芝生の除草剤5選をご紹介!雑草に効く除草剤選びは時期と効果が大切

2021.9.15

芝生の除草剤5選をご紹介!雑草に効く除草剤選びは時期と効果が大切

除草剤を使って芝生に生える雑草を除草するときには、確認しておくべきことがあります。それは、使用する除草剤の種類についてです。除草剤の間違った使い方は、雑草を除草できなくなるだけでなく、芝生を枯らしてしまうおそれがあります。

自分で除草剤を選んで使用することに少しでも不安を感じるようであれば、知識や経験の豊富な業者の利用も検討しておくとよいでしょう。

この記事では、芝生に使える除草剤の選び方から使い方、除草後の雑草の処分方法までご紹介していきます。最後には、除草以外の手入れ方法もご紹介していますので、きれいな芝生を保つ参考にしてください。

雑草の状態・時期や目的にあわせた除草剤の選び方

雑草を枯らことのできる除草剤は、便利な除草グッズのひとつです。しかし、芝生のように枯らしたくない植物がある場所で使用するときには、注意しなければならないポイントがあります。芝生を枯らさず除草をするために、まずは除草剤の選び方から確認していきましょう。

芝生には「選択性除草剤」を使用

除草剤には、大きく「選択性除草剤」と「非選択性除草剤」という2種類があります。これは、名前の通り「選択性」なら特定の雑草を枯らすことができ、「非選択性」なら植物全般を枯らすというものです。

芝生のように枯らしたくない植物のある場所に除草剤を使う場合は、「選択性除草剤」を使用するようにしましょう。そうすることで芝生のダメージを最小限に抑え、雑草だけを除草することができます。

雑草の状態から除草剤の種類を判断する

除草剤には大きく2種類あると説明しましたが、さらにそこから2種類にわけることができます。それぞれ「茎葉処理剤」「土壌処理剤」といい、この2つは雑草の状態によって使い分ける必要があるのです。

茎葉処理剤は、生長した雑草の茎や葉から除草剤の成分を吸収させ、枯れさせる効果のある除草剤になります。一方で土壌処理剤は、根から除草剤の成分を吸収させるため、生長しはじめに高い効果を発揮するものです。

芝生から伸びる雑草が大きく生長する夏であれば、茎葉処理剤がおすすめです。雑草の生長がはじまる春や秋なら、土壌処理剤を撒くのが適してします。これから除草する雑草にあわせて、「茎葉処理剤」か「土壌処理剤」かを選ぶようにしましょう。

芝生の種類に適した除草剤を選ぶ

芝生に使用する除草剤を選ぶときには、ほかにも注意するポイントがあります。それは、芝生の種類です。

芝生の種類によっては、使用できない除草剤があり、間違って撒いてしまうと枯らしてしまうおそれがあります。芝生の特性を理解し、必要な場合は雑草を手で抜いて処理するなどの対応を取るようにしましょう。

芝生を枯らさずに雑草だけを除草するには、除草剤の選び方がとても重要です。次の章では、おすすめの除草剤を、使用できる芝生の種類・効果のある雑草などの情報も合わせてもご紹介していきます。ぜひ除草剤選びの参考にしてください。

除草剤の種類について

おすすめの除草剤5選と効果のある雑草をご紹介

ここまで説明してきた通り、芝生に使える除草剤の種類は決まっています。しかし、はじめて自分で除草剤を選ぶとなると、たくさんの種類があって迷ってしまうことでしょう。そこで、芝生に使えるおすすめの除草剤を5つ、ご紹介していきたいと思います。

除草のプロである業者が利用することもある除草剤になりますので、効果に間違いはないでしょう。除草剤を撒く芝生の種類と雑草の状態から、目的にあわせた除草剤を使用してください。

保土谷UPL 芝生用除草剤 グリーンアージラン液剤 1L

グリーンアージラン液剤は、ほ乳類・鳥類・昆虫類・微生物への影響が少ない除草剤になります。また、除草剤に含まれる成分の分解が早いため、土壌への影響も少ないのが特徴です。そのため、環境への影響が気になる方におすすめできる除草剤となります。

