突然ですが、「雑草の季節」といわれるといつが思い浮かびますか。緑が青々と生い茂る、夏を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。確かに夏は草刈りの季節。麦わら帽子をかぶって、汗だくになりながら雑草を刈る姿は夏の風物詩かもしれません。
ですが、じつは冬には冬の雑草があることをご存知でしょうか。夏とはまた違った雑草たちが数多く存在します。
今回はそんな冬の雑草たちをちょっとした雑学とともにまとめてみました。草刈りを楽にする方法もご紹介していきますので、ぜひお読みください。
冬の雑草11選
冬の雑草をまとめてみました。雑草には『一年生雑草』と『多年生雑草』があるので、それぞれに分けてあります。
【一年生雑草】
一年生雑草とは、種子から生えて一年で枯れてしまう雑草です。冬の雑草の場合は秋に芽が出て冬を越し、春から夏にかけて花を咲かせます。年を越すことから「越年性雑草」と呼ぶこともあります。その中でも代表的なものを8種ご紹介していきます。
・ホトケノザ
春の七草の一種で、10~30cmほどの高さになります。全国のどこにでも生えています。
・オオイヌノフグリ
春にはコバルトブルーの小さい花をつけます。実の形が犬の陰嚢に似ているために名づけられました。花言葉は「史実、信頼、清らか」です。
・スズメノテッポウ
水田によく見られますが、道端などにも生えています。漢字で書くと「雀の鉄砲」となるように、花穂と葉の形が鉄砲に見立てられてこの名前がつきました。「雀の」は小さいものを指す言葉です。
・スズメノカタビラ
畑や庭、道端などどこにでも生えている雑草で、全国に分布しています。高さは5~30cmほどで、イネ科の雑草です。穂先を小さな着物(かたびら)に見立てたことが由来といわれています。
・ハコベ
春の七草の一種で「ハコベラ」ともいいます。これを炒った粉に塩を混ぜると、歯磨き粉になるそうです。
・ナズナ
春の七草の一種で、若苗は食用になります。別名は「ぺんぺん草」。花言葉は「あなたに私の全てを捧げます」とロマンチックなものです。慣用句に「ぺんぺん草が生える」という言葉がありますが、これは「家や土地が荒れ果てている様子」のことをいいます。
・ヤエムグラ
別名は「勲章草」といいます。茎、葉、果実にトゲがあってセーターなどによくくっつきます。子供のころ、これで遊んだ方も多いのではないでしょうか。
・オランダミミナグサ
ハコベの仲間に近いですが、春の七草には含まれていません。食べることはできるそうですが、おいしくはないといわれています。
【多年生雑草】
多年生雑草は2年以上生きる雑草で、地上部分1年で枯れることがあっても地下の茎などから何度も芽が出る植物です。生命力が強く、防除が難しいといわれています。
・セイタカアワダチソウ
黄色い花を咲かせ、空き地や放置された畑などで大群落を形成する姿が見られます。根から他の植物の生長を抑制する物質を分泌するとされており、雑草の中でも厄介な存在です。
・ヒメムカシヨモギ
御維新草(ごいっしんぐさ)、明治草、世代わり草、鉄道草などさまざまな名前で呼ばれてきました。高さは2mほどに達し、群落を形成します。
・オオアレチノギク
高さは1.8mほどにまでなります。先述のヒメムカシノヨモギとともに群落を形成するので、セットで見られることが多いです。
冬の雑草を効率よく刈る方法
冬の雑草を効率よく刈るにはタイミングが重要です。一年生雑草と多年生雑草によってタイミングが違いますので注意しましょう。
一年生雑草は発芽直後に刈るのが効率的です。育ちきって冬を越す体制になっている雑草はなかなか簡単には防除できません。芽の生え始めである秋に草刈りを行います。
一方、多年生雑草も生え始めが草抜きをしやすいです。しかし多年生雑草の場合、すでに地下に根や茎を張ってしまっているおそれがあります。そのままでは復活してしまうので、根本からしっかりと抜きましょう。
どちらの雑草も地面が湿っていると抜きやすく、作業効率が上がるので草抜き前には水を撒きましょう。雨が降った翌日なども土が軟らかくなっていますので、草が抜きやすいです。
春~夏に備える雑草対策
冬の雑草を取り除いたら、次は春から夏にかけて伸びる雑草の対策も始めましょう。冬の間に対策しておけば、春から夏に勢いよく伸びる雑草も楽に取り除くことができます。その方法として代表的なものを2つご紹介します。
除草剤を撒く
手っ取り早い方法は除草剤を撒くことです。園芸店やホームセンターなどで様々なタイプの除草剤が売られているので、生えてくる雑草や、ペットや家族構成などご家庭の都合に合わせて除草剤を選びましょう。
春から夏の雑草を防ぐなら、除草効果が長持ちする除草剤がおすすめです。液剤タイプよりも顆粒タイプのほうが長持ちする傾向にあり、長いものでは半年以上効果が持続するものもあるようです。
防草シートを敷く
防草シートを雑草が生えてほしくない場所に敷いておくという方法もあります。防草シートによって日光が届かず、雑草が育ちません。除草剤同様、ホームセンターなどで購入することができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。春や夏だけでなく、冬の雑草というのも確かに存在します。寒くて外に出るのが億劫になり雑草を放置してしまいますと、冬を越えてたくましい雑草たちが育ってしまいます。そうなってしまうと抜くのがとても大変です。冬の雑草は秋の生え始めの時期にしっかりと抜いてしまいましょう。
もしそれが大変な場合、また冬を越してたくましく育ってしまった場合は業者に依頼するのも賢明な判断です。当サイトには草刈りのプロも多く登録されていますので、ぜひご利用ください。
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