庭木の伐採費用の相場は1万円前後が目安!高さごとの単価と内訳紹介

2021.9.30

庭木の伐採費用の相場は1万円前後が目安!高さごとの単価と内訳紹介

庭木の伐採と一口にいっても、木のサイズや重機を使用するかどうかなど、さまざまな条件によって費用は大きく変わります。

なぜなら、庭木の伐採は木が植えてある場所の条件や育ち方によって伐採作業の難易度や危険度が異なるのです。難易度が高く危険な作業はそのぶん費用も高額になるので、料金に幅があります。

本記事では、木の伐採費用を決定するおもな要素と費用相場、伐採と併せてやっておきたい作業についてご紹介します。費用削減のために、小さな庭木を自分で伐採する場合の方法についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

庭木の伐採費用を決める3つの要素

木の伐採費用というのは、単純に木を切る作業にかかる費用だけを指すのではありません。どのような木を切るか、作業場所がどのような状態かも重要なポイントになるのです。まずは、伐採費用の内訳についてご紹介します。

【伐採費用の内訳】

  • 人件費
  • 作業費
  • 重機代
  • 処分費

上記の4つのうち、ポイントとなるのが作業費重機代処分費の3つです。のちほどそれぞれ詳しくご紹介します。

抜根や整地をすると追加費用がかかる

伐採作業とは、木を根元から切断することを意味します。そのため、伐採後の土地に建物を建てたい場合など、更地にする必要があるときは、伐採に加えて抜根と整地をおこなわなければならないのです。

・抜根
漢字のとおり木の根を抜き出す作業です。大木の場合は建物の基礎や配管などに絡んでいるおそれがあるので注意が必要です。費用は、幹の直径が15センチメートルほどの木の場合で3,380円が相場です。
※料金は、抜根作業をおこなう業者5社のホームページに記載されている料金の平均値を算出したものです。

・整地
建物を建てたり広場のように使ったりしやすいように地面を平らにならす作業です。建物を建てなくとも、でこぼこがなくなれば歩いやすいので、日常的にも使いやすい場所になります。

抜根と整地は、伐採をおこなうすべての人に必要な作業ではありません。そのため、どちらも別料金がかかるオプションです。必要な場合は業者に事前に相談して見積りをとっておきましょう。

庭木の伐採費用に含まれる【作業費】の内訳とは

【要素1】庭木の高さ

最初に「作業費」としてご紹介したのが、庭木のサイズや種類によって変わる費用です。そして、多くは庭木の高さによって費用が決まります。低木・中木・高木の3つに分けて費用を設定している業者が多いので、それぞれの相場をご紹介します。

分類 高さの目安 費用相場
低木 3メートル未満 3,540円
中木 3~5メートル 9,780円
高木 5~7メートル 23,400円

※掲載料金は、伐採業者5社のホームページに記載されている料金の平均値を算出したものです。

高木よりも大きな木を伐採する場合は、相場が決まっておらず、別途見積りをとるよう促している業者がほとんどです。また、木の種類によっても上記の相場に当てはまらない種類はあります。具体的には、松の木が例外とされるケースが多いです。

大木や松などの伐採費用はもちろんのこと、詳しい費用は業者ごとに少しずつ異なります。上記の目安の他に、幹の直径や葉張りなどを基準に料金を決めている業者もあるのです。より正確な金額が知りたい場合は、業者に見積りを依頼しましょう。

【費用1】庭木の高さから考える伐採費用の相場

【要素2】重機の使用

木の伐採は、人の手でおこなう場合と重機を使用する場合があります。一般家庭の庭木伐採程度なら人力で作業できる場合が多いですが、広大な庭がある場合は重機を使うケースもあるので、ご紹介します。

重機の使用には国家資格をもったオペレーターが必要です。作業場所まで運ぶためにも費用がかかりますし、状況に応じて役所などに申請が必要な場合もあります。一見面倒くさそうな条件ですが、安全に伐採をおこなうために必要なことなのです。

狭い場所での作業は、小回りが利いて細かい調整ができる人力が最適ですが、大量の木を切るなどの大規模な伐採には重機を使用したほうが効率的です。大量の木を伐採する場合は、重機の必要性についても業者と相談して決めましょう。