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使用できる芝生の種類 ・日本芝
※西洋芝には使わないよう注意
散布に適した時期 ・秋~春ごろ
・雑草の生長しはじめ
効果 ・茎葉処理剤
・土壌処理剤
除草効果のある雑草 ・メヒシバやタデなどの一年生雑草
・セイタカアワダチソウ、チガヤ、スギナなどの強害草

丸和バイオケミカル 芝生用除草剤 MCPP液剤 500ml

MCPP液剤は、広葉雑草に対して高い除草効果のある除草剤です。また、使用できる場所も公園や駐車場、運動場など幅広くなっており、さまざまな場面で利用しやすい点がおすすめできるポイントになります。

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使用できる芝生の種類 ・日本芝
・西洋芝(ブルーグラス)
散布に適した時期 ・雑草の生長期
効果 ・茎葉処理剤
除草効果のある雑草 ・シロツメクサ
・カタバミ
・チドメグサ
・ツメクサ
・コニシキソウ
・スギナ など

芝生用除草剤 ザイトロンアミン液剤 500ml

ザイトロンアミン液剤は、芝生だけでなく幅広い作物で使用できる除草剤になります。効果も10~15日ほどであらわれるようです。除草や防除の難しい雑草に対しても高い効果があるようなので、しつこい雑草にお悩みの方にはおすすめです。

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使用できる芝生の種類 ・日本芝
※西洋芝には使わないよう注意
散布に適した時期 ・雑草の生長期
効果 ・茎葉処理剤
除草効果のある雑草 ・一年生広葉雑草
・多年生広葉雑草
・シロツメクサ
・カタバミ
・チドメグサ
・ツメクサ
・コニシキソウ
・タンポポ
・オオバコ
・スギナ など

石原バイオサイエンス シバゲンDF 20g入 芝生用除草剤

シバゲンDFは、低薬量・低コスト・高効果とコスパのよさで知られる除草剤になります。また、茎葉処理剤と土壌処理剤の両方の効果を併せ持っているのも、おすすめできるポイントです。

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使用できる芝生の種類 ・日本芝
・西洋芝(バミューダグラス・センチピードグラス)
散布に適した時期 ・雑草の発生初期~生長期
※センチピードグラスの場合は、芝生の生長期に使用
効果 ・茎葉処理剤
・土壌処理剤
除草効果のある雑草 ・一年生雑草
・多年生広葉雑草
・ヒメクグ
・ハマスゲ
・スズメノヒエ など

レインボー薬品 シバキープPro 顆粒水和剤 1.8g

シバキープPro顆粒水和剤は、土壌処理剤として使用できる除草剤になります。一度の散布で3ヵ月ほど効果が持続するため、防除としての役割にも期待できます。日本芝と西洋芝の両方で使用することができるため、幅広い方に需要のある除草剤です。

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使用できる芝生の種類 ・日本芝(高麗芝)
・西洋芝(ケンタッキーブルーグラス・ベントグラス・バミューダグラス)
散布に適した時期 ・雑草の発生前~初期
効果 ・土壌処理剤
除草効果のある雑草 ・一年生広葉雑草
・多年生広葉雑草
・ヒメクグ
・ハマスゲ
・カタバミ
・タンポポ
・シロツメグサ など

除草剤によって使用できる芝生は限られていますので、ご自宅の芝生をよく確認してから選ぶようにしてください。また、セントオーガスチングラスやトールフェスクといった西洋芝の場合、芝生自体が除草剤の使用に向きません。

除草剤の使えない芝生の雑草を除草するときは、手で抜き取っていくか、業者に依頼するのが安心でしょう。もし除草剤を使うということであれば、液状タイプの除草剤を選び、ハケを使って直接雑草に塗っていくのがおすすめです。

ただ、この方法によって芝生へのダメージを抑えることはできますが、枯れてしまうリスクがあることには十分注意しましょう。

除草剤の種類によって異なる撒き方

茎葉処理剤と土壌処理剤には、効果と使用する時期以外に撒き方にも異なる点があります。それぞれの除草剤に適した撒き方を解説していきますので、芝生に生える雑草をしっかりと除草していきましょう。

土壌処理剤

生えはじめの雑草を除草するのに効果的な土壌処理剤は、降雨後や散水後に撒くのをおすすめします。土壌処理剤は雑草の根から薬剤を吸収させるため、水分と一緒に吸収させることでより高い除草効果を発揮するのです。

