雑草の名前を知って特徴も知ろう!雑草や除草方法には種類があります

2021.11.11

雑草の名前を知って特徴も知ろう!雑草や除草方法には種類があります

せっかくのお庭や玄関先のちょっとした間からにょきにょきと生えてしまうのが、雑草です。抜いても抜いても根気強く生えてきますよね。また、場所によってあらゆる雑草が生えてきていませんか?

特にお庭などの広い場所をお持ちの方は、お手入れを少しの間放っておくだけで、たくさんの雑草が生えてしまいます。そんな雑草は種類によって除草方法が異なります。

ご自宅の庭やご自宅まわりに生えている雑草の名前を知り、それがどんな種類なのか、どのような除草方法が適切なのかを見ていきましょう。多くの方が悩まされている雑草ですが、それぞれにあった除草方法を知るだけで、その悩みを解決できるかもしれませんよ。

雑草は大きく4つに分けられる

冒頭でも述べたように、雑草には種類があります。その種類は大きく分けて4つに分けられます。

まずは、一年草か多年草かの2種類です。一年草とは、1年周期で生え変わる種類を指します。一年草は、春か秋に新芽を出し、春に新芽を出したものは冬に枯れ、秋に新芽を出したものは夏に枯れる傾向があります。

もうひとつの多年草とは、通常冬に枯れますが、地下の根や茎はまだ生きているタイプのものです。1年だけで命を終えるのではなく、また翌年同じ茎から新芽を出してきます。

一般的に、一年草よりも多年草のほうが厄介で、しっかりと掘り起こさないと完全な除草は難しいことでも知られています。一方、一年草では、春に新芽を出すものよりも、秋に新芽を出し、冬を超えるもののほうが、耐久力があり除草も面倒になります。

ほかにも、イネ科か広葉かの2つのタイプに分けられます。イネ科の雑草は、イネのように細長く縦に伸びているものが多くあります。葉脈は平行に入っていることからも区別することができます。

一方の広葉は、葉脈が網状である点で分類されており、この種に属しているどの植物も同じような形をしているわけではありません。代表例は、タンポポやシロツメクサです。

雑草の種類は、

  • 一年生のイネ科
  • 多年生のイネ科
  • 一年生の広葉
  • 多年生の広葉

の4つが主に挙げられることになります。

雑草の種類が主に4つあることが分かったところで、種類別にいくつか雑草の名前を挙げてご紹介します。

雑草は大きく4つに分けられる

一年生のイネ科雑草

イネ科雑草は、先述したように、縦に細長くのびるタイプが多く、葉脈が平行に入っているのが特徴です。1年周期で入れ替わります。一年生のイネ科雑草の名前の代表例は以下の通りです。

スズメノカタビラ
芝が敷いてある場所で鵜よく見られます。抜くのは比較的簡単で、草刈りで刈っても衰退しないため、早めに抜き取るのがよいでしょう。

メヒシバ
比較的大きく、夏によく見られる種類です。縦には伸びず横に広がっていくのが特徴で、葉がとても柔らく大きいが、抜き取ることができます。

オヒシバ
株の部分が白いのが特徴の雑草で、しっかりと株を構えるタイプです。こちらも横に広がる種類で、しっかりとしているが抜き取ることもできます。

多年生のイネ科雑草

多年生のイネ科雑草は、主にゴルフ場などの芝に見られることが多いため、ご自宅に芝を敷いている場合に生える可能性のある種類です。多年生のイネ科雑草の名前をご紹介します。

チガヤ
生息地域をどんどんと広げていく多年生のイネ科雑草の代表例が、チガヤです。芝生だけでなく、道路の際や空き地にもよく見られる種類で、年を重ねるにつれて広い範囲に生息するようになります。5月頃から7月初めにかけて、綿毛のついた穂をつけるのが特徴です。

多年生のイネ科雑草

スズメノヒエ
空き地や道路わきで見ることのできる雑草です。独特な穂をつけるのが特徴で、その穂は平たく、横に伸びる特徴があります。全国的に分布している雑草です。

メリケンカルカヤ
ゴルフ場などにも多く見られるようになった、アメリカ産の雑草です。秋ごろから穂を出すタイプで、成長すると背が高く伸びるのが特徴です。また、地中で根を広げていくため、完全な駆除が難しい種でもあります。

一年生の広葉雑草

種類は限定しているとはいえ、たくさんの雑草があります。次に紹介するのは、一年生の広葉雑草の名前です。

ブタクサ
秋に花粉をもたらすことでもよく知られているのが、ブタクサです。ブタクサは、主に9月頃に花粉症の人を悩ませますよね。上へと成長していき、大きいものだと120センチほどにも成長するため、見つけたら抜き取ってしまうのが無難です。

