木を切るときのお祓いは必要?安心して伐採するために知るべき心構え

2021.4.30

木を切るときのお祓いは必要?安心して伐採するために知るべき心構え

庭の外観を彩るもの一つが大きな木ではないでしょうか。しかし木も樹齢を重ねていくと、どんどん大きくなっていきます。

「大きくなりすぎて、やむを得ない事情で切り倒したい木がある。だけど、お祓いをしないとバチが当たりそうだからそのまま放置している」という人も少なくありません。

そこで今回は、木を切るときのお祓いはどうすればいいか、そもそもなぜお祓いは必要なのかなど、詳しく解説していきます。

木を切るときのお祓いは誰がする?

木を切るときにお祓いをしてもらおうと思っても誰にお願いしたらいいのかわからない方も多いかと思います。お祓いしてもらうのには主に二通りのやり方があります。

依頼して代行してもらう

神社の神職の人に来てもらい、木を切るときのお祓いを代行することができます。お祓いには、初穂料とよばれる料金を払う必要があります。

初穂料の相場は、およそ5,000~10,000円ですが、現地に来ていただくための交通費なども負担する必要がある場合もあります。

また、神職の人以外でも、伐採業者が木を切るときのお祓いを代行してくれることもあります。もし木を切るときのお祓いをしたい場合は、見積もり時に相談しておくことをおすすめします。

      自分で簡単にお祓いする方法

自分でお祓いする

神職の人や業者に依頼するのもひとつの手ですが、お祓いをすべて自分で行う方法もあります。素人の人がお祓いをして大丈夫なのか?と心配するかもしれません。

ですが、木を切るときのお祓いは、形式や内容よりも、気持ちが重要なのです。自分なりの感謝の気持ちで、伐採する木を供養してあげるのも一つの方法です。

自分で簡単にお祓いする方法

自分で木を切るときのお祓いをする場合に必要なものは、お神酒と盛り塩、それぞれを盛るのに必要なグラスです。名前を聞いて、高そうと思われる人もいるかもしれませんが、コンビニなどで売っているお酒やお塩でも問題ありません。

まずは、お神酒から木にお供えします。お神酒をグラスに丁寧にそそぎ、これから切る木にお供えします。

つぎに、小皿を用意し、小皿の上に盛り塩を山のように盛ります。このとき、霧吹きなどを少しずつ盛り塩に吹きかけることにより、整った山形の盛り塩ができやすくなります。

盛り塩の準備が整ったら、お供えしてこれから切る木にご挨拶しましょう。いままでありがとう、と感謝の気持ちをこめることが重要です。

木を切るときのお祓いの細かな形式は、地域によって様々です。たとえば、お神酒を直接木に巻いたり、盛り塩を木の四隅に撒いたりするなど、いろいろなお祓いの方法があります。

どんなお祓いの方法があるのか、調べてみるのも面白いかもしれません。自分なりの感謝の気持ちでお祓いをしましょう。

木を切るときのお祓いは必須?

木を切るときにはそもそもなぜお祓いをするのか、と疑問に思う人もいるのかもしれません。

木を切るときのお祓いはなぜ行われるようになったのか。それは日本古来の考え方からきているようです。

お祓いしないとバチが当たる?

日本は古くから、長生きした木には、神や精霊が宿るといわれていました。木にも人間と同じく魂を宿して生きているという考え方だったそうです。

そのため、木をむやみやたらに切り落とすことは、昔の日本ではバチ当たりである行為とされていました。命を粗末にすることに対しての戒めの意味としてそういわれていたのです。

もし、どうしても切り倒さなくてはいけなくなったとき、昔の日本人はその精霊に「今までありがとう」「木を切り倒してごめんなさい」という感謝・謝罪の気持ちを込めてお祓いをしていたそうです。

この話を聞いて、お祓いをしないとバチが当たると思う人もいるかもしれません。ですが、この考え方は昔の日本での考え方ですし、必ずしも正しいことであるとは限りません。

先ほどでもいいましたが、お祓いは、木に対して「今までありがとう」という「感謝」をするために行うものです。

感謝の形は人それぞれだと思います。お神酒や盛り塩が用意できていなくても、軽くお礼をするなどして、お祓い以外でも感謝を表現する方法はあるはずです。

自分なりの形で「今までありがとう」と伝えられれば、これから木を切り落とすことになる木にも感謝が伝わることでしょう。

もしどうしてもお祓いをしないと不安であれば、自分でお祓いをするのもひとつの手だと思います。家にあるもので簡単にできますし、そこまでハードルが高いものではありません。

まとめ

木を切るときのお祓いは必ずしも必要なものではありませんが、たとえ木でも、立派に生きている大切な命のひとつです。

お祓いの方法も、神職の人に依頼して本格的にお祓いするのもいいですし、お神酒や盛り塩を用意して自分でお祓いするのもよいでしょう。

お祓いをしなくても、木を粗末にするために伐採するのではなく、やむを得ず伐採するのですから、バチ当たりというわけではありません。

ですが、何よりも大事なのは、今まで長く生きてきた木に対する、敬意と感謝の意味を込めて供養をするという「心構え」だと思います。

もし伐採のことや、木を切るときのお祓いのことでお困りのことがあれば、お気軽に伐採のプロにご相談しましょう。

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依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「伐採」をご覧ください。

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