そのため、土壌処理剤を使うときは、粒剤が土壌の上に落ちるようにしましょう。しっかりと土壌に撒くことができず粒剤が葉の上にとどまると、思ったような除草効果を得ることができなくなってしまいます。

もし芝生に生える雑草が20cm以上に生長しているようであれば、手間はかかりますが土壌処理剤を撒く前に刈り取ってしまいましょう。ほかにも、茎葉処理剤を使って雑草を枯らしてから、土壌処理剤を撒くのもおすすめです。

茎葉処理剤

茎葉処理剤は、生長した茎や葉の部分から薬剤を吸収させて、雑草を枯らしていきます。そのため、茎葉処理剤を撒くときは、天気が良くて風の弱い日がおすすめです。除草剤を撒いたあとすぐに吸収されるわけではないので、茎葉にとどまる時間を長くできることがポイントとなります。

そのため、土壌処理剤とは反対に降雨後や散水後に撒くのは、あまりおすすめできません。茎葉についた水分と一緒に除草剤が流れてしまい、十分な効果を発揮できない可能性が高くなってしまうためです。茎葉処置剤を撒くときには、天気予報を確認してからにするとよいでしょう。

芝生で除草剤を使用する際の注意点

自分で芝生の除草をするときの注意点

植物を枯らすための成分が入った除草剤を使うとなると、さまざまな注意点があります。とくに芝生のような枯らしたくない部分があれば、より注意することは多くなるのです。

きれいな芝生を維持しながら雑草をだけを除去するためにも、除草をするうえでの注意点についても確認しておきましょう。

芝生に適した除草剤を使用する

芝生に適した除草剤を使用することは、除草をするうえでとても重要なポイントであり、注意点でもあります。間違った除草剤を使用すれば、芝生も一緒に枯らしてしまうかもしれません。そのような失敗を避けるためにも、除草剤の選び方について改めて確認しておきましょう。

芝生に使える除草剤は、決まった植物だけに効果を発揮する「選択性除草剤」になります。あらゆる植物を枯らしてしまう「非選択性除草剤」は選ばないよう注意してください。

また、除草剤によって使用できる芝生の種類が決まっています。日本芝だけに使用できるものや、西洋芝の一部に使用できるものなどです。芝生を枯らさず除草をするためにも、しっかりと芝生の種類についても押さえておきましょう。

除草したあとの防草対策も大切

雑草を除草したあとには、防草対策をすることも重要な手入れになります。芝生にできる防草対策として効果的なのが、土壌処理剤を撒くことです。除草に使うこともできますが、雑草が生長する前に枯らす効果もあるため、防草対策としても使用することができるのです。

ほかにできる防草対策としては、雑草が少ないうちから手で抜き取っていく作業になります。こちらの方法になると、かなりの手間が必要になるため、芝生の広さによっては難しくなるでしょう。

きれいな天然芝を楽しむためには、面倒な雑草対策や処理を避けることはできません。もし、これらの手入れを大変だと感じるようであれば、人工芝への張り替えも検討されてみてはいかがでしょうか。

人工芝であっても全く手入れが不要というわけではありませんが、天然芝に比べて大幅に手間を減らすことができます。人工芝自体に防草効果があるだけでなく、ほかの防草対策を併用することができるのです。

人工芝への張り替えが気になる方は、次の記事も参考にしてみてください。人工芝をDIYで張る方法や、業者に依頼した際の費用相場についてご紹介しています。天然芝のように季節感を感じることはできませんが、自分好みのおしゃれできれいな芝生を楽しむことができます。

プロなら芝生の除草・防草を一括して任せられる

芝生の雑草を自分で除草するとき、除草剤を使って枯らすだけであれば、それほど難しい作業ではありません。しかし、除草作業には雑草を枯らすこと以外にも、雑草の処分や防草対策も必要になってきます。

自分で除草をするということは、これらすべての作業も必要になってくるということです。そのため、作業をする時間があまり取れない方や、重労働が大変な方などは、プロである業者に依頼するのも検討されてみてはいかがでしょうか。

