チェーンソーのメンテナンス方法|重点的にみる5つの箇所とは?

2021.4.30

チェーンソーのメンテナンス方法|重点的にみる5つの箇所とは?

チェーンソーを定期的にメンテナンスすることはとても大切です。メンテナンスをすれば使用期間も大きく伸ばすことができます。しかし「どこを点検したらいいかわからない」など、その方法がわからず手を付けられないという方もいらっしゃるでしょう。

今回は、チェーンソーのメンテナンス方法について取り上げます。チェーンソーには劣化しやすい場所というものがありますから、重点的に確認することでだれでも簡単にメンテナンスをすることができますよ。

チェーンソーの寿命とは?

チェーンソーの寿命とはどのようなものでしょうか。どんな機械にも寿命があります。家電などでは購入時にだいたいの寿命(10年以上など)が記載されていることもありますよね。

チェーンソーにも寿命がありそうですが、実はチェーンソーは使用頻度などが大きく異なることが多いため、寿命に大きな開きがあります。同じチェーンソーでも使い方によって5年程で故障してしまうことがありますが、反対にチェーンソーのメンテナンスによって20年以上使い続けることもできます。

チェーンソーは正しく使ってしっかりとメンテナンスすることが長持ちさせる秘訣です。では、チェーンソーで劣化しやすい場所はどこでしょうか。
      チェーンソーの寿命とは?

チェーンソーが劣化しやすい箇所はどこ?

チェーンソーの劣化しやすい場所はこちらです。

(1)カッターの刃
カッターの刃は切る対象物の硬さや使用頻度によって摩耗するなど劣化しやすい場所です。

(2)オイルの噴き出し口など
オイルの噴き出し口やオイルの通り道などにゴミが溜まることで、オイルの吐出量が下がり劣化することがあります。

(3)おがくずが溜まりやすい場所
チェーンソー全体におがくずなどが溜まりやすいといえますが、分解しないとわからない場所にもおがくずが溜まりやすく不調を招くことがあります。その場所は本体内部のエンジンの周りやエアクリーナエレメントなどです。

これらの場所はチェーンソーの中でも劣化しやすい場所ですから、定期的にチェーンソーのメンテナンスをすることが大切です。
      チェーンソーが劣化しやすい箇所はどこ?

チェーンソーのメンテンナンス方法

チェーンソーのメンテナンス方法をご紹介します。

【1】清掃方法

チェーンソーにはおがくずなどのゴミがとても溜まりやすいです。おがくずを主に取り除くために準備するものがあります。
 

準備するもの

・エアダスター
細かいおがくずや乾いたおがくずを空気で吹き飛ばして清掃します。

・ブラシ
本体のカバーなど取り外しができる部分はブラシで一気に清掃します。また湿っているなどエアダスターで吹き飛ばしにくいゴミはブラシで清掃できます。

・マイナスドライバー
完全に固まってしまったおがくずやゴミはマイナスドライバーなどの硬い工具で少し力を入れて取り除きます。
 

エンジン回りの清掃方法

本体上部にはネジで止められたカバーがあります。ドライバーでネジを取り外してエンジンや冷却法のホースを露出させます。特にエンジンには隙間が多くおがくずが大量に溜まっていることがあります。3つの道具を使って清掃します。
 

エアクリーナエレメントの清掃方法

本体上部のカバーを取り外して清掃をおこないますが、清掃中ゴミがエンジン内部に入り込まないようにチョークを閉じてからおこないます。カバーを取ったらスポンジのようなエアクリーナエレメントを取って清掃または新しいものと交換します。清掃方法は、たたくかエアダスターによる吹き飛ばしです。破損などがある場合は新しいものと交換しましょう。エレメントが入っていたケースやカバーも同時に清掃します。

【2】カッターの研ぎ方

チェーンソーのカッターは専用の棒やすりで研ぎます。棒やすりはチェーンソーの歯によって太さを変える必要があります。取扱説明書などに適切なサイズの記載がありますから参考にしてください。多いのは4.0mmや4.5mm、または4.8mmのやすりです。刃を研ぐときはくれぐれもエンジンがかかってしまわないように注意してください。

刃を水平に保ちながら、刃の前方に棒やすりを当てます。見立て角度が30°になるように気を付けながらやすりで研ぎます。研ぐときは引くときに削り、押すときには刃先にやすりが当たらないように気を付けてください。

【3】オイル吐出量の確認

オイル吐出量の確認は、ソーチェンの先10cm程のあたりに紙などを敷いておきます。刃を2~3秒回転させて紙にオイルが飛び散るようであれば正常に吐出しているといえます。
 

オイルが吐出しないとき

オイルが吐出しないときは、噴き出し口やオイルの通り道にゴミが溜まっている可能性があります。ソーチェンを分解して清掃していない場合などは起きることがあります。ソーチェンを取り外して清掃することで改善できることがあります。

【4】その他のメンテナンス箇所

A.アイドリング回転数の確認
アイドリング回転数とは、エンジンのスロットルをオフにした状態の回転数です。イマイチよくわからないという方でも簡単に確認することができますから安心してください。

本体側面にL、H、Tなどのアルファベットが書かれた穴が付いています。その中で「T」の表示がある穴が調整できる穴です。穴の奥は+か-の形をしておりドライバーで回すことができます。時計回りに回すことで回転数を上げ、反時計回りに回すことで回転数を下げることで回転数の調整ができるようになっています。調整した後にはかならず動作確認をしますが、確認をしたときに「キンキン」という金属音がしたときは回転数が高すぎです。少し回転数を下げてください。

B.オイル給油
オイルの量を確認して、少なければ足しておきましょう。

C.欠落した部品の確認
欠落した部品がないか確認しましょう。部品が付いていても、オイル供給のパッキンがひびわれているなどしていたらエンジン漏れが起こることがあります。部品が破損していないかのチェックも大切です。
      チェーンソーのメンテンナンス方法

チェーンソーのメンテナンスの注意点

チェーンソーのメンテナンスをするときはかならずエンジンが始動しないようにしておきましょう。チェーンソーは大ケガに繋がることもある危険な機械ですから、メンテナンス時でも十分に注意する必要があります。刃を研ぐなどの作業のときも刃物を扱っているという自覚を忘れないようにすることが大切です。

また、チェーンソーのメンテナンスは定期的におこなうことも大切です。おかくずなどのゴミはきちんと毎回清掃してキレイな状態を保ちましょう。それらはチェーンソーのあらゆる箇所に溜まり故障の原因になることがあります。チェーンソーの刃を研ぐ作業は半年~1年に1回はかならずおこなうようにするとよいです。

エンジンオイルの給油などをおこなうときは、周りの火気にも気を付け2次的な災害に繋がらないように気を付けてください。

まとめ

チェーンソーはメンテナンスをすることで長い期間使用することができます。毎回の清掃を怠らないことや劣化しやすい部分を特に点検することでだれでも簡単にメンテナンスをすることができます。

チェーンソーは危険な機械です。鋭利な刃を持つだけでなくオイルによる動力もするため、多くの危険を伴います。メンテナンスの時であっても細心の注意を払っておこなう必要があるといえます。チェーンソーにはここでご紹介した場所以外にも故障がある場合があります。素人ではおこなえない箇所もありますから、もし故障して直らないという方がいらっしゃいましたら修理業者に直接相談することをおすすめします。

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