庭の敷地が殺風景で、景観をどうにかしたいとお考えの方は多いのではないでしょうか。そんな中で人気なのが、ウッドデッキの設置です。庭にウッドデッキがあると、お子様の安全な遊び場になったり、ガーデニングとの調和がとれる洋風な雰囲気を作り出したりすることができます。
さらにウッドデッキの下に砂利を敷くことで、雑草対策にもつながるのです。そこで今回は、ウッドデッキの下地に砂利を敷くのが有効な理由や庭に砂利を敷く方法について、紹介していきます。
目次
ウッドデッキの下に砂利を敷くメリット2つ
ウッドデッキを設置する際には、砂利を下地にすることがおすすめです。それはなぜか順番に見ていきましょう。
雑草対策
雑草は日の光で成長するため、「ウッドデッキの下は雑草が生えてこなくなるのでは?」と思うかもしれません。しかし、雑草は土の中に根があれば、わずかな日の光でも伸びてきてしまいます。ウッドデッキを設置したあとに雑草が生えてしまうと、下にもぐって雑草処理をおこなうのは困難となるでしょう。
そのため、ウッドデッキの下地に砂利を敷くことで、雑草が生えてくるのを抑えることができます。さらに、ウッドデッキに砂利を敷くまえには、防草シートを敷いておきましょう。防草シートの多くは、丈夫な不織布でできています。
不織布は縫い目がない生地で隙間がなく、雑草の突き抜けに強いという特性があるのです。防草シートは、種類が豊富で厚みや大きさによって値段が変わってきます。庭の状況や予算に合わせて選ぶとよいでしょう。
費用を抑えることができる
ウッドデッキの砂利敷きがおすすめな理由として、もうひとつは費用が抑えられることがあげられます。ウッドデッキの下は前述の通り、そのまま何もしないと雑草が生えてくることが考えられるため、整地をおこなうことが一般的です。
業者に依頼した場合、砂利ではなくコンクリートの下地をおすすめされることがあるでしょう。コンクリートの施工は砂利よりも高価で、一度敷くと土に戻すのにさらに工事が必要となってしまいます。そのため、ウッドデッキの下は砂利を敷くことで費用も抑えることができて、さらに雑草対策しても効果的というメリットがあるのです。
ウッドデッキの下に砂利を敷くデメリット2つ
庭の景観を守るためにも、ウッドデッキの下に砂利を敷くことをおすすめしましたが、メリットだけを見て砂利を敷くことはおすすめできません。先のことも考えて敷かないと、のちのち後悔してしまうかもしれません。そのため、砂利を敷くことのデメリットについても紹介していきます。
雑草を完璧に防ぐのは難しい
ウッドデッキの下地に砂利を敷くことで、雑草を生えにくくすることはできますが、まったく生えてこなくなるわけではありません。前述の通り、雑草はわずかな日の光を求めて根を伸ばし、生えてくる特性があります。月日が経てば、砂利や防草シートの隙間を狙って、雑草は生えてきてしまうことも考えられます。
防草シートの劣化
さらに防草シートは消耗品のため、経年劣化は免れません。ウッドデッキの下にあるとはいえ、雨風にさらされ雑草が下から生えてくることで、防草シートが破れて機能が低下することは避けられないでしょう。
また、防草シートの耐用年数は、種類にもよりますが一般的に10年程度とされています。その頃には、新たに砂利と防草シートを敷き直すことも視野に入れておかなければいけません。ウッドデッキを設置したあとで防草シートの交換作業をおこなうのは、重労働となってしまうこともデメリットといえるでしょう。
DIYで砂利を敷く方法をチェック
砂利敷きは、DIYでおこなうことも可能です。ウッドデッキの下に砂利を敷くために必要なものから見ていきましょう。
砂利敷に必要な道具
・雑草を処理するもの(草取りフォークや除草剤)
・土を転圧するもの(転圧器が最適ですが、板など踏み固められるものでもかまいません)
・防草シート
・防草シートをとめるためのピン(専用のU字ピンなど、サビにくいステンレスがおすすめ)
・ハサミ(防草シートをカットするため)
・砂利(1平方メートルあたり、30~50リットルが目安)
砂利を敷く方法
必要なものが揃ったら、いよいよ砂利を敷いていきます。地面に雑草が生えていたら、引き抜いておきましょう。あまりにも広範囲に渡るようなら、素手ではなく専用の道具や除草剤を使用するのがおすすめです。
