、左右には非常に弱いのです。

一方、三脚は左右の揺れに強く、凸凹している地面でも安定しやすいといわれています。脚が開かないか不安に思われるかもしれませんが、三脚には鎖が付いており、脚が開かないように固定することができるため心配ありません。

剪定では、風が吹いていたり、少し離れた場所を作業するときに重心がずれたりと倒れてしまう危険が多く潜んでいます。安全に剪定をおこなうためにも、脚立を使うときは三脚を選ぶようにしましょう。

剪定に向いているはしご・脚立5選

庭木の剪定に向いている脚立は三脚であるとお伝えしましたが、山林にあるような高い木の手入れをおこなう場合は「枝打ちはしご」と呼ばれるはしごを使うことがあります。しかし、枝打ちはしごを使った高所の作業はとても危険であるため、枝打ちはしごはプロが使うことが多いです。

ここでは庭木の剪定にオススメしたい三脚3つと、プロ向けの枝打ちはしごを2つご紹介します。脚立やはしごを購入しようか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

1. 長谷川工業アルミ三脚グリーンステップ

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高さがあるにもかかわらず、安定感のある三脚です。大きいので重そうに感じるかもしれませんが、アルミを使用しているので軽くて持ち運びがしやすいです。

2.シンセイ アルミ製品 アルミ三脚 3尺

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値段が比較的安く、使い勝手のよい三脚です。少し低いので高い木の剪定には向いていませんが、庭木がそんなに高くないという場合はオススメです。

3.アルインコ(ALINCO) 三脚脚立

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こちらも高さのある三脚です。安定感と軽さを兼ね備えており、扱いやすいです。

4.枝打ちはしご EH-30

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運搬しやすいジョイント式の枝打ちはしごです。木に巻き付けることのできるチェーンが付いているため、安全に設置することができます。

5.ALINCO(アルインコ) 枝打ちはしご W-46A

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こちらも運搬しやすい連結方式の枝打ちはしごです。足を乗せる部分は折りたたむことができるため、収納しやすいです。

剪定はしご・脚立の安全な使い方

三脚と枝打ちはしごの安全な使い方と危険な使い方についてご紹介します。剪定のはしごや脚立を使用するときは、必ずヘルメットを着用するようにしましょう。転落事故をしてしまった場合、打ちどころが悪いと、のちの生活に影響が出たり、命を落としてしまったりするおそれがあります。

三脚の安全な使い方

三脚に上る前に、鎖がしっかりとかかっているかよく確認しましょう。乗る場所は上から4段目以下が基本です。安定させるために、天板や足を乗せる部分に体を当てながら作業をおこなってください。

三脚の危険な使い方

三脚を使用するときは、以下のことに気をつけましょう。

1.天板に乗らない
天板の上はバランスを崩しやすく、転落してしまうおそれがあるため、上に乗らないようにしましょう。

2.脚立に背を向けて降りない
脚立から降りるときは、登ったときの体の向きのまま降りるようにしましょう。背を向けて降りてしまいますと、不安定な状態になり転落してしまうおそれがあります。

3.脚立から離れた部分を剪定しない
脚立から離れた部分を無理に剪定したり、片足で乗ったりすると、転倒する危険が高まります。手が届かない場合は、脚立を移動させてから作業をおこなうようにしましょう。

脚立から離れた部分を無理に剪定したり、片足で乗ったりすると、転倒する危険が高まります。手が届かない場合は、脚立を移動させてから作業をおこなうようにしましょう。

枝打ちはしごの安全な使い方

枝打ちはしごは、基本的に、おおよそ3つほどに分割されています。下部分、真ん中部分、そして上部分のはしごをまずは組み立てましょう。その際、金具が緩みなく固定されているか、確認しながら組み立てます。

組み立てができたら、剪定をおこないたい木に立てかけるように、枝打ちはしごを設置しましょう。できるだけ枝が少ない部分に設置すると、剪定しやすくなります。枝の少ない部分に立てかけれたら、根本部分を地面に突き刺し、固定します。この際、木の根元から30センチ以内に刺すようにしましょう。

また、枝打ちはしごが垂直になっているか、設置の際に確認をしてください。下の固定ができたら、真ん中部分まで登り、中間部分をロープで固定します。木の幹とはしごを緩みなく縛りましょう。

ロープを幹に通し、安全帯を作っておくことも大切です。左手でロープを持ちながら、右手は幹をおさえて登っていきます。こうすることで、安全に剪定作業をすることができるのです。

剪定のはしごや脚立は何でもよいわけではない!安全なものを選ぼう

枝打ちはしごの危険な使い方

枝打ちはしごを使用するときは、以下のことに気をつけましょう。

1.はしごから身を乗り出さない
脚立と同様に、はしごから身を乗り出すとバランスを崩して転落するおそれがありますので注意しましょう。

2.はしごの上で木を押さない
はしごに登った状態で木を押してしまいますと、反動ではしごが動き、転落してしまうことがあります。はしごの上では木を押さないように気をつけましょう。

3.滑りやすい場所に設置しない
滑りやすい場所にはしごを設置すると、はしごから転落してしまう危険性があります。はしごを設置するときは地面が安定している場所に設置するようにしましょう。

剪定はしご・脚立を使わず剪定する方法

高い木の剪定は、はしごや脚立を使わなくても剪定することができる場合があります。「剪定用のはしごや脚立が高くて購入しようか迷っている。」「高い場所での剪定はやっぱり怖い」という方は、これからご紹介する2つの方法をぜひ参考にしてみてください。

(1)高枝切りバサミを使用する

高枝切りバサミとは、高い場所の木の枝を切ったり、実を収穫したりすることができるハサミのことをいいます。今まで脚立がないと届かないような枝も、高枝切りバサミがあれば地上から切ることができるのです。

ただし、枝切りバサミによって伸縮できる長さは異なるため、購入するときは剪定する木の高さに届くものを選ぶようにしましょう。


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1.8mから3mまで伸縮することができる高枝切りバサミです。とても軽量ですので、長時間使用しても腕が疲れにくいのが特徴です。


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1.8mから4mまで伸縮することができる高枝切りバサミです。さらに高い箇所の剪定に向いています。

(2)プロに依頼をする

はしごや脚立を使った剪定はとても危険な作業になります。少しでも不安に感じるようでしたら、剪定のプロに依頼するようにしましょう。自分で剪定道具を揃えるのにかかる費用より、プロに依頼したときの剪定費用のほうが安く済む場合もあるかもしれません。

プロに依頼する場合は、職人が一日または一時間かけて剪定する日当制・時給制と、木一本の剪定にかかる単価制があります。少しでも安く抑えたいとのことでしたら、見積りを複数取ってから依頼先を選ぶのがオススメです。

まとめ

剪定用に脚立を購入するときは、四脚ではなく三脚を購入するとよいでしょう。はしごや脚立を使用するときは、正しい使い方を心がけて剪定をおこなうようにしてください。はしごや脚立が思いのほか高くて購入しようか迷っているという場合は、高枝切りバサミを検討するとよいかもしれません。また、剪定道具を揃えるより、プロに依頼したほうが費用を安く抑えることができる場合もありますので、自分で剪定するのが不安に感じたらぜひ依頼してみてください。

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