木を処分する際、伐採が必要になります。3mくらいの小さな木であれば、素人でもおこなうことはできますが、大きな木はプロに依頼するのがよいでしょう。また、木がどこにあるかによって一般的な伐採では難しくなります。
必要に応じて特殊伐採をします。特殊伐採とは、狭い場所や高い場所などで作業するときに必要な伐採のことです。
この記事では、特殊伐採が必要なケースや費用について、特殊伐採をする際に必要な資格・教育について紹介します。伐採を考えている方や特殊伐採について知りたいという方はぜひ参考にしてみてください。
目次
特殊伐採はこんなケースに当てはまる作業
冒頭でも紹介しましたが、特殊伐採とは特殊な伐採方法です。ロープをつけて木に登り作業します。また、ロープを使い木を下ろす必要があるのです。作業するには、知識や技術が必要になるので簡単におこなうことはできません。ここでは、どのようなケースで特殊伐採をおこなうのかご紹介します。
・狭い場所に生えている木
狭い庭などに生えている木は、何も対策をおこなわずに伐採するのは非常に危険です。たとえば、伐採後に近隣の敷地方面に倒れる危険もあります。
・公園にある巨大な木
近隣住民をはじめ、安全に公園を利用するために特殊伐採をします。近くの遊具などに当たらないように注意して作業しなければなりません。
・車などが多く通る通路
車や電車が通る道路などで木が倒れ、接触したら事故につながってしまいます。電線にも気をつけなければなりません。
・墓地の木の伐採
クレーンなどが通れない狭い場所の墓地も特殊伐採をおこないます。墓地は重機が入らないことが多いので、基本的には通常の伐採はできません。
・神社や寺院の木
神社や寺院といった貴重な建築物がある場所も、通常の伐採をおこなうことはできないとされています。
また地面に玉砂利を敷いている、森などに建物がある場合は、作業者が入ることが困難なため特殊伐採をおこなうことが多いです。
このように、狭い場所や人通りが多い場所に木があるときに、特殊伐採をおこないます。特殊伐採が必要な場合はぜひ生活110番をご利用ください。特殊伐採に適した業者を紹介します。
特殊伐採の費用は何で決まる?
いざ伐採をするとなると気になるのが費用ですよね。「特殊」とつくと、なんだか高い費用がかかるのではないかと思う方もいらっしゃるでしょう。
たしかに業者だとはいえ、高木の伐採はリスクを冒しての作業となります。そのため、あらかじめ通常の伐採よりも高い費用がかかることを承知しておく必要があります。事実、特殊伐採の費用には、ただの伐採にかかる費用のほかに、リスクの費用も含まれているのです。
一般的に特殊伐採は、対象となる木1本につき10万円ほどが相場であるといわれています。特殊伐採が必要な木が多ければ多いほど、その費用は増えると思っておきましょう。
ここからは、特殊伐採の費用の決まり方を、より詳しくご紹介します。
決まり方1:作業の難易度
作業の難易度によって、かかる費用は変動します。まわりに電柱などの障害物がある場合や、木の近くに電線などがあるなど作業に危険がともなうような場所での伐採は、難易度が高いといえます。電線などの障害物があることで、作業量や作業スピードが大きく変わってしまうため、費用も高くなるようです。
決まり方2:伐採する木の高さ
木が大きくなると作業する場所は高所になり、危険をともないます。1本あたりの費用相場は以下のとおりです。
・3m以下 ・・・5,000円前後
・3mから5m ・・・1万5千円前後
・5m以上 ・・・2万5千円前後
木が大きいと作業量も増え、危険がともなうため、費用も高くなってしまいます。1日で作業を終えることができない場合はさらに費用がかかってしまうでしょう。
決まり方3:重機を使用するかどうか
特殊伐採は重機を使用することがあるので、その場合も費用がかかります。切り倒した木を近くに置けない場合は、クレーンでいったんつり上げてから、地面に下ろすこともあります。重機の大きさによって費用が変わってきますが、1日5万円くらいが相場です。
また、道路沿いで作業をおこなう場合、ガードマンが必要となることがあります。重機が入った道路は混乱してしまうため、交通整理をおこなう必要があり、その分の費用が上乗せされることになるのです。
まずは現地調査をしてもらおう
特殊伐採の費用は、作業の難易度、木の高さ、重機を使用するかどうかによって大きく変わります。まずは一度、お住まいの地域に対応した業者に見積りを出してもらいましょう。
内訳までチェックして、疑問点があればその場で聞いて解消することをおすすめします。伐採はそれなりの費用がかかる作業なので、しっかり信頼できる業者に依頼できるとよいでしょう。
少なくとも3社見積りをとることで、正確な相場を知ることができるはずです。現地調査を検討されている場合は弊社をご利用ください。伐採をおこなう業者を紹介いたします。
特殊伐採をするために必要な資格・教育
特殊伐採をおこなうためには、講習を受ける必要があります。伐採は危険をともなう作業であり、死亡事故も発生しています。そのため、正しい知識や技術を習得して特殊伐採をおこなう必要があるのです。ここでは、特殊伐採に必要な資格・教育について紹介します。
伐木等に関する特別教育
木を伐採する際は、講習や実技を受けることになります。講習の内容としては、抜木作業についてやチェーンソーの使い方などを学びます。ほかに、伐採に関した法律なども勉強するようです。
実技は、伐木の方法やチェーンソーの操作、点検及び整備です。どちらも教育時間が決められていて、大径木のほうが時間が少し長くなります。
高所ロープワーク特別教育
平成28年1月から施行した改正労働安全衛生規則によって「ロープ高所作業の業務」に関する教育を受けることが義務づけられました。こちらも講習と実技を受ける必要があります。
講習内容は、ロープを高い場所で正しく使えるように知識を習得するものです。また、メインロープの使い方についても学びます。
実技は、ロープ高所作業の方法やメインロープの点検作業などです。時間は学科が4時間、実技が3時間となっています。
林業架線作業主任者
林業架線作業主任者は、伐採した木などを運ぶ際に機械などを組み立てたり修理したり、現場の指揮をおこなう責任者のための資格です。機械や労働者の配置などを決定するので、事故がないように作業する際の知識などを身につけます。
試験内容は、機械集材装置や作業に必要な力学に関する知識などです。合格率は科目ごとに40%以上、全体で60%以上の正解率で合格となります。近年の合格率は、約60%だそうです。
まとめ
今回は特殊伐採についてご紹介しました。特殊伐採は、クレーンなどの重機が入ることができないような狭い場所、人通りが多い場所、神社や墓地などでおこなわれることが多いです。
特殊伐採の費用は近くに障害物などがある場合など高くなってしまいます。また、木の高さ、重機を使用するかどうかで費用も大きく違ってきます。業者に依頼する際は、必ず見積りをとるようにしましょう。少なくとも3社ほどから見積りをとることで相場を知ることができます。
特殊伐採をおこなう業者は、伐木等に関する特別教育などを受けなければなりません。特殊伐採をおこなう業者は伐採に関する知識、技術を持っているので、安心して依頼できるでしょう。伐採を依頼する際は、ぜひ弊社へご連絡ください。特殊伐採に適した業者を紹介いたします。
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