バラはとても華やかで、みているだけで優雅な気持ちにさせてくれますよね。中でもピエール・ドゥ・ロンサールという品種は、花びらの外側が白く、中央にいくほどピンク色が色濃くなっていくとてもかわいらしいバラです。
このピエール・ドゥ・ロンサールは2006年の世界バラ会議で殿堂入りを果たしたことでも知られ、人気が高い品種です。ピエール・ドゥ・ロンサールを見て、バラを育ててみたい!と思う人も多いようです。
このコラムでは、ピエール・ドゥ・ロンサールの剪定や、きれいに花を咲かせる方法について解説していきます。バラを自分で育てるのは難しそうだけどやってみたい!という人や、ピエール・ドゥ・ロンサールの剪定が上手くできない人の参考になれば幸いです。
目次
ピエール・ドゥ・ロンサールの水やりと肥料のコツ
まずは、バラをきれいに栽培するために必要な水やりと肥料のコツについて紹介します。ぜひ実践してみてください。
ピエール・ドゥ・ロンサールの水やり
ピエール・ドゥ・ロンサールは旺盛に育ちやすく、大きくなりやすいことから初心者にも比較的育てやすいバラだと言われています。できれば地面に直接植える露地植えの方がよいですが、鉢やプランターで育てる場合はなるべく大きなものを選んでください。
露地植えの場合は、土に腐葉土などを混ぜて水はけをよくしておくとよいでしょう。鉢で栽培する場合には土が乾きやすいので、こまめに水やりをするように心がけてください。
ピエール・ドゥ・ロンサールの肥料
バラは繊細な植物なので、花が咲いている間に肥料を与えると形のよくない花をつけてしまうことがあるようです。肥料はたくさんあげると花が元気に咲くと思う人もいるかもしれませんが、タイミングと量を調節することが大切です。
ピエール・ドゥ・ロンサールを植えるタイミングは、4月~5月か、11月~2月が適しています。まずは、元肥という植え付けをするときの肥料を一緒に入れましょう。
冬の間はバラが休眠する季節です。ピエール・ドゥ・ロンサールの剪定や肥料はこの時期におこないます。この間に肥料をあげることを寒肥といい、バラの栽培によい方法とされています。また、5月頃にバラが咲き終わると、きれいな花を咲かせてくれたバラに御礼肥として肥料をあげる人もいるようです。
かかりやすい病気もある!注意しないと枯れるかも
ピエール・ドゥ・ロンサールはバラの中でも丈夫な種類である強健種とされています。大きく育ちやすいため初心者にも育てやすいと言われますが、バラを好む害虫もいるので注意が必要です。
バラがかかりやすい病気①うどん粉病
うどん粉病はバラが発症しやすい病気の1つです。若い葉や芽、枝などに小麦粉のような白い粉が見つかったらうどん粉病のおそれがあります。
若い葉や芽に発生することが多いので、バラの上の方や先端の方をチェックしてみてはどうでしょうか。うどん粉病の正体はカビの一種で、放置しておくと風に舞って他の植物へも被害が拡大してしまいます。また、うどん粉病が進行すると、葉が湾曲したり、変形したりするので、育ちが悪くなります。
うどん粉病は湿度が保たれることでも発生しやすくなります。うどん粉病を防ぐために、しっかり剪定をして、株の中まで風がよく通るようにしましょう。
バラがかかりやすい病気➁黒星病
うどん粉病と並んでバラがかかりやすいのが黒星病で、黒点病とも言われています。バラの葉に黒い斑点が見つかったら、黒星病のおそれがあります。黒星病もカビが原因とされている病気です。
黒星病の場合は、雨が地面から跳ね返るときに、土の中にあるカビの菌がバラの葉についてしまうことが原因とされています。そのため、地面から近い葉や株の根元に発症しやすい病気です。雨が多く、湿度の高い梅雨の季節は注意が必要です。
黒星病を放置しておくと、どんどん病状が進んで最悪の場合、葉がすべて落ちてしまうかもしれません。葉がなくなるとバラの生育にもよくないので、発見したら病気の葉を取り除くようにしましょう。
これらの病気以外にも、アブラムシやハチの仲間がバラの葉を食べてしまう場合や、カミキリムシの幼虫であるテッポウムシが株の中に住みついてバラを枯らしてしまうことがあります。
強健種とされるピエール・ドゥ・ロンサールですが、病気や害虫のリスクがないとは言い切れません。もし、ピエール・ドゥ・ロンサールの剪定や病気について不安があれば、業者に相談するのもよさそうですね。
ピエール・ドゥ・ロンサールの剪定の注意点
ピエール・ドゥ・ロンサールを剪定するタイミングは、花が咲き終わった後と冬場におこなうのがよいとされています。
ピエール・ドゥ・ロンサールは一季咲きという性質で、基本的には1年間に1度しか花を咲かせません。5月に咲き始め、7月くらいまで長く花が楽しめます。
開花が終わったら枯れた花を摘み取り、5枚の葉がついている部分を剪定します。花が咲き終わった後に剪定をやりすぎると、次のシーズンに花がつきにくくなることもあるようです。たくさん枝を切るのは避け、枯れた花を摘む程度にしておいたほうがよさそうです。
バラが休眠している1月から2月には、枝の剪定をおこないます。シュートという緑色の太い枝からは次の春に新しい花が咲くので、切ってしまわないようにしましょう。シュートは株の根元や枝の途中から生えてきます。シュートによく日が当たるように、邪魔になりそうな古い枝や、細くて弱い枝は剪定しましょう。
ピエール・ドゥ・ロンサールは大きく育ちやすいので、剪定する場所もたくさんあります。せっかくのびた新しい枝を切り落としてしまうことや、剪定が足らなくて十分に日が当たらないと、次の花の季節がさみしいことになってしまうかもしれません。ピエール・ドゥ・ロンサールの剪定に不安がある人は業者に相談してはいかがでしょうか。
きれいに咲かすためには誘引が重要
ピエール・ドゥ・ロンサールのようなつるバラは成長とともにつるがどんどんのびていくので、放置しておくときれいに花を咲かせることができません。バラの近くにポールなどの支柱を設置し、つるをのばしたい方向に固定して誘引しましょう。
誘引は12月から1月頃におこなうのがよいとされています。春に近づくと新しい芽が出てきます。誘引中に新しい芽が落ちてしまわないよう、早目に済ませておくのが望ましいです。
また、ピエール・ドゥ・ロンサールを剪定して余分な枝を落としておくことで誘引しやすくなります。計画的にお手入れすることが大切です。
ピエール・ドゥ・ロンサールの誘引をすることで、つるが絡まることなく広い範囲に花を咲かせることができます。バラの枝にはトゲがあるので、ケガをしないように注意してくださいね。
ピエール・ドゥ・ロンサールの場合は、つるが硬いので誘引作業が大変という声もあります。自分で誘引するのが難しい場合は業者に依頼してみるのもおすすめです。
まとめ
初心者にも育てやすいと言われているピエール・ドゥ・ロンサールの剪定や誘引は美しい花を咲かせるために欠かせない作業です。しかし、寒い冬場にさまざまなお手入れをするのは大変ですよね。
ピエール・ドゥ・ロンサールの株は若いうちには花がつきにくい場合もあり、植えてから数年後にようやく花をつけることもあるようです。なかなか花を咲かせないと自分の栽培方法が間違っているかと不安になるかもしれません。
もし、ピエール・ドゥ・ロンサールのことで悩みがあったら業者に相談したり、剪定を依頼してみてはいかがでしょうか。
剪定を依頼できる業者や料金
依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「剪定」をご覧ください。
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