枝打ちに必要な道具7選!安全に作業を行うために必要なものとは

2021.4.30

枝打ちに必要な道具7選!安全に作業を行うために必要なものとは

住居の景観に大きな影響を与える庭木。なかにはシンボルツリーを構えているご家庭もいらっしゃるでしょう。
そんな庭木のお手入れで大変なのが、枝打ちですよね。

重労働で、大変な枝打ち。
今回の記事では、そんな枝打ちを少しでも楽にするために、枝打ちに必要な道具をまとめてみました。
ぜひお読みください。

枝打ち作業に必要な道具

枝打ちにはどのような道具が必要なのでしょうか。
切るものに応じて使い分けることが重要です。

木ばさみ

葉先や細枝は木ばさみで剪定するのがよいでしょう。

松などの針葉樹は新しい枝が長く伸びるので、枝先は木ばさみで作業するととてもスムーズにいきます。
狭い木またでも木ばさみは、刃先が尖っているので使いやすいです。

また、サツキやツツジなどは開花前に徒長枝(とちょうし。伸びたままの、勢いの強い枝のこと)が伸びますので、刈込みばさみを使うと花芽を切る恐れがあります。
木ばさみを使って作業することをおすすめします。

剪定ばさみ

直径が1~2cmの枝は、剪定ばさみを使って切りましょう。
木ばさみで切れないことはないのですが、太い枝を切る場合は力がいります。

枝打ちの際は足場が不安定なことが多く、変な力をいれて切ったりすると怪我の元になってしまいますので注意が必要です。

剪定ばさみなら、太めの枝でも切れます。
切れない場合には枝を刃の最奥部に入れて、押し込むようにして切るとよいでしょう。

      枝打ち作業に必要な道具

刈り込みばさみ

玉物・生垣は刈込みばさみで剪定するのをおすすめします。

ツツジなど、玉物や寄植(よせうえ)仕立てにしているものには、刈込みばさみをつかいましょう。
丸みを出したいときには、丸みのあるほうを下にして刈込むと上手に仕上がります。

生垣など上や側面の刈込みなどにも刈込みばさみを使います。
ですが、きれいに平に仕上げるのには熟達した技術を要します。

また玉物・生垣の刈込みには便利な剪定機械ヘッジトリマーというものがあります。
電動・エンジンの両方があり、作業効率はなんと手作業の7倍にもなるそうです。

一般の家庭では、電動のものが軽くて使いやすいのでおすすめです。

剪定ノコギリ

太い枝ははさみではなく、剪定ノコギリを使いましょう。

大体2cm以上の太い枝は、はさみよりも剪定ノコギリで切ると作業が効率的になります。

太い枝を切るときの注意点としては、切る枝の上を手でしっかりと支え、剪定枝の上側から切ることです。
また、切り方が良くないと切り口の癒合が悪く枝枯れができる原因になったり、病害虫の潜入口となってしまったりします。

また、いきなりノコギリで切ろうと枝のつけ根から切り始めると、途中で枝の重みで裂けてしまいます。
裂けるのを防ぐためにも大きな枝を切るときは、枝を手でもって支えられるくらいに切り縮めてから、切るようにしましょう。

木に上るために必要な道具

枝打ちの道具は切るためのものだけではありません。
高所での作業のために木登り用の道具も必要です。

安全ベルト・ハーネス・ワイヤー

体を幹に固定する際に使用します。
安全ベルトには、ベルトと一体化するためのハーネスと、木と体を固定するためにワイヤーを一緒に装備する事が推奨されています。
安全ベルトには腰部分に装着するタイプと、上半身に装着するボディタイプがあります。

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ヘルメット

頭部を守るためには必須のアイテムです。
不意な落下物のほか、自身が木から落下してしまった時にも頭部を守ってくれます。

      木に上るために必要な道具

脚立

木の生え方や枝の伸び具合によっては脚立も必要でしょう。
木の高さや使用する場所に応じたものを用意しましょう。

枝打ちの正しい手順

枝打ちの道具が揃ったらさっそく実践していきます。

まず、多くは枝の根元から切り取ります。
ここで注意したいのは、剪定ばさみで切れないような太い枝を切るときです。
普通の木材を切るように上から切り落とそうとすると、枝の重みで途中から生木を裂くような状態で折れてしまいます。

枝の根元より少し上の部分に切込みを入れてから、枝を切り落とします。
そして枝を切り落とした後に、あらためて枝の付け根で切り落とします。

太い枝を切った後には、市販の癒合剤などを塗っておくと良いでしょう。

細い枝を剪定する場合は、芽の位置に注意して切りましょう。
枝には外芽、内芽がありますが、外芽を残すように剪定します。
内芽を残すと、枝は不自然な形に伸びてしまいます。

また、枝の途中から切り戻す際も、芽の位置に注意してはさみを入れます。
節の間で中途半端に切ると、養分が行き渡らず枝先が枯れることがあります。
はさみは芽の上5~10ミリくらいの位置で、芽の方向に合わせて切りましょう。

繊細に、けれども切るときには思い切りが大切です。

枝打ち作業の注意点

枝打ち作業をする際には、時期にも気をつけましょう。
植物ごとに適した時期というものがあります。

まず、どの植物でも真夏は避けましょう。
どんどん成長するので、木の形が乱れてしまう恐れがあります。

常緑樹でしたら、3月から4月上旬、6月から7月上旬、地域にもよりますが9月、といったところでしょうか。
「常緑樹は冬に切ると風邪をひく」などという言葉もありますので、冬は切らないようにしましょう。

落葉樹は逆に冬が適した時期となります。
葉を全て落としているため、全体のバランスが見やすいです。
また、真冬でしたら太い枝を切っても傷みにくいです。

枝打ちは道具、時期をしっかりと考えて行いましょう。

      枝打ち作業の注意点

まとめ

いかがでしたでしょうか。
枝打ちの道具、それから方法と注意点をまとめさせていただきました。

住居の大事な景観を担う庭木ですから、大切に上手に枝打ちしてあげてください。
もし、わからないことや難しいことがありましたら業者の方に相談してみるのもよいかもしれません。

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