よく使われる重機と費用の目安

伐採に使われるおもな重機は、クレーン車とショベルカー(油圧ショベル、パワーショベル、ユンボと呼ばれることもある)の2種類です。クレーンは伐採した木を支えたり運んだりするときに、ショベルカーは伐採作業によく使われます。「自分の依頼は重機が必要なのではないか」と思った場合は、重機ありとなし両方の見積りをとりましょう。

重機は、基本的に1日単位でレンタルします。1日あたりの費用相場をご紹介しますので、参考にしてください。

クレーン車

  • 12~13トン:52,000円
  • 25トン:62,600円

ショベルカー
6,900円

何日も重機を使用すればそのぶん費用はかさむので、なるべく短い日数で作業を終えることができるように業者に相談しておきましょう。

※掲載料金は重機レンタル業者5社のホームページに記載されている金額の平均値を算出したものです。

【費用2】使用する重機によっても伐採費用は変わる

【要素3】伐採後にかかる処分費

処分費とは伐採した木を運び出したり、処分したりするときにかかる費用です。伐採後の木は、特別な理由がない限りすぐに処分することをおすすめします。なぜなら、放置しておくと虫が住み着くおそれがあるからです。

木のサイズが大きくなればなるほど、伐採した木をそのまま運び出すことは難しくなります。そのため、引き取り処分をおこなっている伐採業者もあるのです。引き取りの費用は、伐採した木1本あたりいくらとしている業者もあれば、トラック1台いくらという決め方をしている業者もあります。

どちらにしても、伐採した木はトラックに載せて運びます。処分費にはトラックの運賃や移動の費用がかかるので、金額に幅があり相場を提示するのが難しいのです。細かい金額設定は業者に確認が必要です。

買い取りで処分費は安くできるかもしれません

伐採は、木を切るだけでなくオプションでやっておきたい作業がたくさんあります。そのため、あれこれ依頼しようと思うとどうしても費用が高くなってしまうのです。

そこで、費用削減としてできることのひとつに、木を買い取ってもらうという方法があります。伐採した木の種類によっては、貴重な木材として材木店などに買い取ってもらえることがあるのです。伐採費用をすべて補う金額での買い取りは難しいですが、多少は費用を抑えられることがあります。

ただし、虫食いや腐食のない状態のいい木でなくてはなりませんし、ある程度の太さや長さも必要です。山での伐採で出た木を対象としている場合が多いので、一般家庭で小さい木を伐採した場合は難しいかもしれません。そして、もしも買い取りが不可となった場合は、処分費をかけて処分する必要があるので注意してください。

また、買い取りのように収入があるとは限りませんが、「薪ストーブ用の木材がほしい」などの依頼が投稿されているサイトもあります。無料で木材を譲ることになる可能性は高いですが、処分費としてお金がかかるよりは安くなるので、利用してみるのもおすすめです。

庭木の高さから考える伐採費用の相場

伐採を依頼する業者の選択肢

伐採を依頼する際に迷うのが業者選びです。伐採作業を依頼できる業者は、大きく3種類に分けることができます。それぞれの業者の特徴をご紹介しますので、確認しておきましょう。

伐採業者

伐採業者は、伐採作業をおこなうことを生業とした専門業者です。業者によって庭木のお手入れとして剪定作業を依頼できることもあります。

メリット

  • 専門的な知識や技術をもっており、的確に不要な木だけを美しい仕上がりで伐採することができます。
  • 抜根や伐採後の木の処分までまとめて依頼できる可能性も高いです。
  • 障害物の多い場所など、危険な状況にも慣れたスタッフがいることが期待できます。

デメリット

  • 業者によっては個人の伐採に対応していない場合や、複数本伐採する場合のみ対応可能など、条件が設けられていることがあります。
  • 伐採や抜根など、庭の管理に関係することしか対応できないので、家で他に困っていることがあっても、まとめて対処を依頼することはできません。

便利屋

伐採に特化しているのではなく、生活のなかで起こるさまざまなトラブル解決に努めている業者です。対応できる作業内容は業者によって異なります。

メリット

  • 伐採作業だけでなく、電球交換や倉庫の片付けなどのさまざまな仕事を受けているので、家のお困りごとをまとめて相談することができます。

デメリット

  • 伐採の専門家がそろっているわけではないので、専門的な知識や技術は伐採業者に劣ります。
  • 基本的に作業としては伐採業者と同じことをおこなうので、特別費用が安くなることはあまりありません。

