三角ホーの使い方を紹介。立ったまま削って掘って地面をならせます！

庭の雑草は、放っておくとどんどん生えてしまいます。特に春から夏にかけて、雑草はすさまじい勢いで成長していきます。こまめに草刈りをしなければなりませんが、長時間しゃがんで草を抜く作業を続けていると腰にも足にも大きな負担がかかってしまうでしょう。

そんな時に便利なアイテムが、三角ホーです。三角ホーは立ったまま草刈りの作業がおこなえるため、足腰への負担を減らすことができます。この記事では体への負担を減らしつつ草刈りができる三角ホーとその使い方をご紹介します。

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三角ホーの使い方は3通り！用途ごとの使い方について

平鍬は昔からある代表的な鍬ですが、その四角い刃が三角になったものを三角ホーといいます。家庭菜園などに適した道具とされていますが、その形状から雑草取りに多大な効果を発揮するため、草刈りの負担軽減のために使用されることが多いようです。ここでは、三角ホーの使い方を用途ごとにご紹介していきます。

除草

除草する場合は、三角ホーの一番長いサイドの部分を使います。まず、三角ホーの柄の部分をしっかり握り、除草したい部分に刃を当てましょう。そのまま、刃を滑らせれば草を削り取ることができます。柔らかい土に生えている草であれば、比較的簡単に除草することができます。

掘り起こし

土を掘り起こしたり、成長した草の根を切り取ったりする場合は、三角ホーのとがった部分を使いましょう。三角ホーの柄をしっかりと握ったら、そのまま地面に刺してください。先端がとがっているため、土に刺さりやすく、柄の長さもあるため力を入れずに深く掘り起こすことができます。

慣らし

掘り起こした土を慣らす場合は、三角ホーの後ろの面を使います。後ろの部分がギザギザとした歯になっているタイプのものもあり、それで慣らせば、掘り起こしたあとの土も綺麗に整えることができます。

三角ホーを長持ちさせるには。使ったあとの手入れ方法

三角ホーを使い終わったら、まず刃の汚れを落としましょう。水で洗った場合は、しっかり水分をふき取ってください。濡れたまま放置すると錆の原因となってしまいます。錆止め剤を吹きかけるとより安心です。

また、包丁などと同様に使っているうちに刃が丸くなり切れ味が悪くなってしまいます。そういうときには砥石で刃を研ぐと切れ味が戻ります。

保管する際は、刃に布などを巻いておくとよいでしょう。刃が露出したまま放置していると子供が触ってしまってケガをするなどの危険を伴います。ケース付きの商品も販売されているため、それを選ぶと安心です。

また、刃物がついた危険な道具ですので、いろんな場所においてしまうと思わぬ事故につながります。保管場所はしっかりと決めておきましょう。暑さで刃がゆがんでしまうこともあるため、できるだけ直射日光の当たらない場所で保管してください。

三角ホーを選ぶときのポイント。身長に合わせて長さを選ぼう

三角ホーを購入する際には、自分に合った長さのものを選ぶことが重要です。身長に合わないものを選ぶと、せっかく立って楽に作業しようと思ったのに変な中腰になって余計に足や腰に負担がかかってしまうことも考えられます。

そこで、三角ホーの長さ別に選ぶポイントについて紹介していきます。身長に合わせて最適な三角ホーを使用していきましょう。

1メートル前後の三角ホー

身長が150センチメートルくらいまでの女性や年配の方におすすめです。軽量で比較的安価なものが多いのも特徴です。安いものだと1,000円程度から購入できます。

1メートル30～40センチメートル前後の三角ホー

一般的に選ばれることの多い標準タイプといえます。150センチメートル以上の身長であれば、この長さを選ばれるとよいでしょう。背の高い男性にとっては少し短く感じるかもしれません。価格も3,000円ほどの比較的安価なものが多くあります。

2メートル以上の三角ホー

身長が175センチメートル以上の背の高い人向けで主に男性におすすめです。このタイプは1メートルの三角ホーと比べると、刃の切れ味もよいものが多く重さもあるため、一振りで刈り取れる雑草の量も多くなり、作業効率が上がります。そのため、短いタイプに比べると値段も3,000円を超えたりと、少し高価なものが多いようです。

伸縮式の三角ホー

長さを調節できるタイプの三角ホーです。夫婦や家族みんなで使いたいといった場合は、使う人の身長に応じて長さを調節できるため便利です。また縮むため、持ち運びもしやすくなります。

手になじむか、重すぎないか、など自分にとっての使いやすさも大切です。ホームセンターなどで商品を選ぶ場合は、使用することをイメージして実際に手に持ってみましょう。それぞれの三角ホーの使い方も確認してみるといいかもしれません。

草刈りの道具は目的によって使い分けよう。溝に生えた雑草を抜く道具

三角ホーは使い方も簡単で立ったまま作業ができ、お庭の雑草もざっくりと処理できます。ただ、溝や隙間に生えた雑草を抜いたりするには、適した道具とはいえません。三角ホーでお手入れしきれなかった雑草は、その場所に応じた道具を使って処理していきましょう。

狭い溝の隙間に生えている草は、刃を隙間に入れ込んで、刈り取るタイプの草取り道具が便利です。刃の先端がギザギザとしたナイフのような形状になっていて、その刃で溝の隙間の細い草を引っかけて抜き取るものがあります。

また、刃の先端がフォークのようになっていてテコの原理を使って雑草の根元を引っかけて抜くタイプのものもあります。

タイルの隙間や塀の端から出ている雑草は、草刈り用の鎌を使いましょう。弓型の鎌になっているものを使えば、細かいところの草を刈ることができます。また、女性でも持ちやすいような軽量のものも出ています。いろいろな種類の道具がありますので、用途に合わせて使い分けてください。

まとめ

三角ホーが一台あれば、除草や土の掘り起こし、慣らし作業までがいっきにおこなえます。三角ホーの使い方をマスターし、お庭の草刈りの手間を減らしましょう。今まで使ったことがない、しゃがんでの作業が辛くて……という方はぜひ一度三角ホーを試してみてください。自分に合った三角ホーをみつけると、より作業が楽になります。

ただし、三角ホーを使っても定期的な草刈りは大変な作業です。真夏の暑いときや、体力に自信がない場合は無理をせずに業者に依頼することをおすすめします。体と相談しながら、無理のない作業を心がけてください。