土壌処理剤を使って雑草が生えにくい土を作ろう!上手な使い方を紹介

2021.4.30

土壌処理剤を使って雑草が生えにくい土を作ろう!上手な使い方を紹介

土があれば雑草はどこにでも発生してしまいます。とくに植物を育てていないような土壌は伸び放題になりかねません。雑草対策の1つとしておすすめなのが土壌処理剤です。土壌処理剤は除草剤の1種で、効果的に使用すれば雑草の発生を防ぐことができます。

この記事では土壌処理剤をご紹介するとともに、効果的な使い方や注意点をご説明していきます。適切に使用して雑草の生えない土作りをしましょう。

土壌処理剤はどうやって雑草に効いていくか

除草剤の種類は大きくわけて土壌処理剤と茎葉処理剤の2つです。雑草が生えにくい土壌を作るには、土壌処理剤を使いましょう。

根から薬剤を吸収

土壌処理剤は粒剤になっていて、散布すると土壌に溶け込みます。そのため雑草の根から吸収されるのです。吸収された薬剤は茎や葉にまわり、徐々に枯れていきます。根から薬剤が吸収されているので、地表にでている茎や葉だけでなく、根からしっかりと根絶することができるのです。

薬剤が含まれた層を形成

土壌に溶け込んだ薬剤の効果の持続期間は、製品によって異なりますが、3~6ヶ月程です。その間、地表に薬剤が溶け込んだ処理層とよばれる層が形成されます。この層によって、雑草が発芽しても、地表にあらわれるまえに枯らしてしまうことができます。また、種の発芽自体を抑制する効果もあるのです。

すぐに枯らしたいときは茎葉処理剤

土壌処理剤は根から薬剤が雑草全体にまわるのを待たなければならないので、枯れるまでに1週間程かかります。すぐにでも枯らしたい場合は、茎や葉に直接作用する茎葉処理剤がよいでしょう。ただ、茎葉処理剤には発芽を抑える効果はありません。

土壌処理剤を使って雑草が生えにくい土を作ろう!まくときのコツを紹介

土壌処理剤の効果を活かすまき方

土壌処理剤は適切に使用しなければ効果が薄れてしまいます。しっかりと効果を発揮できるように、次のことを守って使用しましょう。

事前に除草する

土壌処理剤は30cm程までの雑草にしか効果がありません。それを超える雑草がある場合は、使用するまえに丈が30cm以下になるように、葉を刈り取っておく必要があります。また、土壌処理剤はすでに生えている雑草を枯らすことよりも、雑草の発生を防ぐことを目的とした薬剤です。雑草の丈が30cm以下であっても、なるべく除草したあとに使用するとより高い効果を期待できるでしょう。

散布時期にまく

雑草が発芽するのは春と秋です。そのころに土壌処理剤を散布すると、多くの種の発芽を抑えることができます。春であれば4月頃、秋は9月頃がよいでしょう。それぞれ1回ずつ散布してください。

雨上がりに散布する

粒剤が土壌に溶け込むことによって効果があらわれます。しかし地面が乾いているとなかなか粒剤が溶け込みません。反対に地面が湿っているときに散布すると効果を発揮しやすいです。

そのため、雨上がりで地面が乾く前に散布するとよいでしょう。もし雨のない日が続くようであれば、散水してからまくのもよいです。

土壌処理剤を使って雑草が生えにくい土を作ろう!まくときのコツを紹介

土壌処理剤を利用しないほうがいい場所や気候

土壌処理剤を使用するときは次のことに気をつけてください。効果が薄れてしまうことや、思わぬ弊害をまねきかねません。

雨の日の散布

土壌処理剤は雨上がりに散布すると効果的だとご紹介しましたが、雨が降っているときには散布しないでください。土壌処理剤は粒剤なので、雨で流されてしまうことがあります。また、同じ理由で散布後すぐに雨が降る日も避けたほうがよいでしょう。

風が強い日の散布

風が強い日は粒剤が飛ばされてしまうおそれがあります。天気の条件がよく、風がおだやかな日を選んで散布してください。

土壌処理剤を使って雑草が生えにくい土を作ろう!まくときのコツを紹介

傾斜のある場所

傾斜のある場所は粒剤が転がってしまいやすいです。また傾斜が急な場合、雑草の根があるために土壌の崩壊が防がれていることもあります。雑草の根がなくなることによって崩壊をおこすことも考えられるため、使用は控えたほうがよいでしょう。

枯らしたくない植物の近く

花壇や樹木などが近くにあると、それらの植物も一緒に薬剤を吸収してしまうことがあるため注意が必要です。枯らしたくない植物がある場合、ある程度距離をとって散布しましょう。どれくらい距離をとればいいかは薬剤によって異なるので、購入した薬剤の使用方法を確認してください。

田畑の近くや敷地の境目付近

除草剤は作物にも悪影響を与えます。田畑でも使える除草剤もありますが、それ以外の除草剤は使用しないでください。また、敷地の境目の近くに散布してしまうと、隣の敷地にも薬剤の影響がでてしまうことがあります。しっかりと配慮を忘れないようにしましょう。

土壌処理剤をまいた後にも防草対策をしよう

土壌処理剤の効果が持続する期間は薬剤によって異なりますが3~6ヶ月ほどとなります。薬剤の効果が切れると、生命力の強い雑草はすぐに伸びてきてしまいます。

一度雑草が伸び始めると、除草するのは一苦労です。土壌処理剤は一度まいたら終わりではなく、その後もしっかりと防草対策をとっていくことが大切です。薬剤の効果が切れる前に、再び土壌処理剤の散布をおこなうといいでしょう。

また、土壌処理剤をまいたあとに、防草シートを張るという方法もあります。防草シートは太陽の光が土に届くのを遮断するため、雑草が生えにくくなります。この方法なら長期間、雑草対策から解放されるでしょう。しかし、防草シートも適切に張らなければ効果がありません。防草シートの施工をおこなってくれる業者もいるので、一度検討してみてはいかがでしょうか。

土壌処理剤を使って雑草が生えにくい土を作ろう!上手な使い方を紹介

まとめ

土壌処理剤は雑草の発生を防ぐことを目的とした薬剤です。30cm程までの雑草であれば枯らすこともできますが、それ以上丈が大きいものには効果がありません。そのため使用する前には除草をおこなってください。雨上がりなど土が湿った状態で散布すると効果的です。

散布した薬剤が土壌に溶け込むと、根が吸収されて雑草が枯れます。また、薬剤が溶け込んだ処理層は3~6ヶ月の間持続しますので、雑草の発芽自体を抑制することもできます。

ただし粒剤なので土壌に溶け込む前に雨で流されてしまったり、風で飛ばされてしまったりしないように気をつけてください。また、雑草以外の植物も薬剤を吸収してしまうので、枯らしたくない植物の近くなどにはまかないようにしましょう。

土壌処理剤を使用したあとも継続して防草対策していかなくては、すぐに雑草が発生してしまいます。業者なら適切な対策方法を提案してくれるでしょう。一度ご相談されることをおすすめします。

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