コニシキソウ
地表を這うように広がっていくのが特徴的なのが、コニシキソウです。細い茎に小さな葉がついており、葉の真ん中には紫色の斑点があることでも見分けがつけられます。数か所しか見られない場合は、抜き取ってしまいましょう。

ツメクサ
春から夏にかけてたまに目にするのが、ツメクサです。芝生に紛れて生えていることも多く、横に小さく広がる性質から、抜き取るのは少し難しいものです。2年周期で生きるものもあり、一年草もしくは二年草として分類されています。

一年生の広葉雑草

多年生の広葉雑草

多年生の広葉雑草の名前を見てみましょう。多年生の広葉雑草には、よく知られている雑草が多く属しています。

タンポポ
タンポポも、実は広葉雑草のひとつです。春に花を咲かせることでも知られており、桜や梅のほかに春の花としても挙げられる植物ですよね。タンポポは根を深くまで張りますが、タンポポを抜く道具があれば、抜き取ることができます。

シロツメクサ
クローバーという名前でも親しみのあるシロツメクサも、雑草の一種です。春から秋にかけての長い間、白い花を咲かせます。地下に茎を整形し、根までたどり着くのが難しく、完全な除草は困難な植物です。

カタバミ
カタバミは、クローバーに少し似ており、ハート形の葉をつける雑草です。こちらも地下に茎を形成し、根までたどり着くのが難しい種です。抜き取ったとしても根が残ってしまうことが多く、完全な除草は困難でもあります。

多年生の広葉雑草

除草方法は雑草の種類によって違う

これまでご紹介したように、雑草には一年草と多年草があり、さらにはイネ科と広葉に分けられます。それぞれ代表の雑草の名前も挙げましたが、除草方法にもいくつか種類があるのです。除草方法の種類と、その分類をご紹介します。

液剤か粒剤か

除草剤には、液剤と粒剤があります。液剤は、基本的にはすでに生えている雑草を枯らすために使用するものです。そのため、別名で茎葉処理剤とも呼ばれます。生えている雑草に液剤の除草剤をかけると、すぐに枯れてくれます。

しかし、水に流れやすいため雨が降ると効果が薄れるほか、除草剤を散布する場所によっては、液体のものは控えた方がよい場合もあります。とくに、バミューダグラスなどの西洋芝付近に除草剤を散布する場合です。基本的に、日本芝は強いため除草剤をかけても問題ない場合がほとんどですが、西洋芝は免疫が弱く、すぐに枯れてしまうおそれがあるのです。

そのため、西洋芝付近に薬剤を散布する場合、さらには雑草が生えないように予防する場合は、粒剤を活用しましょう。予防能力がない液剤に対して、雑草を枯らす力はありませんが予防能力があるのが、粒剤です。その効果から、土壌処理型とも呼ばれます。

粒剤は土に染み込むため、少しほかの植物とは離れたところに散布しても影響を与えることがあります。そのため、花壇や畑の近くでの使用はおすすめできません。それぞれの商品で植物への影響の有無の記載があるので、ご自宅の植物に影響を与えないものを選びましょう。

選択性か非選択性か

除草剤には、もうひとつ種類が分けられます。それが選択性か非選択性かです。選択性とは、農産物にあまり影響なく雑草のみを枯らす目的で使われる薬剤です。そのため、畑付近や田んぼ付近で使用する際は、選択性をおすすめします。

選択性は、雑草のみに効果を発揮するよう作られているのに対し、非選択性は散布した部分のすべての植物に効果のある除草剤を指します。道路わきなどのすべてが雑草である部分に散布するには、十分に効果を発揮し有効です。一方で、庭木を育てていたり、芝生を敷いていたりする場所に非選択性を散布すると、すべての草が枯れてしまうのです。

状況や場合にあわせて、それぞれを使分けることが大切です。とくに、選択性か非選択性かは周りの景観にも影響する可能性があるため、慎重に選びましょう。

雑草の種類によって、使用するべき除草剤は異なります。ご自宅付近の雑草がどの草なのかを見極め、それにあった薬剤を使用することが大切です。

まとめ

雑草は大きく分けて4つの種類に分けられます。それぞれ、代表的な雑草の名前を挙げましたが、この種類によって、植物の特性が変わるのです。1年周期で入れ替わるものもあれば、冬で枯れたと思っても地中で生きていたりもするのが、根強い雑草です。

その種類によっては、抜き取ることが難しいものもあります。除草するには、除草したい雑草の名前を知り、また周りに枯らしてはいけない植物がないかをみておく必要があります。

雑草は知らない間に増えていることも多いです。そのため、自分だけでは処理しきれないこともあります。そういったときは、業者に依頼してみるのもひとつの方法です。業者に依頼することで、しっかりと雑草を除去してくれるのではないでしょうか。

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