薪棚は自分で作れる!大切な薪を保管するために薪棚を自作しよう!

2021.4.30

薪棚は自分で作れる!大切な薪を保管するために薪棚を自作しよう!

電気ストーブや石油ストーブが主流となった今でも、薪を使ったストーブは根強い人気があるのをご存知でしょうか。薪ストーブは、体を芯から温めてくれるだけではなく、有害な物質なども発生しにくいことでも知られています。

さらには、薪ストーブで料理を作ったりと、おしゃれな雰囲気に加えて実用性も高いことも、人気が続く理由です。近年北欧雑貨の人気に火が付き、そんな北欧で主流となっている薪ストーブにも目を付ける方も、多いのではないでしょうか。

そんな薪を使う生活を送る際に、是非そばにあってほしいのが薪棚です。薪棚は、その名の通り薪を保管するための棚なのですが、薪棚はご自身でも作ることができるのです。今回は、あると便利な薪棚の作り方についてご紹介します。

薪棚を作るときのポイント

薪棚を作るにあたって、いくつか守るべきポイントがあります。まずはその前に、薪棚を作るメリットを知っておきたいですよね。どうして普通においておくだけでなく、薪棚を作ったほうがよいのでしょうか。

最も大きな理由として、これから使用する薪が乾燥していく様子を目に見て楽しむことができるという点にあります。薪がキレイに棚に並んでいる様子は、見るとどこか心が躍る感覚になりませんか。

そんな薪を乾燥させるために有効な薪棚ですが、作るときに知っておきたいポイントを見ていきましょう。

最も重要なのは、薪棚を設置する場所選びです。先述したように、薪棚は薪を乾燥させるために設置するといってもよいものです。そのため、日陰で湿気が多い場所での設置は適していません。

薪棚の設置に適しているのは、日の当たりのよい、さらには風の通りがよい場所です。鑑賞するのも楽しい薪棚ですが、実用性の高いものとするのであれば、薪を乾燥させるのに適した場所に設置しましょう。

そのうえで、生活している中で薪を取りに行くのに苦労しない場所のほうがよいといえます。邪魔にならない場所、かつ取りに行きやすい場所に設置することで、寒い冬に薪を取りに外に出ても苦痛にはならないでしょう。

加えて考えておきたいのが、薪棚の大きさや数です。ご自宅で、薪棚を主な暖房器具として使用する場合、それ相応の薪を常にストックしておく必要があります。そのため、ストックする場所もその分必要となり、幅やストックできる量を考えなければなりません。

一方、インテリアとして取り入れている方の多くは、主な暖房器具としては使用せず、あくまで暖かさを補う程度に薪ストーブなどを活用する方もいらっしゃいます。つまり、石油ストーブや電気ストーブ、エアコンなどを主として使いながら、薪ストーブも使う場合です。

この場合は、1年間の薪の消費量はそれほど多くないといえます。薪の消費量は少ないのに、大きな薪棚を作ってしまっては、スペースがもったいないですよね。薪棚は、棚いっぱいに薪が積み重なっているのがひとつの魅力としても考えられます。ご自宅での薪ストーブの使用状況に合わせて、薪棚のサイズも決めてみてくださいね。

      薪棚に薪を保管する理由

薪棚の作り方➀土台と柱を作る

薪棚を作るときのポイントをおさえたら、いよいよその作り方を見ていきましょう。

まずは、薪棚の土台と柱を作っていきます。最重要ポイントは、土台部分をいかにしっかりと作れるかという点にあります。薪は、ご存知の通り非常に重く、それが積み重なるとなると、土台には非常に重いものがのしかかっている状態になります。それゆえ、頑丈でなければならないのです。

さらには、薪を土台から上へ積み上げていくため、土台がきちんと平行でないと、積み重ねた薪が崩れ落ちる可能性もあります。土台部分は、虫食いを起こさせないためにも、コンクリートで作るのが最適な方法であるといえます。

しかし、素人ではコンクリートを流すのは非常に難しい作業となります。そんな場合は、ブロックを並べたり、レンガを並べたりして対応しましょう。その際にも、必ず平行になっているか、水平器を使用するなどして確かめることをおすすめします。