シルバー人材センター

定年退職者が自分の特技を生かして割安な料金でさまざまな作業を引き受ける、地域貢献を目的とした団体です。

メリット

  • 他の2種類業者に比べて、とにかく費用が安いという特徴があります。
  • 伐採専門業者ではないので、別の作業をまとめて依頼することができる場合もあります。

デメリット

  • 伐採技術をもったスタッフがたくさんいるとは限らないので、対応までに時間がかかるおそれがあります。
  • 専門的な知識や技術は伐採業者に劣るので、周りの植物への影響まで考慮した作業ができない場合があります。

小さな庭木を自分で伐採する方法

伐採は作業自体が難しいことはもちろん、切った木が倒れることで周囲の建物や植物を傷つけてしまうおそれがある危険な作業です。そのため、基本的には業者に作業を依頼するのがおすすめです。

しかし、樹高3メートル以下、幹の直径20センチメートル以下の木であれば自分でも伐採できるといわれています。費用削減のためにどうしても自分で伐採したいという場合は、必要な道具をそろえて、正しい手順で伐採作業をおこないましょう。

妥当な伐採費用かどうかを見極めるには

伐採作業に必要なもの

伐採作業はいつでも簡単にできるものではありません。まずは必要なものをそろえましょう。身に着けるものと作業に使う道具に分けてご紹介しますので、不足がないよう準備してください。

【服装】
・防護服(厚手の長袖長ズボンの服)
作業中にケガをしないように手足を守れるものを着用しましょう。
・保護メガネ
木くずが目に入らないようにするために必要です。
・ヘルメット
万が一木が倒れたり枝が落ちてきたりしても頭にケガをしないために身に着けます。

【道具】
・チェーンソーかノコギリ
木を切るときに使用します。使い方をよく確認して、ケガのないよう注意して使いましょう。
・ロープ
木を障害物のない場所に的確に倒せるよう調整するために必要です。
・ゴミ袋
伐採した木を細かくしてまとめて捨てるために使います。

伐採方法

伐採をする際にお祓いをしたほうがいいという考えがありますが、お祓いはしてもしなくてもかまいません。気になる方はお酒やお塩を用意して、お祓いをしてから伐採作業を始めましょう。

なお、伐採作業を1人でおこなうのは危険です。倒れた木が自分に向かってくるなど、トラブルが起こった際に迅速に救助や助けを求める連絡ができるよう、家族や友人に手伝ってくれるようお願いしておきましょう。

【手順】
(1)木を倒す方向を決める
建物や残したい植物がない方向で、かつ人が通ることがない場所に倒しましょう。
(2)ロープを張る
確実に決めた方向に木を倒せるように、倒したい方向に引っ張るようにロープを張ります。
(3)木を切る
チェーンソーやノコギリを使って木を根元から切り、決めていた方向に倒します。
(4)木を処分する
細かく切り刻んでゴミ袋に入れて捨てましょう。

まとめ

伐採には、木を切るための費用や伐採後の木の処分費用、重機を使う場合は重機代など、さまざまな費用がかかります。抜根や整地が必要な場合は、そのぶんの費用も必要になるため依頼をためらってしまう方がいるかもしれません。

しかし、長く放置すればするほど木は大きく太く生長します。自分での伐採はできなくなり、業者に依頼する費用も高額になってしまうのです。放置した木が腐って害虫が寄ってくる危険性もあるので、不要な庭木は早めに伐採しておきましょう。

庭木の伐採作業を請け負っている業者は数多くあります。業者探しも大変ではますますやる気がなくなってしまうという方は、一度弊社にご相談ください。お電話で状況とご希望の作業内容をお伝えいただければ、おすすめの業者をご紹介します。

見積りは複数の業者からとることもできますので、弊社のサービスを利用して作業内容と費用に納得のいく業者を見つけましょう。

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木々の伐採は大きな木であればあるほど、危険度が上がってきます。自分で伐採したら電線に引っかかってしまった!なんて事がないように、安全のためにも伐採はプロにお任せしましょう!

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