レンガチップを庭に!お値段控えめでオシャレな雑草対策

2021.4.30

レンガチップを庭に!お値段控えめでオシャレな雑草対策

お庭のエクステリアの一環として、地面に砂利やチップを敷くことを検討されている方も多いのではないでしょうか。土の露出を覆うことで雑草の繁殖を抑制し、雨が降っても水はけがよく泥が跳ねなくなり、踏むと音が出るため防犯効果も期待できるチップ敷きはとても便利です。

本コラムでは、中でもレンガチップをお庭に敷き詰めた際のメリットとデメリット、同様の用途に使われるウッドチップとの違いなどに焦点を当てて、お庭づくりに役立つ知識をご紹介していきます。

レンガチップとは

まずは前提となる知識として、『レンガチップ』とはどういったものかについて簡単にご説明します。
レンガチップとは読んで字のごとくレンガを粉砕してチップ化したもので、形や大きさはウッドチップによく似ています。もとがレンガであるため多孔質で、水分や湿気をよく吸着し、ウッドチップ同様土の上に敷き詰めることで湿度を一定に保つ効果が期待できます。

レンガチップの原料となるレンガは生産時に形が崩れたりして商品にならなかったものや、建材として使用された余りのレンガを再利用して製造されることが多く、そのため安い価格で入手がしやすいという特徴もあります。レンガチップはお庭の洋風なデザインによくマッチするため、和風庭園における玉砂利のような感覚で利用されている方も多いです。

レンガチップを庭に敷くメリット

レンガチップをお庭の地面に敷くと、土が露出しないため雑草の種が根付きにくくなります。また、根付いてしまっても日光を遮ってくれるので雑草が光合成しづらく、成長を抑制する作用もあります。

また、レンガは水を吸着し、夏場に地面から上がってくるムワっとするような湿気を防いでくれるため、お庭を快適な環境に保つのに一役買います。逆に冬場は太陽光の熱をある程度ため込んで地面の凍結を防止してくれます。

ここまでは、ウッドチップを敷き詰めた場合でも同様の恩恵を受けることができます。
レンガならではの特徴としては、木材に比べてレンガは重量があるため、ウッドチップよりも飛散がしにくいことです。大粒なものが多いため、飛散してしまっても元の場所に戻しやすいという点でもレンガの方が有利です。踏み締めた時に出る音量も木よりレンガの方が高く大きい傾向にあるため、防犯性能はレンガチップの方が高いと言われています。

また、レンガは水に濡れると強アルカリ性を示すため、土壌の酸性値を下げ雑草の繁殖をさらに抑制することができます。雑菌や害虫も、強アルカリ性の表面では増殖しづらいとされています。そのためレンガチップはウッドチップよりもはるかに風化しづらく、高い耐久性を持っています。この化学的性質はウッドチップには真似できないレンガ特有のものです。
      レンガチップを庭に敷くメリット

レンガチップを庭に敷くデメリット

レンガチップをお庭に敷いた際、気を付けなければならないのは「ウッドチップよりも硬質で尖った形状のものが多い」という点です。焼き固めたレンガを砕いて作っているので仕方がない部分はありますが、小さなお子様のいるご家庭やペットを飼われているお家では、怪我しないように注意する必要があります。

また、下地に防草シートを張っている場合、尖った形状のせいで破れてしまう場合があります。防草シートの寿命は3年程度と言われていますが、上にレンガチップを敷き詰めてその上を毎日往来していると、3年より早く耐久性を失ってしまうかもしれません。

レンガチップをDIYで敷くときに注意したいポイント

レンガチップをお庭に敷くにあたり、個人で行うのであれば、あらかじめお庭の用途に合わせて敷き詰める範囲を考慮しておく必要があります。ウッドチップよりもかなり重量があるため、自分で敷こうと思うと想像以上に大変です。

硬質であるというレンガチップの特性は、裏を返せば柔軟性に欠けるということでもあります。これがどう影響するかと言うと、上に物を置く際に安定しづらいという弊害が出てくるおそれがあります。お庭の用途はご家庭によりさまざまですが、例えば物干し竿や鉢植え、バーベキューのコンロなどをレンガチップの上に置こうとすると座りが悪くて苦労するかもしれません。
物を置く場合は先に置いてからチップを敷き詰める、物を置くエリアだけ小粒のチップにするなどの工夫が必要になります。
      レンガチップをDIYで敷くときに注意したいポイント

まとめ

レンガチップのお庭に敷いた場合の特徴について、ここまで簡単にご説明してきました。概要を下記にまとめます。

・レンガチップはレンガを砕いて作った敷材。ウッドチップよりも重く、硬く、粒が尖っている。
・ウッドチップと同様湿気や雑草を抑制するほか、飛散や腐敗に強く、防犯砂利としての効果も期待できる。
・尖っているため怪我には注意が必要。またシートを敷いている場合破れやすくなることも。
・上に物を置くと安定しにくいので、敷き詰める範囲はあらかじめお庭のデザインと相談して決めておくのがよい。

レンガチップは優しい色合いから鮮やかな赤レンガまで様々なバリエーションがあり、お庭のデザイン性をぐっと高めてくれます。お庭造りを楽しむ心強い味方になってくれることは間違いありません。エクステリアをご検討の際は、レンガチップの敷設を是非お考えください。最適な敷き方に迷う場合は、経験豊富なプロに依頼すると安心確実です。

砂利敷きを依頼できる業者や料金

  
依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「砂利敷き」をご覧ください。

実は奥深い砂利敷き

現地調査、見積もりは無料です

※対応エリアや加盟店によって変わります

一口に砂利といっても防犯対策に適した防犯砂利やお庭を綺麗に見せる玉砂利など様々です。生活110番では目的や施工場所によって最適な砂利をご提案します。

『生活110番』では、
お住いの地域で人気のプロを探せます

お庭、駐車場、外構などに対応。砂利の撤去もお任せください。

砂利敷き 平米 1,600円~
砂利敷きのおすすめ業者を見る

関連記事カテゴリ一覧

砂利敷きの記事アクセスランキング

砂利敷きの最新記事

カテゴリ別記事⼀覧