どこかに行ってしまう砂利を固める方法とは?どれが一番いいか教えます

2021.4.30

どこかに行ってしまう砂利を固める方法とは?どれが一番いいか教えます

砂利を敷いても少しずつどこかへと行ってしまい、その効果が小さくなってしまうことは少なくありません。砂利は小さいため、自動車や人の通行などですぐ移動してしまいます。しかし砂利を頻繁に継ぎ足すのはコスト的に難しいため、何とかして砂利を移動しないようにしたいものです。

この砂利を固める方法はいくつか種類がありますが、向き不向きに加え、あまりおすすめできないものも含まれています。今回はそれらの方法について、具体的に何を使うかも含め見ていきたいと思います。

駐車場の砂利が動いて困る!砂利を固める液体とは

近年では砂利を固めて飛散防止につなげるという液体が複数のメーカーから市販されています。

これらはメーカーによって違いはあるものの、基本的にはウレタン樹脂などを使い、砂利同士を接着する役割を持っています。砂利同士を接着することで重量を上げ、移動しにくくするのです。1つ1つくっつけるとなると大変な気もしますが、スプレーで既存の砂利に振りかけて浸透させるものが多く、接着剤ということを意識することなく使用することができます。

この砂利を固める接着剤は、状況にもよりますが3年から5年ほど持つとされています。砂利同士がくっつくことで雑草も生えにくくなり、落ち葉などの掃除も楽になる効果もあります。砂利を敷いたものの外に出てしまって困っているというときは一度使用を検討してみてはいかがでしょうか。
      駐車場の砂利が動いて困る!砂利を固める液体とは

液体を使わなくても砂利を動きにくくする方法とは

液体を使うとなると土壌の状態が心配になる、という方は砂利を固める方法以外に、砂利を動かしにくくする方法を取ってみてはどうでしょうか。

砂利を動かしにくくするのには「飛散防止マット」「ズレ防止材」といったものがあります。いずれも砂利の下に敷き、ハニカム構造など構造の間に砂利を抱えることによって飛散を防ぐものです。ただこれだけでは砂利の下から雑草が生えてきてメンテナンスが大変になるため、防草シートをさらにその下に敷けば効果が高まります。

防草シートの種類や選びかたについては「誰でも簡単にできる防草シートの敷き方!ポイントを押さえて楽々雑草対策! 」で解説しています。こちらの記事もぜひお読みください。

砂利を固めるのにコンクリートやセメントをおすすめできない理由

砂利を固めるのであればコンクリートやセメントの方が強度を持っていそう、と思う場合もあるかもしれません。確かに、駐車場などの舗装ではコンクリートを使う場合が多いです。しかしコンクリートやセメントを、砂利を固めるのに使うにはデメリットが避けて通れません。

コンクリートに限らず、舗装には下地作りと均一さが重要な要素となります。そのためにはあらかじめ敷く地面を固め、砕石を敷いて馴染みやすくするといった工夫が必要です。そのため舗装は何層も、均一な層を積み重ねて作られています。

しかし砂利を固めるとなると、こうした工程を省かざるを得ません。そのため強度的には不安な要素が大きくなります。また砂利がある分、表面は均一にならず、コンクリートの分厚さにばらつきが出てしまいます。分厚さにばらつきがあれば、力が不均等にかかり割れやすくなるのです。

加えて砂利の利点である透水性について、コンクリートで固めるとそのメリットを失うことにつながります。こうしたことを考えると、コンクリートで砂利を固めることにはデメリットが多く、適していないことが分かるでしょう。

砂利を固める超硬い防草砂は駐車場に使える?

コンクリートの質感がいまいちしっくりこない、しかし砂利も外に流れてしまうのが気になるということでしっかり固まる防草砂を駐車場に敷きたいということもあるでしょう。しかし、この防草砂を駐車場に使ってもよいのでしょうか。また、砂利の接着剤なども使えるのでしょうか。

結論からいえば、これらは適していないといえます。それには次のような理由があります。

削られやすい

駐車場では重量のある車が、何百回、何万回と出入りします。そのためコンクリートの場合舗装は分厚くして重さに耐えられるようにすると同時に、表面をなめらかにして削られにくくしています。

しかし防草砂や砂利の接着では表面がざらざらしており、車のタイヤに表面が削られやすい状態です。そのためタイヤの通る面にはわだちが出来てしまい、その周辺の強度が落ちるばかりか見た目・車の操作性にもよくありません。

強度的な不安

先ほども述べましたが、コンクリートによる舗装は分厚く、均一に作られています。しかし防草砂の層だけでは強度的には不安があり、割れなどにつながりやすくなります。割れた部分があればそこから草が生えてきて、防草砂としての役割が低下することも考えられるでしょう。

接着剤で砂利を固める場合も同様です。表面が均一でないため、タイヤなどによって砂利が運ばれてしまうおそれが十分にあります。それだけでなく砂利の移動性を阻害するため砂利が耐えられず、割れてしまうということもあるのです。

そのため砂利を固めたり防草砂を敷くということは、駐車場で使うには向いていないといえます。

       砂利を固める超硬い防草砂は駐車場に使える?

まとめ

接着剤で砂利を固めることでその流出が防止され、雑草が生えにくくなるなど見た目的な部分ではメリットが大きいようにみえます。しかしこの方法は砂利としての強度を低下させることにもつながるため、庭や石のすき間に敷き詰めた砂利に使うなど、使いどころが大切といえるでしょう。

また砂利の飛散防止には専用シートの利用など、別の方法もあります。こうした方法も検討してみて、その場所に合った方法を探し出してみてください。

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