コーヒーかすが雑草の抑制になる。自然のもので雑草予防をしたい！

コーヒーを入れると香ばしい香りに癒され、飲めば頭をスカッとさせ眠気をとってくれる効果があるとして知られています。最近では、ダイエット効果や美肌効果なども期待されているようです。そんなメリットの多いコーヒーは、淹れた後のかすも雑草対策として役立つのです。

この記事では、普段は捨ててしまうコーヒーかすで雑草対策する方法についてご紹介します。コーヒーかすの上手な利用方法がわかれば、無駄なく再利用することができるでしょう。

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コーヒーかすの利用で植物の育成が抑制される

コーヒーを淹れ終わったら捨ててしまうコーヒーかすも、雑草対策になるといわれています。コーヒーかすには、カフェインやポリフェノールが含まれています。この2つの成分は、雑草が生えてくるのを抑制する働きがあるのです。

コーヒーかすをまく際は、あらかじめ雑草は除草してからまくようにしましょう。コーヒーかすは電子レンジや天日干しなどをおこなって、乾燥させてからまくとより効果的です。

コーヒーかすの量や雑草対策する場所の広さにもよりますが、除草効果はすぐ効果が出るわけではありません。そのため、コーヒーかすは土全体になじむよう長期的にまき続ける必要があります。

除草剤などにくらべるとコーヒーかすは人体に優しく、小さなお子様がいる家庭でも気軽にまくことができるでしょう。より防草効果を発揮させたい方は、土をならしてコーヒーかすを混ぜ込んであげてください。

しかし、育てている植物の周りにコーヒーかすをたくさんまくと、生育に影響を与えてしまうこともあるようです。また、コーヒーかすの除草効果は約1年といわれています。発酵が進むと、カフェインやポリフェノールは分解されてしまい効果が薄くなるので注意しましょう。

「コーヒーかすをまいてもなかなか効果が見られない」という方や「早めに雑草を駆除したい」という方は、業者に雑草駆除の依頼をするもひとつの方法です。生活110番では、雑草駆除の知識や技術を持った業者が多数加盟しています。無料で見積りもさせていただきますので、気軽にご相談ください。

コーヒーかすなら除草と施肥が同時にできる？

コーヒーかすは、雑草対策になる半面、植物の成長を促す肥料としても活躍します。前述でも述べた通り、乾燥させたコーヒーかすを土に混ぜ込めば防草効果が得られます。しだいにコーヒーかすは発酵して、カフェインやポリフェノールが分解され、防草効果がなくなってしまいます。

しかし、コーヒーかすには小さな穴が無数に空いているため、通気性や透水性が高い土にしてくれるのです。このような土は、植物にとって好ましい環境といえるでしょう。

また、コーヒーかすに肥料や米ぬかを混ぜ込んで発酵させてまくことで、植物の成長を助ける微生物が育ちやすい状態にすることができます。コーヒーかすと肥料を混ぜてから、3か月程度で発酵が完了するので、それからまくようにしましょう。

コーヒーかすの使い道は意外と多い

コーヒーかすは雑草対策や肥料以外にも、さまざまな使い道があるのです。今までコーヒーを入れた後はコーヒーかすを捨てていたという方も多いかもしれません。コーヒーかすは捨てずに、有効活用してみましょう。

虫よけ

コーヒーかすは使い方によって、ナメクジやアリ、蚊などの虫が寄りつかないようにする虫よけ効果があります。これらの虫はコーヒーかすから出るカフェインの香りを嫌がる傾向があるのです。そのため、ナメクジやアリなどが出没する場所にまいておくだけで、寄りつかなくなるでしょう。

また、天日干しや電子レンジなどを使って乾燥させたコーヒーかすを耐熱性のビンやお皿に入れ、火をつければ蚊取り線香と同じ効果が得られます。ただし、コーヒーかすからはたくさんの煙が出てしまうので、キャンプなどのアウトドアの際に使用してみるとよいでしょう。

消臭

前述でも述べた通り、コーヒーかすにはたくさんの穴が空いています。そのため、さまざまなにおい物質や水分などを吸着させる消臭効果があるのです。コーヒーかすをしっかり乾燥させ、お茶用のパックやストッキング、麻の袋などに入れておけば消臭剤として使用することができます。

においが気になるトイレやげた箱、ゴミ箱や冷蔵庫の中などさまざまな場所の消臭に効果を発揮してくれるでしょう。コーヒーかすは、乾燥させないで使用することも可能です。ただし、カビが生えやすくなるため、2～3日ごとに交換するようにしてください。

コーヒーかす以外で雑草を駆除する方法

コーヒーかすでの雑草対策は即効性が見られないため、今すぐに雑草を駆除したい方にはあまりおすすめできません。コーヒーかす以外で、自分で雑草対策するには、おもに３つの方法があります。それぞれについて見ていきましょう。

草刈り

草刈りは、鎌や草刈り機を使って雑草を駆除する方法です。草刈りをすれば、雑草がたくさん生えてしまっている場所は手早く駆除できるでしょう。草刈りをおこなうにあたって、狭い場所は鎌などで刈っていくこともできますが広い範囲は腰などに負担がかかりやすいため、草刈り機での作業がおすすめです。

ただし、草刈り機は石などの障害物に当たって、草刈り機の鋭い刃が自分の体のほうへ跳ね返ってくる危険性もあります。草刈り機を使用する際は、ケガのないように注意しながら作業しましょう。

草むしり(根まで抜く)

草むしりも雑草の除去には効果的です。草むしりは地道な作業にはなりますが、根まで引き抜くことができるため、雑草が再び生えてくるのを防いでくれます。また、草むしりに便利な道具として、テコの原理で雑草を引き抜く草取りフォークなどを使うと作業しやすくなるでしょう。

ただし、常に中腰での作業になるため腰を痛めてしまったり、屋外で長時間作業することで熱中症になってしまったりする危険性もあります。体調管理はしっかりおこない、休憩しながら無理のない作業をおこないましょう。

防草シートを張る

今後のことも考えると、防草シートを張るにはとても効果的です。防草シートとは日光などの光を遮り、雑草が光合成できなくなることで防草するシートのことです。防草シートが張ってあれば、雑草が生えてくることはほとんどなく高い防草効果が得られるでしょう。

しかし、防草シートを張るには今ある雑草はすべて除草し、地面を平らに整える整地作業が必要になります。整地などの下準備をおろそかにすると、いくら防草シートを張っても隙間から雑草が生えてきてしまうのです。必ず整地作業を丁寧におこなってから、防草シートを張りましょう。

また、防草シートを張っただけではあまり見栄えがよくありません。防草シートの上に砂利や芝生などを敷くと景観もよく、防草効果も高まります。

まとめ

カフェインやポリフェノールが含まれているコーヒーかすは、雑草を生えにくくする効果を持っています。口に入れても安全であるため、小さなお子様がいる家庭も安心して使用することができます。また、除草効果のほかにも虫よけや消臭効果もあるので、コーヒーかすは捨てずに利用してみましょう。

コーヒーかすをまいてもなかなか雑草がなくならない場合は、業者に依頼して雑草を駆除してもらうことも検討してみましょう。コーヒーかすは雑草駆除に時間がかかりますが、業者に依頼すればすばやく作業して、雑草がないきれいな状態にしてくれます。