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木材を乾燥させる方法やコツなどを紹介!生木を丈夫な木材にしよう!

投稿日:2019-09-05 更新日:2019-09-09

この記事を読むのに必要な時間は約 6 分です。

伐採した木を木材として利用するためには、乾燥させることが重要です。しかし、中には乾燥方法や、乾燥させる理由、どのくらいまで乾燥させたらよいかがわからない方もいらっしゃるでしょう。

そこで、この記事では木材を乾燥させる理由や方法、どのくらいまで乾燥させるかについてご紹介します。さらに、乾燥で起こる割れを防止する方法についてもご紹介します。

この記事を読めば、木材を乾燥させる理由や方法についての疑問が解決されるでしょう。品質のよい木材をつくるためにも、この記事の内容をぜひ参考にしてみてください。

木材を乾燥させる理由

「そもそもなぜ木材を乾燥させる必要があるの?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。そこでまずは、木材を乾燥させなければならない理由についてお伝えします。

寸法が変わらない

通常、伐採した直後の木は水分を含んでいます。しかし、時間が経つにつれて水分が蒸発し、木が縮んでいくのです。そのため、伐採した木をそのまま使うと、時間が経つにつれて寸法が小さくなっていくおそれがあります。

その点、乾燥させてから木材を利用することで、蒸発する水分が少ないため寸法が変化することがほとんどないのです。

強度が増す

木材を乾燥させることで、木材が硬くなり強度が増します。具体的には、折れたり曲がったりすることを防ぐ効果があります。

腐りにくくなる

木材を乾燥させると、腐りにくくすることができます。木材は腐朽菌(ふきゅうきん)という菌が発生し、木材の成分を分解させることで腐ります。腐朽菌は、水分が多い場所に発生するので、木材を乾燥させることで腐朽菌の発生を防ぎ、腐りにくくすることができるのです。

木材を乾燥させる方法

木材を乾燥させるには、いくつか方法があります。ここからは、木材を乾燥させる方法や、そのメリット・デメリットをご紹介します。以下の内容を参考にして、自分に合った方法を見つけてみてください。

葉枯らし乾燥

木材を乾燥させる方法

葉枯らし乾燥とは、葉や枝を切り落とす前に、木を切った場所で時間をかけて自然に乾燥させる方法のことです。乾燥させるとき山側に木を倒すのが、この方法の特徴です。この方法では、葉が持つ蒸散作用(葉にある気孔という口から水分を出すこと)によって水分を減らしていきます。

そんな葉枯らし乾燥をおこなうと、色つやが保たれます。さらに、フェノール成分が発生するといわれていて、それにより害虫の発生を防止できるのです。

ただ、葉枯らし乾燥には、時間がかかるという欠点もあります。葉枯らし乾燥は、少なくとも半年程度はおこなわなければなりません。また、葉枯らし乾燥だけでは十分に乾燥させることができないため、製材後に自然乾燥や人工乾燥もおこなう必要があり、その分だけ木材ができるのに時間がかかってしまうのです。

自然乾燥

自然乾燥とは、葉や枝を取り除いて製材を済ませた後に、自然に乾燥するのを待つ方法です。自然乾燥も、色つやを保ったまま乾燥させることが可能です。また、特殊な設備がいらないので、コストを抑えることもできるでしょう。

ただし、半年~1年間程度の時間を要するため、質より量やスピードを重視したいという方には向かないでしょう。

人工乾燥:低温除湿式

低温除湿式は、乾燥庫(木材を入れて乾燥させる機械)の中を除湿して乾燥させる方法です。この方法は、乾燥庫内の温度を上げて木材を暖めることで乾燥させ、さらに、除湿をおこなうことで木材から出た水分による湿度の上昇を抑えます。その結果、より効率的に乾燥をおこなうことができるのです。

低温除湿式は、処理時間は15~30日と人工乾燥の中では乾燥に時間がかかりますが、後にご紹介する高温式や高周波式と比較すると、木材の色つやを保つことができます。

人工乾燥:高温式

高温式は、乾燥庫内を100度を超える温度にすることで、木材の細胞を破壊して乾燥させるという方法です。高温式では処理を2~3日で終わらせることができますが、急激に乾燥させることによって、内部割れや変色が起こったりするという欠点もあります。

人工乾燥:高周波式

高周波式は、木材を減圧した状態に置き、高周波で温めることで乾燥させる方法です。この方法では、処理時間が1日と短いのが特徴です。ただ、設備費が高いので、コストを抑えたい方には不向きです。