業者であれば、より確実に雑草だけを除草してくれるだけでなく、その後の対策もお願いすることができるのです。

芝生の雑草処理を業者に依頼した場合、10平米あたり5,000円前後が相場になっています。除草した雑草の処分も依頼する場合には、この料金にプラスして3,000円ほどの処分費が必要になるようです。処分費を抑えたい方には、このあと、自分でできる処分方法についてご紹介していきます。

ただ、平米当たりの料金設定は、業者によって異なります。業者選びにお困りの際には、生活110番までご連絡ください。全国にある加盟店の中から、ご希望に沿った業者を、ご紹介させていただきます。24時間365日無料で電話受け付けしていますので、お気軽にご利用ください。

除草したあとの雑草を処理する方法

雑草を除草できたからといって、それで作業が終わりでありません。除草した雑草を、処分する必要があります。敷地内であっても雑草を燃やしての処分は、法律で禁止されているので、正しい方法で処分するようにしましょう。

芝生に堆積する刈りカスや枯れ葉のサッチを分解する「サッチ分解剤」もありますが、こちらを雑草の処分に使用するのは、あまりおすすめできません。分解剤に含まれた微生物によって枯れ葉を除去することはできますが、少しずつしかなくしていくことができないのです。

そのため、芝生にとってよい生育環境を保つためにも、なるべく早く枯れた雑草を取り除くのがよいでしょう。

枯れた雑草を集める

除草剤を使って雑草を枯らしたあとは、それを集める必要があります。芝生の一部や少量の雑草であれば、手で集めることもできるでしょう。しかし、芝生全体の雑草であったり、大量の雑草であったりする場合、手で集めるには大変な作業となってしまいます。

手作業では大変な量であれば、熊手やサッチング専用の道具などを使うと、効率よく枯れた雑草を集めることができるのです。サッチングについてはこのあとに詳しくご説明しますが、芝生には欠かせない手入れのひとつとなっています。

サッチングの道具を使うことで枯れた雑草を集めるのが楽になるだけでなく、ついでに手入れまでできてしまいます。そのため、熊手よりもサッチング専用の道具を使うのがおすすめです。

地面に埋める

費用がかからず環境にも優しい処分の仕方として、敷地内の地面に埋めるという方法があります。難しい作業は一切なく、30~40cmほど掘ったところに雑草を埋めるだけです。あとはそのまま放置するだけで、時間とともに土に還っていくことでしょう。

ただ、2つのデメリットがあります。ひとつ目としては、雑草を埋めた場所から独特の臭いがすることです。ふたつ目は、新たな雑草の肥料になってしまう可能性があるという点です。もし雑草を地面に埋めて処分しようと考えているようであれば、デメリットについても確認しておくことをおすすめします。

ゴミとして処理する

除草したあとの雑草の処理方法としては、地面に埋める以外にゴミとして処理する方法があります。自治体ごとに指定されているゴミ袋にまとめて、燃えるゴミとして出すことができるのです。

このとき、除草した雑草をしばらく天日干しで乾燥させておくと、ゴミ袋に入れられる量が増えて持ち運びを楽にすることができます。

ただ、自治体によっては雑草をゴミとして処理できないことに注意が必要です。もし雑草を燃えるゴミとして出せない自治体であれば、費用はかかってしまいますが、業者に依頼して回収してもらいましょう。

業者によっては除草した雑草の回収だけという依頼を受け付けていません。回収だけを業者に依頼する際は、その点について確認するようにしてください。

芝生には除草剤以外の手入れもしてあげよう!

最後にご紹介するのは、除草以外の芝生に必要な手入れについてです。きれいな芝生を保つためには、水やりや施肥、サッチを取り除く、エアレーションといった手入れも欠かせません。除草をしたあとには、正しい手入れのやり方で、イメージ通りの芝生へと整えていきましょう。

水やり

芝生にとって水やりは、重要な手入れのひとつです。芝生は乾燥に弱く、水やりの頻度を間違えると、あっという間に枯れてしまうこともあります。季節や芝生の種類にあわせた水やりをして、豊かな緑の芝生へと仕上げていきましょう。

【日本芝】

  • 春・秋:それほど頻繁には必要ありません。地面の乾燥が続く場合にのみ水やりしましょう。
  • 夏:頻繁な水やりが必要です。1日に2~3回ほど水やりをしても問題ありません。
  • 冬:基本的に冬の水やりは不要です。

