やっかいな雑草のつる草を駆除しよう!効果的な駆除方法と予防方法!

2021.4.30

やっかいな雑草のつる草を駆除しよう!効果的な駆除方法と予防方法!

近年はガーデニングや家庭菜園が人気です。ご自宅の庭やちょっとした空地を利用して、花を植えたり、野菜を育てたりするのを楽しみたいという方は多いのではないでしょうか?

しかしせっかく作り上げた庭や畑も、ひとたび雑草の「つる草」などが生えてしまうと、美観を損ねるだけでなく花や野菜に栄養が行き渡らなくなる恐れがあります。

そこで今回は雑草の中でも特にやっかいな「つる草」に焦点をあて、その種類や駆除方法についてわかりやすくご紹介していきます。「石垣や壁に雑草のつる草が巻き付いて困っている」とか「これから庭や畑をつくってみたい」という方は、ぜひ参考にしてみてください。

雑草で特に面倒なつる草の種類とは

雑草の中でもとくに駆除が面倒だといわれるのが「つる草」です。つる草は自分の力で自立することができない「つる植物」のことであり、周辺の樹木や壁などを支えとして茎を伸ばして成長するという特徴があります。

「つる植物」には観賞用として栽培されるものも存在します。たとえば「アサガオ・藤・ノウゼンカズラ」などは、美しい花を咲かせるため人気があります。このようにつる植物の中には「雑草」として嫌われる種類もあれば、一方で「観賞用」として好まれる種類もあるのです。

ここでは主に雑草の「つる草」に焦点をあて、代表的な種類をご紹介していきます。

【雑草として代表的なつる草】

(1)クズ(まめ科)

雑草の「つる草」として有名なクズには、葛粉や漢方薬になるという優れた一面もあります。一方で、地表に現れた茎や葉を刈り取っても根っこが生きている限り成長を続けるため、繁茂力が高く駆除が難しいといわれています。そのため初期段階での駆除が肝心です。
 

(2)ヤブガラシ(ぶどう科)

雑草の「つる草」のなかでも、ヤブガラシは名前の通り「藪を枯らす」ほどの強い生命力を持っています。地表に現れた茎や葉を刈り取っても、根っこが生きている限り成長を続けます。

ひとたびヤブガラシが根付くと、完全に駆除するのが難しくなり、周辺の植物に悪影響を与える恐れがあります。そのため初期段階での駆除が肝心です。
 

(3)ヘクソカズラ(あかね科)

雑草の「つる草」のなかでも、ヘクソカズラは葉や茎の部分に強烈な悪臭があることで知られています。日本全国の藪や林などに自生しており、周辺の植物に絡みつきながらつるを伸ばしてどんどん成長します。こちらも初期段階での駆除が肝心です。
 

(4)ガガイモ(ガガイモ科)

雑草の「つる草」のなかでも、あまり聞きなれない名前のガガイモは、日当たりのよい山野・土手などに自生しています。葉や茎を切ると白色の汁が出るという特徴があり、丈夫なつるを周辺の植物に絡ませながら成長します。

例えばトウモロコシ畑にガガイモが発生すると、トウモロコシの茎や葉につるが巻き付いてトウモロコシの成長を妨げるといった具合に、周辺の植物に悪影響を与える恐れがあります。

さらにガガイモの根っこ部分は1年間で10m以上も伸長するため、田畑などにひとたび根付くと根絶するのは困難です。そのため初期段階での駆除が肝心です。
      雑草で特に面倒なつる草の種類とは

つる草の駆除でやりがちだけど効果がない駆除方法

代表的な雑草のつる草はどれも驚異的な生命力を持つため、いずれも初期段階での駆除が肝心だということがわかったと思います。それではつぎに、雑草の「つる草」を駆除する方法として「やりがちだけど効果がない」といわれるものを確認しておきましょう。

茎や葉を刈り取る

先にも述べましたが、つる草は「根っこの部分が生きている限り成長を続ける」という特徴があります。そのため、地表にあらわれた茎や葉の部分をいくら刈り取っても効果がありません。

砂利を敷く

雑草の駆除方法として「砂利を敷く」というやり方も効果的だとして、紹介されることが多いと思います。しかしひとたび根付いたつる草は「根っこの部分が生きている限り成長を続ける」という特徴があり、地中深くに根を伸ばしてしまいます。

そのため地面に直接砂利を敷いても、よほど大量の砂利を敷かない限り隙間から茎や葉が現れてしまう可能性があります。
      つる草の駆除でやりがちだけど効果がない駆除方法

壁に巻き付くつる草を駆除する方法

つづいて、壁に巻き付く雑草のつる草を効果的に駆除する方法にはどのようなやり方があるのか見ていきましょう。

(1)「ノコギリ・剪定ハサミ・鎌」などを使って、地表に現れたツタの太い茎を切ります。
(2)手の届く範囲の作業として、まずは「高枝切りハサミ」を使い、壁面のツタを大まかに切ります。
(3)「壁削り」という道具を使って、外壁を擦るようにしてツタをはがしていきます。
(4)はしごなどを使って高い場所も同様にツタを切り、はがすという作業を繰り返します。
(5)壁全体のツタをはがし終えたら、最初に切っておいた太い茎に穴をあけます。
(6)穴をあけたツタに除草剤を注入します。

      壁に巻き付くつる草を駆除する方法

つる草を予防する。効果的な雑草対策について

雑草の「つる草」が生い茂った場合、駆除することはもちろん大切です。一方、あらかじめつる草が生えるのを予防するという対策も有効です。ここでは効果的な予防対策を見ていきましょう。

草の生えない土(固まる土)で、地面を固める

あらかじめ雑草の根や種を取り除いたうえで地面を固めてしまえば、雑草のつる草が地表に出るのを抑制する効果が働き効果的です。固まる土の使い方については「わずらわしい草むしりにさようなら!草が生えない土の活用法を大公開」をご覧ください。

防草シートで地面を覆い、太陽の光を遮断する

あらかじめ雑草の根や種を取り除いたうえで、防草シートで地面を覆えば太陽の光を遮断することができます。つる草の成長を抑制することができるので効果的です。

防草シートで地面を覆い、さらにその上から砂利を敷き詰める

上記の要領で防草シートを用いて地面を覆い、さらにその上から砂利を敷き詰めることで重さが加わるため、より効果的です。防草シートと砂利について、詳しくは「防草シートと砂利のタッグで雑草を防げ!お庭に敷く手順をご紹介」もあわせてご覧ください。

まとめ

ここまで雑草の中でも特にやっかいな「つる草」に焦点をあて、その種類や駆除方法について、分かりやすくご紹介いたしました。代表的な雑草のつる草は、どれも驚異的な生命力を持つため、いずれも初期段階での駆除が肝心です。

とはいえ、初期段階で駆除するタイミングを逃してしまい、雑草のつる草が生い茂ってしまうケースも考えられます。そうなると素人が雑草のつる草を駆除・根絶することは容易ではありません。さらに、作業にかかる手間や時間を考えると業者にまかせたほうが安心だと思います。

もし雑草のつる草にお悩みでしたら、一人で悩まず信頼できる業者に相談してみましょう。

雑草のつる草駆除を依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「草刈り」をご覧ください。

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