木材を乾燥中に割れさせない方法

木材は、乾燥中に表面が割れてしまうことがあります。表面が割れると、見栄えが悪くなり品質が下がってしまうので、できるだけ避けたいですよね。そこで、以下で木材を乾燥中に割れさせない方法についてご説明します。

そもそもなぜ割れるのか

木材が割れる理由は、乾燥させることで表面と内部で水分量に差ができるからです。木材を乾燥させると、表面から水分が抜けます。水分の抜けた表面部分は縮まろうとしますが、このときに内部の水分が抜けていないと、内部はもとの形を保とうとして引っ張り合う力が起きます。その結果、木材が割れてしまうのです。

背割り

背割りとは、木材の割れを防止するために入れられる切れ目のことです。切れ目を入れることで、内部と表面をできるだけ均等に乾燥させることができるので、割れが起きないのです。

「割れを防止したいのに、切れ目を入れたら意味がないのでは?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、建材として木材を使う場合は、切れ目を壁側に向けることで背割りを隠すことが可能なのです。

コーティング

木の表面をコーティングすることで、割れを防止することができます。コーティングすることで、空気と木が触れるのを防いで木材の呼吸を止めることができるからです。

コーティング剤には、割れを防止する効果のほかにも、日焼けやカビなどを抑制する効果のあるものもあります。目的に合わせて、ご自身にあったものを選んでください。

木材はどの程度乾燥させるか

木材を早く完成させるため、木材の乾燥にかかる時間をできるだけ短縮したいと思う方も多いでしょう。しかし、乾燥が甘いと、木材の強度が弱まったり腐ったりするおそれがあるので、どのくらいまで乾燥させなければならないのかを知っておくことが重要です。そこで、ここからは、木材を乾燥させる目安をご紹介します。

含水率とは

木材をどの程度まで乾燥させるか考えるときに、知っておかなければならないのが「含水率(がんすいりつ)」です。含水率とは、木材の中の水分量を表したもので、どの程度乾燥させなければならないかを知る目安となります。

含水率は、「(水分を含んだ木材の重さ-水分を抜いた木材の重さ)÷水分を抜いた木材の重さ×100」という計算式で求めることができます。

ただ、自分で求めるのは難しいので、含水率を計ることができる「含水率計」を使用することをおすすめします。含水率計とは、木材の含水率を計る器具のことで、基本的にはセンサーに木材を当てるだけで測定することができます。

平衡含水率とは

木材を放置しておくと、水分を出したり逆に吸収したりして、含水率が変動します。しかし、最終的には水の出入りが収まり、含水率が安定します。このときの、安定したときの含水率を「平衡含水率(へいこうがんすいりつ)」といいます。

また、平衡含水率には、屋外で測定する屋外平衡含水率と、室内で測定する室内平衡含水率があります。乾燥木材の含水率は、一般的には屋外平衡含水率の値が使われています。

乾燥木材の含水率

木材は、含水率が「20%前後」になったら適切だといわれています。そのため、木材を乾燥させて含水率を20%前後にしましょう。

ここまで、木材を乾燥させる方法やどのくらいまで乾燥させなければならないかについてお伝えしてきました。しかし、そもそも木材をつくるためには、木を伐採するところからはじめなくてはなりません。

もし、「木の伐採が手間」「木の伐採によってケガをしないか心配」という方がいれば、伐採業者に依頼することをおすすめします。そうすることで、ケガをするリスクを避け、手間をかけずに伐採をおこなうことができます。

まとめ

質のよい木材をつくるためには、しっかりと乾燥させることが重要です。乾燥方法には、「葉枯らし乾燥」「自然乾燥」「低温除湿乾燥」「高温乾燥」「高周波乾燥」というように、いくつか種類があるので、メリット・デメリットを比較して自分に合った方法を見つけてみてください。

乾燥をおこなっているときに、木材の割れに注意しなくてはなりません。割れを防止するために、背割れやコーティングをおこなっておきましょう。

また、木材の乾燥をおこなうためには、そもそも木を伐採する必要があります。木の伐採が自分では難しいという方は、伐採業者に依頼するとよいでしょう。伐採業者に依頼することで、手間をかけずに伐採することができますし、ケガをする心配もいりません。

そのため、自分での伐採が難しい方は、木材の伐採は業者への依頼も検討してみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人
生活110番:主任編集者 HINAKO
生活110番編集部に配属後ライターとして記事の執筆に従事。その後編集者として経験を積み編集者のリーダーへと成長。 現在は執筆・記事のプランニング・取材経験を通じて得たノウハウを生かし編集業務に励む。
得意ジャンル: 屋根修理(雨漏り修理)・お庭(剪定・伐採・草刈り)

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2019-09-09 16:10:47
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