乾燥しやすい夏の期間であっても、夜間の水やりは避けましょう。芝生表面に水分が残ることで、病気になりやすくなってしまうようです。芝生に水やりするときは、午前中~午後にかけてがおすすめです。

手入れが大変なことで有名な西洋芝は、日本芝よりも水やりの頻度が多くなっています。枯らしてしまわないよう、水やりの頻度には十分注意していきましょう。

【西洋芝】

  • 春・秋:地面が乾燥し切らないよう、3日に一回は水やりしてあげましょう。
  • 夏:少なくとも午前中に一回、毎日水やりしましょう。乾燥させないことが大切です。
  • 冬:乾燥している期間が続くようなら水やりしましょう。

芝生に水やりをするときは、頻度だけでなく量にも注意してください。水やりの量が少ないと地面まで浸透せず、芝生が水分を吸収できなくなってしまうのです。芝生に水やりをするときは、たっぷりとあげるようにしましょう。

施肥

元気できれいな芝生を育てるためには、水やりだけでなく肥料も必要になります。肥料を与える施肥も、芝生の種類によってタイミングが異なるので、事前に確認してから作業をおこないましょう。

【日本芝】

日本芝には、基本的に冬以外の奇数月に施肥をすると覚えておくとよいでしょう。肥料を与える量としては、夏がもっとも少なくなります。芝生にとっての栄養とはいえ、与え過ぎは逆効果になってしまうので、注意してください。

【西洋芝】

細かな手入れが必要な西洋芝は、春から秋にかけて施肥が必要になります。西洋芝は日本芝に比べて繊細な種類が多く、一回に与える肥料は少量で問題ありません。少ない量の肥料を継続的に与えていくのが、西洋芝に施肥をするポイントです。

サッチを取り除く

芝刈りで残ったカスや枯れた芝生が積もった層のことを「サッチ」といいます。このサッチをそのままの状態で放置しておくと、芝生の生育に悪影響を及ぼしてしまうのです。そのため、きれいな芝生を保つためには、定期的にサッチを取り除かなければなりません。

サッチを取り除く「サッチング」をするときは、熊手や専用のサッチングマシンなどを使うと、効率よく手入れ作業をすることができます。ただ、サッチングもやり過ぎは枯れる原因になることもあるので、頻度には注意が必要です。

より詳しくサッチングについて知りたいという方は、下の別記事も参考にしてください。こちらの記事では、サッチングのやり方だけでなく、コツやおすすめの商品も紹介しています。

エアレーション

芝生の生長を促したり、生育環境を整えたりするのに、エアレーションも欠かせない手入れのひとつです。芝生に穴を開けることで固まった根をほぐし、発根を促したり、通気性や通水性をよくしたりする効果があります。

エアレーションをするタイミングとしては、日本芝と西洋芝のどちらも3月~6月にかけてとなります。夏が終わったあとは、日本芝が9月、西洋芝が9月半ば~10月にかけてエアレーションの必要な時期となるようです。

ドライバーのような細い棒があればエアレーションすることもできますが、定期的に必要な手入れになるので、専用の道具を準備しておくのがよいでしょう。

エアレーション専用の道具でおすすめなのは、「ローンスパイク」や「スパイク」です。どちらも等間隔に穴を空ける部分がついているので、効率よくエアレーションすることができます。

下の別記事では、エアレーションについて、より詳しく解説しています。エアレーションをするのにおすすめの商品や道具のレンタルについてもご紹介しています。道具をお持ちでない方にこそ読んでいただきたい内容です。

まとめ

芝生に除草剤を撒く際は、時期によって除草剤の種類を選ぶ必要があります。雑草の生え始めの時期には土壌処理剤を、成長している場合は茎葉処理剤を使用するとよいでしょう。

また、除草剤にはすべての草花を枯らす非選択性除草剤と、雑草のみを枯らす選択性除草剤があります。芝生がある場所に除草剤を使用する場合は、選択性除草剤の使用がおすすめです。

除草剤の使用方法を守り、正しく撒くことができれば、自分でも雑草の処理をおこなうことは可能です。しかし、除草剤を撒く範囲が広い場合や芝生まで枯らしてしまわないか心配な場合は、業者に依頼してみるのもよいでしょう。

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