ハナミズキの伐採は本当に必要?小さくするなら剪定という選択肢も!

2021.4.30

ハナミズキの伐採は本当に必要?小さくするなら剪定という選択肢も!

大きくなりすぎたハナミズキを伐採、剪定しようと悩んではいませんか。大きくなりすぎたハナミズキは、伐採しなくても、剪定である程度小さくすることが可能です。しかし、剪定にも限界があるので、今後のことを考えてハナミズキを伐採するのもひとつの方法です。

また、白い粉のようなものが葉に付着している場合は、うどんこ病という病気になっている可能性が高いです。病気や害虫被害がひどい場合は、伐採を検討したほうがよいでしょう。この記事では、伐採する場合の手順やポイント、かかりやすい病気、業者に依頼した場合の費用相場などを解説します。

ハナミズキの伐採は本当に必要?

大きくなりすぎたハナミズキは、伐採しなくても剪定で小さくすることができます。剪定をおこなう際の、必要な道具や手順をみていきましょう。剪定後は、切り口のケアをする必要があります。

ハナミズキの伐採は本当に必要?小さくするなら剪定という選択肢も!

剪定の道具を準備しよう

ハナミズキの剪定をする際に、そろえておきたい道具は下記のものです。ホームセンターなどで、購入できます。用途に合わせて道具を用意しましょう。

●植木バサミ

剪定をする際に、よく使われるハサミです。柄のすき間が大きいハサミで、切りたくない枝を傷つけてしまうことを防ぐことができるのが特徴です。植木バサミは、1センチほどの太さの枝を切るのに適しています。

●剪定ハサミ

剪定ハサミとは、剪定をおこなう際に便利な専用のハサミです。柄の内側にバネが設置されているのが特徴です。剪定バサミは、植木バサミでは対応できない2センチほどの太さの枝に対応しています。

●切り込みバサミ

切り込みバサミは、樹形を整えるのに使います。柄の長さを調整することができるので、高い位置の剪定をするのに適しています。大きくなりすぎたハナミズキの剪定には、あると便利です。

●あると便利なもの

高い場所の剪定をおこなう場合は、脚立があると便利です。ハナミズキの高さに合わせて準備しましょう。軍手やゴミ袋もあると、剪定後の枝や葉を集めるのに便利です。軍手は、滑り止めやケガの防止になるので、使うことをおすすめします。

剪定の基本手順

剪定の基本手順をみていきましょう。ハナミズキの剪定は、基本的に冬の時期におこないます。春などの生育する時期を避けることで、枯れるリスクを減らすことができます。

①高さを決める
ハナミズキの理想の高さを決めていきましょう。仕上がりよりも、小さめに高さを決めておくと葉が茂ったときによい高さになります。決めた高さに主幹を剪定していきます。主幹は、木全体で、一番太い枝のことです。高さを決めたら、その高さに近い枝分かれしている枝を切り落とします。

②花芽や葉芽をみつける
12月くらいになると、花芽や葉芽ができています。丸く膨らんでいるのが、春先に花を咲かせる花芽で、小さい細い芽は、葉芽です。花芽や葉芽を切り落としてしまうと、春先に花が咲かないという失敗が起きてしまいます。

③樹形を整える
主幹の高さを決めたら、樹形を整えていきます。太い枝は、樹形に大きく影響するので、見極めながら剪定していきましょう。太い枝の剪定が終わったら、細い枝も剪定していきます。花芽や葉芽がついている枝は、残すように剪定するとよいです。春になれば、新しい枝も出てくるので、芽がついていない枝は切り落としてしまいましょう。

管理しやすくするための剪定ポイント

ハナミズキの木の高さを抑えることで、日々の手入れも難しくなくなるでしょう。前述の木の高さを決めるときは、手入れのしやすさを考慮して決めることをおすすめします。

剪定後は切り口のケアを!