整地をする
まずは、ウッドデッキを設置する場所の地面を整地します。小石を取り除いて地面を平らにしておかないと、水はけが悪くなったり、防草シートが敷きづらくなったりしてしまいます。このとき、雑草も根から引き抜いておきましょう。根や種が残っていると、再び雑草が生えてくることがあります。この時に、しっかりと地面を踏み固めておきましょう。
防草シートを敷く
地面を整えたら、防草シートを敷いていきます。ウッドデッキを設置する範囲に敷いたら、必要に応じてハサミで防草シートをカットしていきましょう。防草シートを地面にとめるU字ピンは、30~50cmごとに打ち込むのがおすすめです。端だけだとシートの中央部分が浮き上がってしまうため、均等に打ち込んでいきましょう。
最後に砂利を敷く
防草シートをしっかりと地面に敷いたら、砂利を敷きましょう。砂利は約3~5cmの厚みがあると、雑草が突き抜けづらくなります。あまりにも砂利が少ないと、雨風で防草シートが露出してしまうおそれがあるため、できるだけ多めに敷くことをおすすめします。砂利をまんべんなく均して敷いたら完了です。
ウッドデッキの下だけでなく庭全体に砂利を敷く手もある
上記の方法は、ウッドデッキの下に砂利を敷くことを前提としたものです。雑草対策にお困りでしたら、庭全体に砂利を敷くことも検討してみてはいかがでしょうか。ここでは砂利の、メリットとデメリットについて紹介していきます。
庭に砂利を敷くメリット
砂利は、おもに雑草対策として有効なことをお伝えしましたが、それ以外にもメリットがあります。庭に砂利を敷くことで、地面に白色や赤色など、彩りが生まれ景観の向上につながります。また、雨が降っても、砂利を通して水が流れるため水たまりができなくなります。
景観がよいだけではなく、地面の水はけをよくしてくれるという点も魅力的といえるでしょう。さらに、歩くと砂利同士がぶつかって音がなります。万が一庭に誰かが侵入しても、足音ですぐに気づけるため防犯対策としても有効です。
庭に砂利を敷くデメリット
よいことずくめに見える砂利ですが、もちろんデメリットもあります。庭全体に敷くのは手間や費用がかかるほかに、どんなデメリットがあるのかあらかじめ知っておくとよいでしょう。
ベビーカーや台車を使う時は不便
砂利を敷くことで地面全体に少なからず凹凸ができるため、車輪が回りづらくなります。そうなると、ベビーカーや台車を利用する方にとっては、不便が生じてしまうかもしれません。ベビーカーを運びやすくする道をあらかじめ設けるなど、利便性を考慮して砂利を敷くことをおすすめします。
明るい色の砂利は汚れが目立つ
丸みを帯びた白玉砂利は、庭全体の雰囲気も明るくしてくれるため人気です。しかし、雨などで泥のついた靴で砂利の上を歩くと、徐々に変色していきます。よく歩く場所だけ特に変色することで、違和感が出てきてしまいます。景観が気になる場合は、灰色や茶色など、汚れの目立たない砂利と併用して敷くとよいでしょう。
ウッドデッキの下だけではなく、庭全体に砂利を敷くことで雰囲気を一新することができます。狭い範囲ならDIYでおこなうことも難しくないかもしれませんが、庭全体となると広範囲となり手間もかかるでしょう。大変そうだなと思ったら、業者に依頼することも検討してみるのもひとつの手です。
まとめ
今回の記事では、ウッドデッキの下に砂利を敷くメリットやデメリット、方法についてご紹介しました。もっとも大きなメリットは、雑草対策です。防草シートと砂利を併用することで、より雑草が生えにくい環境を作ることができるでしょう。
しかし、防草シートの耐用年数は10年ほどとされているため、雑草が生えてきたら再度敷き直すことも考慮しておきましょう。ウッドデッキの下だけではなく、庭全体に砂利を敷くことで、より雑草対策をおこないやすくなります。
庭によっては広範囲に敷く必要があるため、時間がない方や手間だなと感じたら、業者に依頼してみてはいかがでしょうか。地面の整地からウッドデッキの設置まで、理想の庭づくりの手助けとなるでしょう。
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