外構に使う砂利の種類とは!?選ぶポイント・敷き方・注意点について
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砂利は、見た目をおしゃれにしたり、雑草対策をしたりすることができるアイテムです。そんな砂利を庭や駐車場に敷きたいという方も多いのではないでしょうか。しかし、砂利にはさまざまな種類があるため、どれを選んだらよいかわからない方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、この記事では砂利を選ぶポイントについて詳しくご説明します。また、外構に使う砂利の種類や注意点、施工方法についても解説します。この記事を読めば、砂利を敷いたことがない方でも、どんな砂利を選べばよいか・敷き方がわかる内容となっているので、ぜひ参考にしてみてください。
砂利を選ぶときのポイントは色と大きさ
外構に使う砂利の種類を選ぶときのポイントは、「色」と「大きさ」です。それぞれ以下で詳しくご説明していきます。
色
外構用に売られている砂利には、さまざまな色があります。それぞれの特徴を以下にまとめてみました。
白:どんな雰囲気の庭でも合うので、汎用性が高い。落ち着いた庭にもおすすめ。
黒・グレー:シックな雰囲気に仕上げることができる。
赤・黄色:エキゾチックな雰囲気に仕上げることができる。
茶色:洋風に仕上げることができる。
色によってお庭の雰囲気をガラっと変えることができるので、それぞれイメージしている仕上がりにあわせて色を決めてください。
大きさ
砂利の大きさによって、どんな場所に向いているかが異なります。大きな砂利(4cm以上)は、庭木の周りや花壇などのアクセントを付けたい場所に敷くことで、おしゃれなイメージになります。
中くらいの砂利(2~4cm)は、多くの場所で使うことができますが、とくに駐車場に適しています。中くらいの砂利はタイヤの溝に挟まることがないため、駐車場にはもってこいのサイズなのです。
また、小さな砂利(2cm未満)は踏み心地がよく、歩道によく使われます。また、庭では中くらいのサイズと併用して使われることも多いようです。小さな砂利と中くらいの砂利を混ぜて使うことでバリエーションが広がるため、より自分好みの庭にすることができるでしょう。
外構に使う砂利の種類のおもな例
次に、外構に使う砂利の種類についてご説明します。先ほどご説明したポイントを踏まえて、お庭の状況に合った砂利を選んでみてください。
白玉砂利
白玉砂利とは、石灰岩からできている玉砂利(丸く小さな砂利)のことです。そんな白玉砂利は高級感があり、洋風・和風どちらのテイストの庭でもマッチします。そのため、砂利選びで迷っている方におすすめの砂利です。
那智黒砂利(なちぐろじゃり)
那智黒砂利は乾いた状態ではグレー、濡れると光沢のある黒になる砂利です。那智黒砂利はシックで落ち着いた雰囲気を出すことができるため、和風の庭に向いています。
赤玉砂利
赤玉砂利は赤褐色の砂利で、庭を明るいイメージにすることができます。赤玉砂利は、洋風の庭、とくにレンガを使用している庭によく合います。「洋風の庭だけど庭をもっと明るくしたい」という方におすすめです。
五色砂利
五色砂利とは、その名のとおり五色の砂利が混ざったもので、にぎやかな雰囲気を出すことが可能です。
砂利を選ぶときに気をつけたい2つのこと
ここからは、砂利を選ぶときに気をつけたいポイントについてご紹介します。砂利を選ぶ際には、以下でご紹介する点もチェックしてみてください。
ひとつ目のポイントは、「防犯砂利もある」ということです。外構で使う砂利の種類には、上記でご紹介したもののほかにも、防犯砂利というものもあります。防犯砂利とは、踏むと大きな音が出るため、不審者を寄せ付けない効果を期待できます。そのため、防犯対策で砂利を敷く方は、防犯砂利を選ぶとよいでしょう。
ふたつ目のポイントは、「ペットの有無も考慮する」ことです。ペットがいるご家庭でとがった砂利を敷くと、ペットがケガをしてしまうおそれがあります。そのため、ペットがいるご家庭では、丸みを帯びた砂利を選ぶとよいでしょう。
砂利を自分で敷いてみよう
ここからは、砂利の敷き方についてご紹介します。「地面に砂利を敷くだけでいいんじゃないの?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、それではキレイな仕上がりにすることができません。そのため、砂利の敷き方について以下の内容を読んでマスターしてください。
まず、砂利を敷くためには外構に生えている雑草を駆除する必要があります。雑草を駆除する際は、狭い範囲なら手で抜いても問題ありませんが、広い範囲では除草剤(雑草を駆除するための薬剤)を使うと効率的におこなうことが可能です。
砂利を敷く範囲の除草が完了したら、次に転圧(地面を固めて土の密度を高めること)をおこないます。転圧をおこなわないと地面がデコボコした状態になり、キレイな仕上がりにならないため、しっかりと転圧をおこなうようにしましょう。
地面を固めるためには自分の足で踏み固めることも可能ですが、広い場所では砂利を敷きたい範囲すべてを踏み固めるのは大変です。そのため、広い場所では転圧機械を使うのがおすすめです。転圧機械は建材屋でレンタルしてくれるところもあるので、転圧機械をもっていない方は利用してみてもよいでしょう。
転圧が完了したら、次に防草シートを敷きます。防草シートを敷くことで、砂利の隙間から雑草が生えてくるのを防ぐことができます。防草シートを複数枚使う場合は、隙間ができないよう防草シート同士を10cmほど重ねておき、ずれないよう固定ピンで固定してください。そして、砂利を全体にまいていき、土ならし(地面の凹凸をなくすための道具)で均等にすれば作業完了です。
ここまで、外構で使う砂利の種類や、砂利を敷く方法についてご紹介してきましたが、自分で施工するのが難しい方は、砂利敷きを依頼できる業者に任せることをおすすめします。業者に任せれば、自分でおこなうよりもキレイに仕上げてもらうことができますし、失敗する心配もありません。自分での施工が難しい方は、ぜひ業者へ相談してみてください。
まとめ
外構で使う砂利の種類には、さまざまなものがあります。それぞれの特徴・大きさ・色を考慮し、外構の状況に合ったものを見つけましょう。
ただし、ペットがいるご家庭では、足を傷つけないよう鋭利な砂利は選ばないようにしましょう。また、砂利にはこのほかにも歩くたびに大きな音が鳴る「防犯砂利」という種類もあります。防犯効果も期待したい方は、防犯砂利を使うことをおすすめします。
砂利を敷く際は、雑草の除去、転圧、防草シートの施工、砂利敷きの順でおこないましょう。もし、これらの作業をおこなうのが難しそうという方がいれば、砂利敷き業者に依頼することをおすすめします。
業者に依頼することで、手間をかけずに施工してもらうことができ、さらにキレイな仕上がりにすることが可能です。「自分で砂利敷きをおこなうのが難しそう」「砂利を敷くのが面倒」という方は、ぜひ業者への依頼も検討してみてください。
※対応エリアや加盟店によって変わります