土台がしっかりと水平に仕上がったら、次は柱を立てていきます。頑丈な薪棚に仕上げるためには、角4か所のみの柱だけではなく、寸法の長い面は真ん中にも柱を入れたり、強度を増すために斜めに木材を入れたりするのが有効です。

まずは、4つ角に柱を設置して、金具を使用してしっかりと固めていきましょう。また、屋根の下に設置する木材と垂直に立てる柱には、T字の金具を使用してしっかりと固定することが望ましいです。

柱となる部分の組み立ては、薪棚全体のデザインを左右します。強度がある程度しっかりしたと思ったら、ご自身のお好みのデザインに仕上げていきましょう。

薪棚の作り方②屋根を作る

薪棚の設置場所が雨にさらされるおそれがあるのなら、屋根も作りましょう。もし、雨が降っても濡れない場所に薪棚を設置しているのであれば、屋根は必要ありません。ブルーシートをかぶせるなどの対応をすることも可能ですが、見た目にこだわりがある方は、屋根を設置することをおすすめします。

屋根を設置する場合は、木が雨にさらされる状態にならないよう、合板を張るとよいでしょう。屋根の設置で重要なのは、傾斜をつけることです。山の形のように、左右に水滴を落とす形にするのもよいですし、前後に傾斜を付けて後ろに水滴が落ちるようにするのもよいでしょう。

合板に雨水がたまってサビてしまわないように、雨水の流れも考慮できるとよいです。このような事項に気をつけて、屋根を設置してみましょう。

      薪棚の作り方

薪棚に関する疑問を解消しよう

薪棚を設置するにあたり、多くの方が抱く疑問があります。どんな疑問があるのか、ひとつずつ解決していきましょう。

薪の積み方

薪の積み方は、とても重要です。無造作に積んでいくと、なだれが起きてしまったりする可おそれがあります。せっかくならば、きれいに積み上げたいですよね。

薪の積み方で最もよい方法が、1段ずつ方向を変えて積み重ねていく方法です。薪を4本ほどずつセットにして、まずは縦に4本並べます。さらに、その上に積み重ねる段は下の段の薪とは90度になるように、方向を変えて設置していきましょう。

このような積み上げ方を「井桁積み」と呼びます。井桁積みをすることで見た目を美しくするだけでなく、薪と薪の間の通気性も確保することができるうえに、たとえ奥に設置した薪でも、乾燥させることができるのです。薪棚の本来の目的に沿った積み上げ方であるといえます。

薪棚の製作費

薪棚を設置するにあたり木材を調達したり、金具を購入したりと、薪棚製作にかかる材料費は、おおよそ2万円から3万円といわれています。それは、サイズや、どれほど頑丈に作ったかにもよるため、製作する際は、予算と合わせて完成形を考慮するのもよいでしょう。

それに加えて、仕上げをペンキで塗ったりする場合は、プラスの費用がかかります。せっかく作るのであれば、ご自身の理想通りのものに仕上げたいですよね。丈夫で見た目も美しい薪棚を作ってみてはいかがですか。

薪の乾燥期間

薪を手に入れてから、どのくらい乾燥させればよいのか気になりますよね。薪は、薪棚に置いてからおおよそ1年6ヶ月乾燥させるのが一般的だといわれています。

薪棚に置いてある薪が、いつ入手、または割った薪なのかを把握しておく必要があるのです。薪棚で列を区切るなどして、いつ薪棚に入れたものなのか分かるようにしておきましょう。

まとめ

薪ストーブなどを使用している方には欠かせない薪棚ですが、これはご自身でも作ることができます。薪棚を作ることで、十分に薪を乾燥させることができるほか、インテリアとしても楽しむことができるため、おすすめです。

薪棚を作る際には、まずしっかりと乾燥させられる環境かどうかを確かめましょう。風通しがよいか、さらには日があたるかどうかを確認します。また、必要なサイズも決めておきましょう。

薪棚は、土台が大切です。頑丈に、かつ平行に仕上げ、柱も4つ角だけでなく間柱も設置すると安心です。薪を積み上げるときは、井桁積みをして、薪がしっかりと乾燥するように工夫できるとよいですね。

そんな薪や薪棚に使用する木材の調達は、業者に伐採を依頼してみるのもひとつの手です。ご自身のお好みの材料や方法で、すてきな薪棚を作ってみてくださいね。

伐採を依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「伐採」をご覧ください。

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