シモツケの特徴を知って大きく育ててみよう!品種とコツも解説します

2023.11.20

シモツケの特徴を知って大きく育ててみよう!品種とコツも解説します

私たちの身の回りには、「見たことはあるけれど、どんな名前かはしらない」というような草木があふれています。おそらく今回ご紹介するシモツケも、これまでに見たことがあるという人は決して少なくないでしょう。

シモツケははかなげな見た目とは裏腹に、育てやすく、ほぼ1年中見た目を楽しめる品種として人気です。この記事では、そんなシモツケの特徴や品種、育て方についてご紹介していきます。

※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。

シモツケを育てる前に特徴を知ろう

シモツケは、5月中旬から6月にかけての初夏に花をつける、0.5~1mくらいの低木です。花は赤・白・ピンク色で小さく、枝先にたくさん咲いた姿はとてもかわいらしいですね。花言葉のひとつに「はかなさ」という、小さな花の姿にぴったりな言葉がついています。

花がつくのは初夏ですが、葉色が春から落葉する秋にかけて変化するため、1年中観賞して楽しむことができます。耐寒性や耐暑性もたかく、大きくなりすぎもしないので初心者にもとても育てやすい品種だといえそうです。

ただし、害虫のアブラムシやカイガラムシが発生することがあるため、こまめな観察が必要です。これらの害虫は樹液を吸うため、木の成長を邪魔してしまいます。花が咲かなかったり、最悪の場合木が枯れてしまったりするおそれがあり、見た目が小さくても侮れません。

植え付けの際にオルトラン粒剤を土に混ぜておいたり、剪定をして風通しをよくしたりすることで予防することができます。もしもこれらの害虫を見つけてしまった場合は、ガムテープで取り除くか、数が多い場合は薬剤や木酢液で対処するのがよいでしょう。

シモツケの特徴を知って大きく育ててみよう!品種とコツも解説します

シモツケは品種もたくさんある

シモツケはその育てやすさから、ガーデニング用として人気のある植物のようです。シモツケはシモツケ属という分類なのですが、なんと北半球には70種類ものシモツケ属が分布しているといいます。そのなかから、園芸用として人気のある品種をいくつかご紹介します。

ゲンペイシモツケ(源平下野)

ゲンペイシモツケは、ひとつの株から白とピンクの2種類の花を咲かせます。紅白の花の色をつけることから、源氏と平氏の旗の色にちなんでこの名前がつけられたという、雅な由来を持っています。

マルバシモツケ

白くてふわふわした印象をあたえる花をつけるシモツケです。白いシモツケにはいくつか種類があって、日本固有種で山岳地帯に育つイワシモツケや北海道の高い山でだけ見ることができるエゾノマルバシモツケなどがあります。

アンソニー・ウォータラー

濃いピンク色で、小さめの葉の色も濃いのが特徴です。

ゴールドフレーム

芽が出たばかりのころの葉は赤っぽいオレンジ色ですが、そのあと黄色・緑色へと変化していきます。

知れば簡単!シモツケの育て方。

シモツケは生命力の強い植物です。庭植えの場合は、日当たりがよい場所で極度に乾燥していない場所であれば、水やりや肥料をあげる必要はほとんどありません。土が栄養豊富で水はけがよければさらに望ましいでしょう。

庭植えではなく鉢植えの場合、葉がついている冬以外の場合は日当たりの良い場所に置いてあげてください。土が乾いたら水やりをしてあげましょう。4月に遅効性化成肥料をあたえると元気に育ってくれます。

庭に植え付ける際は、木が休眠にはいる落葉期におこなうことでダメージを減らすことができます。11月から12月、あるいは2月下旬から4月ごろにかけての時期を目安におこなってください。

シモツケの剪定方法とは

シモツケは育ちすぎることもなく、扱いやすい植物です。しかし、ある程度剪定によって樹形を整えることで、よりきれいに成長させることができます。また、混み合った枝を剪定によってすっきりさせることで風通しをよくし、カイガラムシなど風通しの悪い場所を好む害虫の発生リスクを減らすことができます。

シモツケの剪定は2~3年に一度で十分です。枝葉が混み合っている場合には、2月ごろを目安に剪定をおこないます。枝元から20センチを目安に太い枝を切り落としましょう。若い枝が出てきて花つきもよくなります。基本的に生命力の強い品種ですので、過度な剪定をしない限り花がつかないのではないかと大きく心配する必要はないでしょう。

それ以外では、徒長枝を切り落とす程度で十分です。徒長枝は1本あるいは数本だけほかの枝より明らかに生育が速い枝のことで、その枝の生育にエネルギーが使われてしまうため全体的な成長の妨げとなってしまいます。

また、シモツケの場合剪定のほかに花がら切りとよばれるお手入れをおこなうことで花を楽しむ時期を伸ばすことができます。

シモツケは枝を伸ばしつつ花芽をつくるという成長の仕方をします。そのため、花が終わったあとに枝先に残る花がらを切ることで、そのわきからふたたび花芽がのび、本来は6月までの開花時期を7月下旬までのばすことができるのです。花がつかなくなったら根本から枝を切り落としましょう。

まとめ

シモツケは初心者にも育てやすい品種で、初夏に小さな花を咲かせます。シモツケを健康に見た目よく育てるためには、剪定などの手入れが必要です。シモツケは大きくなりすぎない品種だといわれていますが、徒長枝や混みすぎた枝などは2月の休眠期を目途に剪定するのがよいでしょう。

また、剪定のほかにも花がら切りをおこなうことで開花時期を長くし、より花を楽しめる期間が増えます。花だけでなく葉の色の変化も美しいシモツケですが、もしシモツケの剪定に関して悩んだり、難しいと思ったりする場合には、業者に依頼するのもひとつの手です。

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依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「剪定」をご覧ください。

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