ハナミズキは、剪定に弱い植物です。そのため、剪定後は、切り口のケアをしてあげましょう。枝の断面が腐らないように、癒合剤を塗るとよいでしょう。癒合剤を塗ることで、木の水分の蒸発を防いだり、雑菌の侵入を防いだりできます。

やっぱりハナミズキを伐採するなら……

ハナミズキの剪定は、限界があるので、伐採も検討しようという方は、プロに相談することをおすすめします。ハナミズキの伐採にかかる費用の内訳や費用相場をみていきます。

伐採にかかる費用内訳

ハナミズキの伐採にかかる費用の内訳は、おもに伐採費用・処分費用・出張費などです。伐採費は、ハナミズキの大きさで変動します。依頼する業者に確認してみましょう。また、伐採時に重機を使用した場合は、その費用もかかってきます。庭などは森林と違い、作業が比較的おこないやすいため、全体の費用をおさえることが可能です。

ハナミズキの伐採は本当に必要?小さくするなら剪定という選択肢も!

伐採の費用相場は?

ハナミズキの伐採の費用相場は、大きさにもよりますが、約2,000円~10,000円です。業者によって費用は異なるので、依頼する業者に事前に相談してみましょう。業者に依頼する場合は、複数の業者から見積りをとりましょう。複数の業者から見積りをとることで、相場を比較することができ、自分に合う業者を選ぶことができます。

自分では伐採できないの?

一般的には高さ約3m以下で直径20cm以下の木なら、自分で伐採することが可能とされています。しかし、道具をそろえる費用はもちろん、作業にケガのリスクもともなうため、業者に依頼することをおすすめします。

また、伐採したあとの抜根作業も自分でおこなうのは非常に大変です。ハナミズキの伐採を検討する場合は、業者に依頼するほうが安心でしょう。伐採したあとの、ハナミズキの処分も同時におこなってくれます。

枯れて弱ったハナミズキも伐採するべき?

ハナミズキの伐採を検討している方の中には、大きくなりすぎたという理由のほかに、病気や害虫被害がひどいからということも挙げられます。そこでここでは、ハナミズキがかかりやすい病気や害虫被害を解説していきます。

ハナミズキの伐採は本当に必要?小さくするなら剪定という選択肢も!

葉の表面が白い粉をまぶしたよう

ハナミズキがかかりやすい病気のひとつに、うどんこ病というものがあります。この病気は、新芽や若葉に白い小麦粉のような粉のようなもの付着している病気です。粉の正体はカビで、梅雨明けに葉が落ちたり、開花の時期が遅れてしまったりするのが特徴です。木全体の風通しをよくすることや、殺菌剤を散布しておくことで、うどんこ病を予防できます。

葉が食べられている

葉が食べられている被害がある場合は、アメリカシロヒトリという害虫の被害を受けているおそれがあります。アメリカシロヒトリは枝咲きに糸を張って、巣を作り、その中で多くの幼虫が固まって過ごしながら葉を食害していきます。

アメリカシロヒトリをみつけたときは、毛虫に有害な殺虫剤を散布して駆除をおこないましょう。予防策は落ち葉の下で、冬を越しているサナギを駆除することでハナミズキを守ることができます。

幹の表面に穴が開いている

幹の表面に穴が開いている場合は、コウモリガという害虫に食い荒らされているおそれがあります。コウモリガは、茎や幹に幼虫が食い入り、トンネル状に食い荒らしています。幼虫は、ハナミズキ周辺の雑草の中にいます。4月~7月にかけて発生するので、ハナミズキに食い入る前に殺虫剤を散布して駆除しましょう。

まとめ

ハナミズキは、伐採しなくても、剪定をおこなうことで、木の高さを抑えたり樹形を整えたりすることができます。一度剪定で枝葉をすっきりさせたあとでも、こまめに手入れするのが重要です。しかし病気や害虫の被害など、自分の手に追えなくなった場合は、伐採の検討をしてもよいかもしれません。

ハナミズキの伐採は個人でおこなうのが難しいため、伐採作業をおこなってくれる業者に依頼することをおすすめします。業者に依頼する場合は、複数の業者から見積りをとりましょう。複数の業者から、見積りをとることで、ハナミズキの伐採費用の相場を比較することができます。

生活110番では、伐採を検討している方へ、業者を紹介しております。まだ検討中という場合でも、お気軽にご相談ください。


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