今注目の『ガラス砂利』とはどんな砂利?普通の砂利との違いとは

2021.4.30

今注目の『ガラス砂利』とはどんな砂利?普通の砂利との違いとは

ガラスを原材料として作られており、『防犯砂利』と呼ばれることもあります。
なぜガラスでできた砂利が防犯になるのでしょうか?今回はガラス砂利について解説します。

ガラス砂利とはどんな砂利?

砂利と聞くと、細かい土石の集まりを想像する人が多いのではないでしょうか。しかし砂利の種類の1つであるガラス砂利とよばれるものは、一般的な砂利とは少々異なります。

ガラス砂利はガラスを高温で融解し、発泡剤を混ぜて焼結した砂利のことをいいます。見た目は軽石のようなものや、透明で着色されたものなどがあります。

特徴として、非常に軽いことが挙げられます。通常の砂利は細かい土石の集まりなので、集めればそれなりの重さになります。しかしガラス砂利は内部で発砲して空気が入っているため、1つ1つが非常に軽いです。

もう1つの特徴は、表面がざらざらしていることです。一見つるつるしているように見えますが、製造過程で研磨などをしないためざらざらになります。これによってガラス砂利同士が擦れ合い、大きな音が鳴るのです。
      ガラス砂利とはどんな砂利?

ガラス砂利の使いみち

さまざまな特徴を持つガラス砂利ですが、一般的な砂利を差し置いて使われる場面はどのようなときなのでしょうか。

防犯のために敷く

ガラス砂利を敷く大きな理由の1つが防犯のためです。
先述の通り表面がざらざらしているため、擦れ合うことで大きな音が鳴るとご説明しました。この音は一般的な砂利よりも大きく、大きな防犯効果を生むのです。

そもそも何の目的もなくガラス砂利が売られているということはあまりなく、「防犯砂利」として売られているケースが多くあります。
防犯砂利については過去コラム「防犯砂利にはデメリットも?後悔しないためには準備と知識が大切です 」でもご紹介しています。あわせてご覧ください。

インテリア・エクステリアとして敷く

もう1つの理由がインテリア・エクステリアとして敷く場合です。ガラス砂利にはあえてガラス感を出すように、透明で着色されたデザインのものがあります。ガーデニングやインテリアにこだわる方に人気で、デコレーションとして採用する方が多くいます。

使う色によって与える印象は変わり、たとえば青や無色は清涼感を、赤や黄色は暖かみを与えてくれます。このように使い方次第で、庭や部屋の印象を変えられるよさが人気の秘密のようです。

ガラス砂利の商品例

ここでは具体的に、ガラス砂利の商品にはどのようなものがあるのかご紹介します。

ALSOK音砂利

『ALSOK音砂利』はALSOKが発売している、リサイクルガラスでつくられた防犯砂利です。
この砂利の特徴は、踏んだときに出す音の大きさです。その音量の大きさは80dBに達し、これは走行中の電車内と同じレベルの音量になります。

ここまでの大きさであれば、人が通ったときに聞き逃すことは少ないでしょう。侵入者からしてもこの音に気づけば、すぐさま退散し次から狙いにくくなります。

ALSOK音砂利は非常に軽くつくられているため、力作業が苦手な高齢者や女性の方でも簡単に敷設することができます。さらにガラスをリサイクルしているため、環境にも優しい商品です。

防犯防草の砂利

『防犯防草の砂利』は、アイリスオーヤマが販売しているガラス砂利です。こちらもリサイクルガラスに発泡剤を混ぜてつくられており、環境に配慮された商品となっています。

防犯防草の砂利は石が擦れ合うことで、およそ70dBの音が鳴ります。ALSOK音砂利よりやや小さめですが、防犯目的としては十分な音量でしょう。

防犯防草の砂利の特徴は、防犯と同時に防草も行える点です。通常砂利を敷くときは砂利の下に防草シートを敷いておくなどして雑草対策をしますが、防犯防草の砂利は砂利を敷くだけで日光をさえぎり、雑草が生えるのを防いでくれます。防犯と防草を同時にしたいという方にはおすすめの商品です。

ガラス砂利の敷き方

実際にガラス砂利を敷くときにはどのように敷けばよいのでしょうか。ここではガラス砂利の敷き方をご紹介します。

1.雑草を抜く
ガラス砂利を敷く前に、敷く部分に生えている雑草を抜いておきます。雑草を抜いておくことで、ガラス砂利を敷いた後に見栄えがよくなります。
         ガラス砂利の敷き方
2.防草シートを敷く
雑草を抜いた後はまた雑草が生えてこないように、防草シートを敷いて雑草対策をしておきます。これを忘れると雑草を抜くために砂利をどかす必要が出て、非常に手間になってしまいます。

3.ガラス砂利を敷く
防草シートが敷かれた地面に、いよいよガラス砂利を敷いていきます。一般的な砂利であれば地面が隠れるくらいに敷けば十分ですが、防犯の役目を果たすガラス砂利の場合は3~5cmの厚みで敷きましょう。そうすることで砂利がこすれやすくなり、音もよく出るようになります。

まとめ

ガラスで出来た砂利には、軽くて表面がざらざらしているという特徴があります。また多くの場合でリサイクルガラスを使っているため、環境に優しい商品でもあります。石がすれたときになる大きな音を利用して防犯砂利として使われたり、おしゃれなデザインに加工されたものがエクステリア・インテリアとして使われています。ガラス砂利を敷設するときは、少し厚めに敷くことがポイントです。
砂利敷きをお考えの方は、選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

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