雑草の生命力には凄まじいものがあり、何度抜いてもそのたびに生えてくる雑草にお悩みの方も多いのではないでしょう。雑草対策には様々な方法がありますが、手早く効果の実感できる対策としてはやはり除草剤が挙げられます。
しかし、妊婦さんや小さなお子様がいたり、ペットを飼っているご家庭では薬品を使うのは抵抗がありますよ。
そこで今回は、除草剤の安全な使用方法や除草剤を使わずにできる雑草対策についてご紹介します。
除草剤の種類
除草剤を安全に使用するためにまず、除草剤の種類について知っておきましょう。除草剤はどのような作用があるかによって分類することができ、多くの除草剤は次に挙げる特徴をいくつか持ち合わせています。
茎や葉から植物を枯らす「茎葉処理剤」
すでに生えてきてしまった雑草に対して使う除草剤です。植物の葉や茎から吸収され、土の中で不活性化するので、これから植物を植える予定の土地の除草に適しています。
雑草の予防に「土壌処理剤」
耕した後の雑草がまだ生えてきていない土地に使用し、雑草の根や芽を枯らす除草剤です。効果が長く続くのであらかじめ撒いておくと雑草の予防に繋がります。
全ての植物を枯らす「非選択性除草剤」
散布した場所の全ての植物を枯らすことのできる除草剤です。有用な植物が植えられていない道路や宅地で使われています。
特定の植物だけを枯らす「選択除草剤」
農作物などの有用な植物を枯らさずに雑草のみを枯らす除草剤になります。主に田んぼや畑などで使わることが多いです。この他にも効果が表れる速さ、効果の持続期間などによっても分類することができます。使用する場所や目的に合わせて、適切な除草剤を選びましょう。
除草剤を安全に使用するには
続いて、除草剤を安全に使用するために注意するべきポイントを見ていきましょう。
・除草剤が皮膚に付着しないよう注意する
除草剤は植物を枯らしてしまうほどの効果がある薬品ですから、皮膚に直接かかってしまうと大変危険です。必ず長袖を着用しマスクや手袋で保護しましょう。
・除草剤が目に入らないように注意する
噴霧器などの機械などを使用して広範囲に除草剤を散布する場合は、目に入りやすいので必ずゴーグルや農業用のマスクを着用してください。
・散布場所に立ち入られないよう注意する
小さなお子様やペットが立ち入る可能性がある場所に除草剤を散布する場合は、危険ですのでしばらくの間立ち入られないように柵やロープで囲っておきましょう。
安全性が高い除草剤とは
除草剤は妊婦さんや小さなお子様、そしてペットに対してさまざまな影響を与えるおそれがあります。妊婦さんの場合、流産や胎児への健康被害の可能性がありますし、小さなお子様は珍しがって触ってしまうことも考えられます。
さらに、ペットの場合、除草剤のかかった草を食べてしまって最悪死んでしまう場合もあります。そのため、除草剤を使わずに除草できるのであればそちらの方法をとったほうがよいでしょう。
しかし、除草にはやはり手間がかかってしまうものなので、手っ取り早く除草剤を使いたい!という方には次のような除草剤が安全なのでおすすめです。
自然由来の成分からできているもの
健康に配慮したい方向けに自然由来の成分でできた除草剤も販売されています。中には食品添加物100%で農薬不使用の商品などもあります。効果や即効性は一般的な除草剤よりも薄くなってしまいますが、継続的に使用することで効果を実感できるようになります。
除草剤を使わずに除草する方法とは
「除草剤はなるべく使いたくないけど雑草をどうにかしたい……」そんな方も多いと思います。実は、除草剤よりも安全に除草する方法があるので最後に見ていきましょう。
草抜きをする
もっとも一般的な除草方法です。生えている草を手当たり次第抜いたり、鎌で刈っていくのですが、中腰にならないといけないので疲れ、時間もかかってしまいます。さらに、抜いてもまた生えてきてしまうと意味がないのでさらに対策が必要です。
草刈り機で刈る
草刈り機を使った場合、手で除草するよりも格段に楽になります。農業用の専門器具でもないのでホームセンターやネット通販で簡単に手に入れることができます。最近では女性用や充電タイプのものなど改良された製品も出ているので、あまり使ったことがない方でも使いやすくなってきました。こちらも周囲に気を付けて安全に使用しなければなりません。
砂利を敷く
雑草を刈ったあとの地面に砂利を敷き、日光を遮ることで雑草の成長を妨げる方法です。砂利を踏んだ際に、発生する音によって防犯対策になるという利点もあります。しかし、厚めに敷き詰めないと効果は薄いのでかなりの量の砂利が必要になり、作業時間とお金がかかってしまう恐れもあるので注意しましょう。
防草シートを敷く
手軽にできて効果がある除草方法として、防草シートはおすすめです。防草シートは日光を遮る上に水も通さないので、ほぼ雑草が生えなくなります。その効果を得るためにはきちんとした防草シートを選ぶ必要があります。
塩水を撒く
塩には分解されずに土壌内にとどまる性質があります。この性質を利用して除草する方法です。しかし、塩の成分がずっと土壌内残留した結果作物の育たない土地になってしまい、土地の価値を下げてしまったり、住宅の基礎を侵食する可能性もあるので気を付けましょう。
まとめ
雑草が生えている庭や家は見栄えも悪く、防犯の面からも危険です。色々な除草方法がありますが、自分の都合に合った方法で除草をするようにしましょう。そして、除草剤を安全に使う際はその役割と危険性についても理解することが大切です。
もし個人では手に負えないようなら、草刈りのプロに依頼することも可能ですので検討してみてください。家の雑草を除草すれば、心地よく過ごせるでしょう。
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