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携帯可能な手動ウインチ、チルホールの使い方をご紹介します

投稿日:2017-11-22 更新日:2018-11-13

携帯可能な手動ウインチ、チルホールの使い方をご紹介します。

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『チルホール』は、フック付きのワイヤーを巻き上げることで強力な引っ張り力を発生させる手動ウインチです。チルホールは商品名ですが、非常にメジャーな商品であるため携帯できる手動ウインチをまとめてチルホールと呼ぶのが一般的に定着しています。クレーンのように重量物を吊り上げたり、車を牽引したりといった用途に使用されるチルホールですが、木を引っ張って切り倒す伐採にも使うことができます。本コラムでは、チルホールについての基本知識から、伐採作業におけるチルホールの使い方まで簡単にご紹介いたします。

チルホールの各部名称

チルホールの使い方をご紹介する前に、チルホールがどのような部品で構成されているかを知っておきましょう。各部位ごとに分けてご説明していきます。

・フックワイヤー
牽引する対象物にフックで引っ掛けるワイヤーです。自動車のバンパーやボンネットにはフックを使用しますが、木を伐採する場合はナイロン製のベルトなどを幹に巻き付けて固定し、そこにフックを引っ掛けます。

・チルホール本体(巻き上げ機)
接続されたワイヤーをウインチで巻き上げる本体部分です。本体に取り付けられたハンドルを回す、あるいは何度も前後させることで手動力を巻き上げ機に与えます。巻き上げはおもに『減速機』と呼ばれる速度を牽引力(トルク)に変換する機構によって行われます。これは変速機能付き自転車をイメージするとわかりやすいかと思われます。自転車のギアを軽いものに変えると、速度が落ちる代わりに軽くペダルを踏むだけで前に進むのと同様に、チルホールも軽い手ごたえで重いものを引っ張れるようになります。

・延長ハンドル
てこの原理でハンドルは長い方がより効率よく手動力を伝えられるため、多くのチルホールは延長用の外付けハンドルバーを備えています。

・台付け用ワイヤー
重量物を引っ張る都合上、引っ張る対象に負けない重い土台が必要になります。コンクリート製の構造物や他の太い木があれば、そこにチルホールの尻側からワイヤーを伸ばして固定(台付け)します。
      チルホールの各部名称

チルホールの使用手順

チルホールの使い方は、ざっくりと言うと牽引したいものと土台とをワイヤーでつなぎ、ワイヤーをチルホールで巻き上げて短くしていくことで引っ張り力を発生させます。本項ではチルホールを実際に使う際に、どのような手順を踏むのかを簡単にご紹介します。

・使用部品の安全確認
ワイヤーにサビ付きはないか、ハンドルや本体に亀裂が生じていないかなどが重要になります。また巻き上げ機には事前にグリスを差しておきましょう。

・台付け
チルホールの尻側を土台に固定する作業です。頑丈かつ重量のあるコンクリートなどの構造物が理想的ですが、林の中で伐採するのであれば手近な太い木の幹、切り株なども使用できます。切り倒す木よりも重く、強く地面に固定されていることが大切です。

・牽引用ワイヤーの選択
牽引するワイヤーは太さ(口径)によっていくつか種類が分かれます。基本的には口径が大きいほど頑丈で、より重量の大きいものの牽引に耐えることができます。ワイヤーの耐荷重を把握して、引っ張るものの重量に負けないワイヤーを選択しましょう。

・牽引用ワイヤーの取り付け
フックが引っ掛けられそうな構造をしていればフックを、木の幹など平滑で引っ掛けられる場所がなければ別途ベルトなどを使ってワイヤーをしっかりと繋げます。

・巻き上げ
取り付けたハンドルバーを動かして動力を与え、巻き上げる力に変換します。巻き上げ機がワイヤーを巻いていき、繋がれたもの同士が壮絶な綱引きを始めます。

            チルホールの使用手順

チルホールを使って伐採するには

伐採作業に用いる場合のチルホールの使い方について説明いたします。まず前項にて説明した作業手順にのっとり、手近な大木などに台付けしたチルホールと、伐採対象の木とを繋げます。木の幹がフックの引っかからない太さだった場合は、牽引用のナイロンベルトなどを幹に巻き付けてフックを取り付けます。

伐採における牽引作業は二回に分けて行います。まず第一次牽引は、木に一定の引っ張り力を与えることで、伐採時に思わぬ方向へ倒れていかないよう制御するための牽引です。以降伐採作業はこの状態をキープしながら行い、引き倒すための第二次牽引は、木を切り倒すためにチェーンソーで切り込みを入れた後に行います。

チェーンソーで幹に切れ込みを入れる場合、『受け口』と『追い口』の二つの切り口を作ります。切り倒したい方角に大きく入れる切れ込みが受け口、その反対側で幹が折れやすいように小さく入れる切れ込みが追い口です。このとき追い口は幹がすぐに折れないよう浅く入れるよう気を付ける必要があります。

二つの切れ込みを作ったら、チルホールによる二次牽引を行います。切れ込みによって強度の薄くなった場所が折れ、木が倒れます。大前提ですが、倒木に巻き込まれないよう引っ張りワイヤーは十分な長さを確保するようにしましょう。
      チルホールを使って伐採するには

チルホールを扱う上での注意点

チルホールは1トンを超える強力な力を発生させる器具です。部品が劣化していて破損が起きようものなら、1トン以上の力で金属部品がまき散らされ、作業者や周囲に被害が発生する可能性があります。部品の点検は必ずしっかりしておきましょう。

まとめ

本コラムではチルホールの使い方について簡単にご説明いたしました。要点を下記にまとめます。

・チルホールはワイヤーを巻き上げて重量物を牽引する携帯可能な手動ウインチのこと。
・使い方は牽引したいものと土台とをワイヤーでつなぎ、ハンドルを動かしてワイヤーを巻き上げることで対象を引っ張る。
・木の伐採に使う場合は、まず一次牽引で木の倒れる方向を制御し、牽引した状態のままチェーンソーで切れ込みを入れて二次牽引で引き倒す。
・チルホールは1トン以上の引っ張り力を作り出す装置のため、破損が起きないよう必ず事前に器具の安全確認を行うこと。

木の伐採は機材さえあれば個人でも可能ではありますが、チルホールやチェーンソーの扱いにはどうしても危険がともないます。不慣れな場合は、無理せず専門業者に依頼することもご検討ください。経験豊富な伐採のプロが、安全確実に邪魔な木を切り倒してくれます。

伐採を依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「伐採」をご覧ください。

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この記事を書いた人
生活110番:主任編集者 HINAKO
生活110番編集部に配属後ライターとして記事の執筆に従事。その後編集者として経験を積み編集者のリーダーへと成長。 現在は執筆・記事のプランニング・取材経験を通じて得たノウハウを生かし編集業務に励む。
得意ジャンル: 屋根修理(雨漏り修理)・お庭(剪定・伐採・草刈り)

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2018-11-13 10:31:24
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